2016年6月26日日曜日

金沢駅もてなしドーム下で行っていた雑貨×作家マーケットでガラスペンを購入

本日の午後からは石川県立音楽堂で行われた金大フィルの演奏会を聞いてきたのですが,その後,金沢駅もてなしドーム下で行っていた雑貨×作家マーケットを観てきました。

入口は次のような感じ。

次のような感じで,かなり沢山の店が出ていました。

こういうマーケットで,色々な雑貨を見て回るのは中々楽しいのですが,安易に買うと,部屋の中がさらに雑然としてしまうので,これまではなるべく衝動買いはしないようにしてきました。

そんな中,ガラス関係の店先にガラスペンが置いてあるのを見つけました。ガラスペンについては,存在は知っていたのですが,なかなか手に取って試すことはできませんでした。今回「試し書きしてみてください」と書かれており,インクボトルの中にペン先を浸して,試し書きができるようになっていたので,どれぐらい書けるのだろう...と気になってやってみたのが運の尽きでした。


毛細管現象(万年筆も同様だと思うのですが)でペン先にインクが溜るようなのですが,予想よりも沢山書くことができました。書き味もなかなか新鮮で,「これは面白いかも」と思いました。

自分の家に,ずっと使っていないインクボトルがあったを思い出し,「これとの組み合わせで絵を描くのに使えないかな?」などと思っているうちに,店の人が良いタイミングで声を掛けてきました。

ペンはあまり寝かせて使わない方が良いとか,使い方の説明を聞いているうちに,「それでは...」ということで買うことにしました。\2000という値段が高いのか安いのか分からなかったのですが,さんざん試し書きをした後だったので,「良いかな」と思い買うことにしました。

帰宅後,早速試してみました。我が家にあるのは,「極黒」というセーラーの万年筆用インク・ボトルです。これは乾くと水に溶けなくなるので,水彩画の下書きなどに使えるかな,と思い買ったものです。ただし,万年筆に入れるには,吸入用のカートリッジを付けたり,ちょっと手間がかかるので,これまであまり使ってきませんでした。


使う時は,ガラスペンをボトルに入れるだけ。

描いてみると次のような感じでした。ガラスペンだと手軽に付けて使えるので,インクボトルとの相性は良さそうです。


丸い軸なので,ペン立てのようながある方が使いやすいようです。取りあえずは無印良品の歯ブラシ立てに立ててみました。

というわけで,文字を描くよりは,絵を描くのにいろいろ使ってみようなか,と考えています。年賀状用に使えないかな?

2016年6月19日日曜日

父の日のプレゼント...夜の9時過ぎにもう一つ。リンツ(Lindt)のチョコレート詰め合わせ

先のメッセージで,子どもからは父の日のプレゼントは「無かった」...ようなことを書いたのですが,夜の9時過ぎにいただきました。

何をくれるのだろう?と思い包みを開いてみると,金沢駅百番街Rintoに少し前にオープンしたリンツ・チョコレートでした。「リントのリンツ」ですが,リンツというのはLindtが原綴です。

次のような感じで金色の箱に入った,Lindor(リンドール)というチョコレート4種詰め合わせでした(Orは,フランス語だと金色ですね)。

中には,一見キャンディのような感じでした。
 チョコレート4種類の内訳は,赤(ミルク(これが普通?)),茶色(ヘーゼルナッツ),青(ダーク),金色(ホワイトチョコ)。

せっかくなので包みを開けてみました。開けたからには試食ということで,夜9時過ぎでしたが,子どもと一緒に食べてみました。ガブッと噛むと,中にはドロッとしたチョコレートがもう一段入っており,おおっとなりました。本場の味という感じでした。
問題は保存方法でしょうか。「15~18℃で保存するようにしてください」と書いてあるのですが,この季節,常温だと厳しいですね。取りあえずは冷蔵庫に入れておこうかと思います。

本日は父の日 越後の酒(越乃寒梅,八海山,加茂錦)飲み比べセットをもらいました。

6月の第3日曜日は父の日ということで,プレゼントをもらいました。厳密に言うと,子どもからもらうべきものなのですが...妻からもらいました。もらったのは,越後の日本酒の小瓶3点セットです。このところ,アルコールの中では,日本酒がいちばん好きなので,こういうプレゼントがいちばんかもしれません。

詰め合わせで入っていたのは,越乃寒梅,八海山,加茂錦です。前の2つは,全国的によく知られたブランドですが,最後の加茂錦というのは聞くのは初めてです。
パッケージには,それぞれのお酒の特徴のレーダーチャートが付いていたのですが,それぞれいちばん突出しているのが次のとおりでした。

  • 越乃寒梅:淡麗,旨味
  • 八海山:芳香,甘み
  • 加茂錦:酸味(その他は八海山とほぼ同様)

それぞれ好みの問題ですが,越乃寒梅のポイントの高かった,淡麗と旨味が一般的な評価の軸なのかもしれません。それと,各軸のバランスの良さというのも重要なのでしょう。本日は,とりあえず越乃寒梅を常温で飲んでみたのですが,日本酒の場合,温度もポイントですね。

明日は冷やしてみて,各種飲み比べをしてみたいと思います。個人的には...記録を残してみたくなるのですが...性格的に変なところに凝り過ぎてしまいそうなので,取りあえずは飲み比べだけにしておきたいと思います。

2016年6月12日日曜日

一部オープンした「ロックの殿堂ジャパンミュージアム」を眺めてきました。

6月9日,旧うつのみや書店柿木畠本店の跡地に「ロックの殿堂ジャパンミュージアム」が部分的にオープンしました。「なぜ金沢に?」という気はしますが,公式Webサイトの情報によると国内発進出とのことです。

4階建ての建物のうち,1階のショップと4階のイベントスペースがオープンしたとのことで,早速眺めてきました。近隣の様子も含め写真で紹介しましょう。

金沢市役所裏に自転車を留めて,柿木畠方面へ。この辺の細い路地を抜けていく感じが昔から好きです。

おなじみ「もっきりや」 です。
旧うつのみやビルです。この建物全体が「殿堂」になるとすれば,かなり大きいですね。
ショーウィンドウにはエレキギターが展示されていました。背景が金色というのは,金沢らしいですね。

入口です。

看板です。

ドアの取っ手もエレキギターの形です。

ロック・ミュージシャンの名前の入ったTシャツが展示されていました。

1階のショップです。Tシャツやポスターなどが沢山あったようです。個人的にはもっと文房具があると良いかな,と思いました。金沢オリジナルグッズも欲しいところです。

4階に向かうエレベータの扉。こちらもエレキギターのデザイン

ピクトサインもいちいち凝っています。

4階です。ロックの歴史を示す年表が掲示されていました。

後から撮影禁止と気づいたのですが...雰囲気を伝えるためにご紹介しましょう。ロックのLPレコードのジャケットが何枚も展示されていました。この展示は,金沢工業大学のコレクションのようです。


私自身,ロック・ミュージックの中で聞いたことがあるのは,エルヴィス・プレスリーとビートルズだけなのなので(というか,ロックというジャンルの定義が分かりにくいですね),展示については,あまり有難味が分からないのですが,街中にイベントスペースが増えたことは良かったのではないかと思います。

近年,世界的には物理的な形を持った音盤というものが消えてきているのですが,展示を見ながら,博物館を作るならば,LPレコードのような実体のあるものは重要だなと改めて思いました。

最後は金沢市役所前。新しいロゴマークでしょうか?




21美で行われた第七劇場ツァー2016 金沢公演「オイディプス」へ。盛大なノイズ入りの暗転を交え,「目がひとつ多いオイディプス」の悲劇がシャープに伝わってきました。

本日は19:30から金沢21世紀美術館のシアター21で第七劇場による「オイディプス」が上演されるということで,自宅で夕食を食べた後,見に行って来ました。19:30開始というのは珍しかったのですが,金沢の場合(特に土曜日だと),余裕で夕食を食べてから観ることができるので,こういう設定も良いな,と思いました。

今回の公演ですが,実は,第七劇場という劇団よりは,「オイディプス」の方に反応して観に行くことにしました。それと,「21美のシアター21ならば」ということで観に行くことにしました。この場所でのライブは,毎回,迫力のあるパフォーマンスを集中して楽しむことができます。

今回の「オイディプス」は,演劇の原点と言っても良い古代ギリシャのソフォクレス原作による2500年前のシナリオがオリジナルです。それを18世紀ドイツ啓蒙主義時代の詩人ヘルダーリンが訳しています。今回は,そのヘルダーリン版をベースに,第七劇場の鳴海康平さんが,再構築して作ったものです。

終演後の鳴海さんのトークでは,「分かること」や「知ること」に固執している現代社会と18世紀のドイツ啓蒙主義時代との共通性に着目し,知ることに固執した傲慢なオイディプス王が罰が受けるという点にポイントを置いた(多分)ことが紹介されました。なるほど,と思いました。そして,2500年前(日本で言うと縄文時代!)の作品が現代に通用することに驚きました。

# ちなみに英語タイトルは,「OEDIPUS TYRANT」となってました。Tyrantというのは,辞書的には,「暴君」「専制君主」ということで,その傲慢さを強調していたのではないかと思います。

シアター21は,「スタージ」がなく,お客さんと俳優が同じフロアにいる感じになります。役者さんの衣装も,「現代日本の若者の普通の衣装」でしたので,「オイディプス」が等身大の若者として伝わって来ました。

ストーリー展開は,ほぼ原作どおりで(多分),オイディプスが国を乱しているものの犯人を捜すために神託を聞いたところから話が始まります。お客さんの方は,「犯人はオイディプス自身なのに...」と分かっているので,最後の悲劇も読めます。どういうドラマで,そこに至るのか?がこの作品の見所なのだと思います。

ただし,普通のドラマティクな展開とは一味違ったものにしようという工夫も随所に見られました。というか,その点が鳴海さんの主眼だったのだと思います。

場面転換をする代わりに,何回も暗転していました。その度に強烈なザーッというノイズ音声が入ります。このことによって,ブツっとドラマの流れが切れ,余韻が消えてしまいます。そして,その後は,異様なまでに明るい蛍光灯の照明に切り替わるなど,ドキッとさせるような瞬間の連続でした。

役者さんでは,やはりオイディプス役の小菅紘史さん(なぜかスキンヘッドでした)の演技が見ごたえがありました。取り巻きのコロスなどは,不思議な抑揚を付けて,「近頃の若者は...」と言われそうな効果を出していたので,小菅さんの激しい演技だけが浮いているように見えるのが面白いと思いました。

自分の正体を知る場面での王妃イオカステとの絡みの部分では,ノイズによる暗転ではなく,通常の暗転でしたが,一つセリフを言うたびに暗転が繰り返される感じなっており,クールで不思議な高揚感がありました。

強烈なノイズで区切られながら,次第に追い詰められていく展開に強く引き込まれました。ノイズの音を聞くたびにドキリとするようなところはありましたが,ギリシャ悲劇の精神がしっかりと生きているのも素晴らしいと思いました。

今回の上演全体を通じ,構成・演出・演出・美術をすべて担当していた鳴海康平さんのコンセプトは,しっかりと表現され,伝わっていたのではないかと思いました。

いずれにしても,役者さんとの距離が非常に近い小ホールでのプロのパフォーマンスは本当に見ごたえがあります。21美では定期的に演劇公演を行っているので,刺激を得るために,また出かけてきたいと思います。

以下は今回の公演のでデータです。

第七劇場ツアー2016金沢公演(金沢21世紀美術館芸術交流共催事業)
OEDIPUS TYRANT: オイディプス
2016年6月11日(土) 19:30~

原作:ソフォクレス,ヘルダーリン
構成・演出・美術・約:鳴海康平
テ―バイの王オイディプス:小菅紘史,オイディプスの義弟クレオン:伊吹卓光,預言者テイレシアス:米谷よう子,王妃イオカステ:菊原真結,コリントスからの支社:峰松智弘,元テ―バイの羊飼い:堀井和也,コロス:川田章子,佐々木舞,田中みな



公演前に「雲を図る男」付近を撮影


こちらは,タレルの部屋です。この時間帯はライトアップもしているので,かなり大勢の人が入っていました。

2016年6月11日土曜日

西田幾多郎記念哲学館で第72回寸心忌記念講演会 島薗進「近代日本知識人の死生観」近代日本の文学者などの死生観のダイジェスト 聞きごたえがありました。

本日は午後から石川県西田幾多郎記念哲学館で行われた島薗進氏による第72回寸心忌記念講演会「近代日本知識人の死生観」を聞いてきました。寸心というのは,石川県宇ノ気町(現かほく市)出身の西田幾多郎の居士号で,6月7日の命日を寸心忌として毎年記念講演会を行っています。


最近,死生観に関心があるので,聞きに行くことにしました。島薗さんの専門は宗教学で,上智大学グリーフケア研究所所長で東京大学名誉教授です。「グリーフケア」という点で,自分の子どもを亡くしている西田幾多郎と通じる部分があります。島薗さん自身,プライベートで金沢にも縁があるということで,今回の講演にはぴったりの講師と言えます。

講演の内容は,近代日本の文学者を中心とした知識人の死生観を紹介していく内容でした。

近代以前から「念仏を唱えれば救われる」という伝統的な死生観が特に石川県ではずっと続いているのですが,明治時代,加藤咄堂(とつどう)により死生観という使われるようになった後,文学作品を中心に,人間の死に対して色々な捉え方が出てきました。今回は,加藤咄堂に加え,中江兆民,藤村操(”哲学的自殺”をした人),志賀直哉,吉田満などの死生観が紹介されました。

それぞれに,実際のテキストも紹介されたので,実際に読んだような気分になりました。その中では,特に志賀直哉のいくつかの作品が気になりました。高校の時の教科書に出て来た『城の崎にて』などはこの際読み返してみたくなりました。今読むと,違った感想を持ちそうです。また,太平洋戦争末期の戦艦大和の無謀な”特攻出撃”から生き残った吉田満による文章も気になりました。

というわけで,非常にボリュームのある内容だったのですが,その分時間が足りなくなり,最後のパートの「がんで死にゆくものの悲しみ」についてはざっと紹介するだけになりました。その部分がちょっと気になったのですが...。この部分については,会場で販売していた島薗先生による『日本人の死生観を読む:明治武士道から「おくりびとへ」』の中に記述があったので,この本を買って読むことにしました。講演会の後,先生からサインをいただくことができたのですが,考えてみると,これはなかなか上手い商売(?)ですね。


個人的には,最近これまで関心のなかった,浄土真宗などの伝統的な宗教に基づく死生観にも意味があると思うようになっているので,今回紹介のあった,死生観と対比しながら,自分なりの死生観について考えてみようかなと思っています。そのよいきっかけになるような内容でした。

さて,哲学館の周辺の写真です。

まず駐車場から哲学館に伸びる「思索の道」です。ちょっと坂道になっているせいで,ゆっくりと歩いてしまうので,文字通り思索には丁度よさそうです。

哲学館が見えてきました。

ここからの眺めも気持ちが良いですね。

哲学館の前に移設されている幾多郎の書斎の「骨清窟」。

哲学館の中の吹き抜け。丸くなっているのが哲学的(?)ですね。

 




2016年6月5日日曜日

ディズニー御一行様が加賀百万石まちなかパレードに登場。ものすごい人出。午後からは金沢城公園周辺をうろうろ。

今日の午前中は,ディズニーのキャラクターたちが,金沢のメインストリートをパレードする「加賀百万石まちなかパレード」が行われるということで,家族で見物に出かけてきました。かなり混雑するだろうとは予想していたのですが,恐るべき集客力でした。武蔵が辻交差点から香林坊交差点まで,歩道はぎっしり人出埋め尽くされていました。

キャラクターの写真を掲載するのは問題があるかもしれませんが,「イベントの雰囲気を伝えるため」ということで,ご紹介しましょう。

本日は,南町付近で見ていました。北國新聞社,東横インの前です。

登場するまで,かなり待たされたので(というか,スタート30分以上前から場所取りをしていたので),まわりにいた子ども隊も待ち切れずに武蔵が辻方面をしきりと眺めていました。

ようやく登場。青と白がイメージカラーのようで,爽やかそうな若者たちが愛想を振りまきつつ先導。 

ミッキーマウス登場。個人的には...隣にいたお姉さんの笑顔に癒されていました。



同乗していた...何とかというキャラクター...ぬいぐるみでした見たことのないキャラクターですね。

その後,子どもたちのダンスが続いていました。この方たちは地元の人たちでしょうか?

2台目の方は,ドナルドダックなどが乗っていました。

さすがにどのキャラクターもポーズの取り方が素晴らしいですね。左の方もバッチリ良い写真を撮れたのではないかと思います。


 これでパレードは終了。待つ時間を含めて楽しめるというのは,ディズニーランドと共通する気分だと感じました。

終了後は大混雑。香林坊大和方面まで行ったのですが,もの凄い人出でした。

一旦家に戻った後,午後から再度街中に出かけてみました。今度は金沢城公園方面へ。兼六園近くの道路脇のツツジです。いろんな色が揃っており綺麗でした。


石川門前です。「盆正月」というイベントをやっていました。

五十間長屋前では,子供たちによる加賀鳶の発表会(?)を行っていました。

その他,飲食コーナーがありました。

北陸新幹線沿線の市町村のテントも並んでいましたが,今年はやはり,上田市がいちばん賑わっているようでした。

天候は良かったのですが,風がよく通り,空気も意外にひんやりとしていたので,丁度良い行楽日和の一日でした。