2013年8月24日土曜日

しりすぎているうた「ダンシング・クイーン」

特別番組だったのかどうか不明なのですが,先週,NHK-FMで,アバの「ダンシング・クイーン」だけを50分徹底分析する番組をやっていました。とても面白い番組だったのでご紹介しましょう。調べてみると次の番組でした。

http://www.nhk.or.jp/fm-blog/1000/164700.html
私は日常的にはクラシック音楽を聞いているのですが,ポップスについても特に区分して聞いているわけではありません。音楽ジャンルを問わず,「比較して,分析する」というのが大好きです(現在大ヒット中の「あまちゃん」のオープニングテーマなども分析しがいのある曲ですね。)。

アバの「ダンシング・クイーン」も大好きな曲です。ある意味クラシック音楽のようなものですね。この曲については,今さら「好きです」というのも恥ずかしいような曲ですが,この番組でも言っていたとおり,徹底的な「思想のなさ」と自然と漂う時代のムードがかえって普遍的な魅力となっていると思います。

この曲には,いろいろな曲の要素が入っていると番組では言っていました。なるほどと思いました。基本的に,ちょっと緩い感じの浮遊感のあるリズムが基調なのですが(何かの音楽の影響を受けていると言っていましたが...忘れました),そこにポール・モーリア風の華やかなピアノの音が入ってきます。確かにこの曲に出てくる「場違いに華麗な感じ」のピアノの音はポール・モーリア風ですね。

サウンドには独特の心地よいきらめきがあります。この曲のいちばんの魅力だと思います。女性ボーカル2人の声質は対照的で高音部では,アグネッタのキーンとした声が聞こえてきて,中間部ではもう一人の方の低音が聞こえてくると言っていましたが,この点も「なるほど」という感じでした。確かに途中で,「ハァ~」という女性の低音が入るのが印象的です(ラジオで語っていた二人が「この声は後に残りますねぇ」と言っていましたが,本当にそのとおりです。)。

その他,歌詞がいきなり「You can dance」と前置きなしに始まる...と皆さん思っているが,実はその前に「ウウウウ」と言っている,とか非常に面白いことも言っていました。

この「しりすぎているうた」というのがシリーズ化されているのが知りませんが,是非,次回にも期待したいと思います。

午前中は仕事でいしかわ環境フェア,午後からはいしかわミュージックアカデミー,夜はウクレレパイナ2013へ。SASの関口さんも飛び入りで参加し,明るく開放的な雰囲気で盛り上がっていました。

今日の午前中は,石川県産業展示館で行っているいしかわ環境フェア2013に仕事で参加してきました。ほとんど立ちっぱなしで,慣れない仕事をしていたので,かなり疲れたのですが,なかなか楽しげな雰囲気でした。

午後14:00ぐらいからは自由になったので,石川県立音楽堂に行って,いしかわミュージックアカデミーの受講生発表会を少し聞いてきました。夕方まで音楽堂に居ようと思ったのですが...午前中の疲れで「座ると眠くなる」という状態だったので,家に帰ることにしました。

帰宅後,シャワーを浴びて一休みして,夕食を食べると,結構元気が出てきたので,しいのき迎賓館周辺でやっていたウクレレパイナ2013というイベントを見てきました。

芝生の上のステージで地元の人たちやゲスト・アーティストたちが半日ぐらい演奏やダンスを続け,「ハワ~イア~ン」な気分になるイベントで,最後の方だけ見てても,しあわせな気分になりました。

イベントのロゴマークです。その他,飲食店や雑貨店もかなり沢山出ていました。

逆光もなかなか良い雰囲気
ステージの背後から見たところ
サプライズゲストとして,このイベントの仕掛け人でもあるサザン・オール・スターズの関口さんも登場
ハワイのウクレレ奏者,ロイ・サクマさんと地元の100人の子供たちによる合奏がフィナーレ


「100人の子供たち」の保護者達も多数かけつけていました。

 

この日,金沢では金沢アカペラタウン2013というイベントも市内各所でやっていました(明日はしいのき迎賓館裏のこの場所でアカペラの演奏もあるはずです)。いしかわミュージックアカデミー+ウクレレ+アカペラということで,夏休み期間の土日はすっかり「音楽イベント都市」という感じになっています。
 
ウクレレパイはゆる~く,熱くやっていけそうなので,来年以降も定着していって欲しいですね。それにしても...今日は晴れて良かった。昨日は大雨だったので,どうなるかと思いました。

2013年8月18日日曜日

夏休みもあと1日。今年は暑いので引きこもっていました。

毎年お盆休みには,家族で泊りがけで旅行をしていたのですが,今年は事情があり,別行動ということになりました。私はずっと自宅でじっとしていたのですが,考えてみると久しぶりのことです。金沢は連日35度の暑さが続いており,自転車で出歩く気力も出てこなかったので,あきらめて,連日,昼頃から冷房をつけて,「あまちゃん」「甲子園」「読書」+「仕事関係の勉強」に専念していました。

まず「読書」ですが,一度読んでみたかったフィッツジェラルド(村上春樹訳)の『グレート・ギャツビー』を読みました。以前,別の訳で読みかけたことがあったのですが,読み通すことができませんでした。外国の小説を読むのが苦手だと思っていたのですが,結局は翻訳次第なのかもしれませんね。今回は村上春樹の小説を読むような感じで読み通すことができました。

その他,次のような本を読んでみました。
  • 知的複眼思考法:誰でも持っている創造力のスイッチ/ 苅谷 剛彦 (講談社プラスアルファ文庫)
  • 武器としての決断思考/瀧本 哲史 (星海社新書)
  • 権威と権力:いうことをきかせる原理・きく原理 /なだ いなだ (岩波新書)   
 どれも以前買ったものだったのですが,仕事(ビジネス一般)にも役立ちそうなので読んでみました。その他,子どもが映画を見に行っていた「謎解きはディナーのあとで」の原作本でも読もうかなと思っているところです。

その他,VHSビデオで録画してあった,ワーグナーの「ニーベルングの指輪」と「トリスタンとイゾルデ」をDVDに変換しました。演奏はバレンボイム指揮のバイロイト音楽祭の舞台です。変換しただけで当面観る時間はなさそうですが...今年の秋に「ワルキューレ」か「トリスタンとイゾルデ」を他県のオペラハウスで観られないかなと企んでいるところなので,その予習用に作業したものです。それにしても時間がかかりました。

CDの方はほとんど聞かずにいたのですが,Book Offで1枚買ってしまいました。500円以下のCDコーナーを眺めていたら,カラヤン指揮ベルリン・フィルのブルックナー/交響曲第4番「ロマンティック」のCDがあるのを見つけました(通常のレーベルではなく,通販のもの。多分,1970年代のEMIの録音)。

以前,この録音の第1楽章の最初の方をどこかで聞いた記憶があるのですが,金管楽器による「ター・ター,タタタ・ター」の下降するモチーフが出てくる直前の部分でヴァイオリンが1オクターブ上げて弾いていたのを思い出しました。版によるのかカラヤンの解釈によるのか分からないのですが,何とも華麗な雰囲気がカラヤンらしくて(ブルックナーらしいのかは分かりませんが),「オッ」と思ったことがあります。そうなってくると,自分の記憶を確認したくなり,このCDを買ってしまいました。

聞いてみるとやはり,音をグイーンと1オクターブ上げていました。やっぱりそうだった,と安心しました。それにしても大編成オーケストラをゆったりと聞くというのは,なかなか気持ちが良いものです(冷房の効いた場所でないとだめですが)。高級車に乗っている感じのブルックナーというのは,絶頂期のカラヤン/ベルリン・フィルならではです。

というようなわけで,あまり健康的ではありませんが,それなりに成果のあった夏休みでした。

2013年8月13日火曜日

本日の昼食はコメダ珈琲で。ボリューム十分。にも関わらずシロノワールまで食べてしまいました。

今年の夏休みはひたすら自宅謹慎しているような状況になっています。昼ご飯ぐらいは外に出ようということで,本日は家族3名でコメダ珈琲に行ってみることにしました。名前はよく聞くけれども店に入るのは今回が初めてでした。

家人によると「結構ボリュームがあるぞ」ということでした。が,3人いれば何とかなるだろうと思い,サンドイッチ類とコーヒーをポンポンと注文しました。それと「シロノワールというスイーツが有名」ということでさらに追加しました。

予想どおりボリュームたっぷりで,胸がいっぱいという感じになりましたが(パンの量に比べて飲み物の量が少なかったので,大盛のコーヒーにすればよかった),どれもおいしく食べることができました。

シロノワールですが次のようなものでした。

ネーミングからすると黒いパンの上に白いクリームが乗っているスイーツかと思ったのですが,特にノワールでなかったですね。それとクリームかと思っていたら,どんどん溶けてくるのでアイスクリームだということに途中から気付きました。結構,ドロドロ状態で食べることになってしまいました。

それにしてもお腹が膨れました。午後からは冷房の入ったところで昼寝をした後,夕方から再起動という感じです。というわけで,夏休み中に夜型生活になってしまいそうです(日中は暑いので,いっそその方が健康にも良いかも)。

2013年8月12日月曜日

昨日は氷見までドライブ

今年のお盆休みは家族で泊りがけの旅行に行くのが難しいので,その代わりに富山県の氷見市まで軽くドライブをして,その後,イオン高岡ショッピングモールで買い物をしてきました。

氷見市までは高速道路を使おうかと思っていたのですが...山側環状から森本ICに入りそこない(このICはどうも苦手です),国道8号線を通って行くことにしました。走っているうちに,能越自動車道の入口が出てきたので,そこで高速に乗り(非常に空いていました),氷見に到着しました。

とりあえず車を留めるために,海のすぐそばのフィッシャーマンズワーフに行ってみました。ただし,土産店などは,少し離れたところの「道の駅」の方に移転してしまっていました。

その後,のどかなBGMの流れるアーケードに沿って市街地を少し歩いてみました。藤子不二雄Aの出身地ということで,次のとおりマンガのキャラクターの像が沢山ありました。

藤子不二夫Aさんの生地近くのお寺の境内は次のような感じでした。

川にはマンガのキャラクターが次々登場する仕掛け時計がありました。丁度,昼の12時だったのでしっかりと眺めることができました(写真の方はうまく写っていませんが)。忍者ハットリ君らしくミストの中からドロンと登場してきました。

アーケード街の中に潮風ギャラリーというのがあったので入ってみました。数年前,映画「怪物くん」が公開された時には,嵐の大野君も来たことがあるようです。入口にその時の記念写真がありました(が,当然撮影禁止でした。)。



昼食は氷見市の道の駅の「ひみ番屋街」でうどんを食べました。温泉や足湯まであり,この施設だけでゆっくりできそうでした。

土産物もいくつか買ったのですが...店頭で宣伝していた清酒「成政(なりまさ)」が気になり,カップ酒を買ってしまいました。富山県出身の知人が,以前,このお酒について熱心に宣伝していたことを思い出したからです。ただし...カップ酒は燗にする方が良いのかもしれませんね。

その後,高岡市まで移動し,イオン高岡ショッピングモールに行ってきました。イオンかほくが出来てからずっと来ていなかったので久しぶりのことです。タワーレコードがHMVに変わっていました。ここの店頭では,「あまちゃん」関連のCDを宣伝しており,「潮騒のメモリー」のシングル版を手に取ったのですが,隣に置いてあったチラシによると,

あまちゃん 歌のアルバム
http://www.amazon.co.jp/dp/B00EAC0VN0

というのが8月28日に発売されるようなので,「どうせならこっちかな」と今回は思い留まりました。チラシには,みずから「恐るべしあまちゃん商法の甘い罠」と書いてありましたが,どうも罠にはまってしまいそうです。

2013年8月3日土曜日

北陸地方もようやく梅雨明け。21世紀美術館で新展覧会 フィオナ・タン「エリプシス」(Fiona TAN:Ellipsis)をサッと観てきました。夜は北陸中日の花火(こちらは遠くから)

北陸地方もようやく梅雨が明けました。快晴という感じではありませんでしたが,夏っぽい空の色が雲の間から見えていました。

今日は午後から石川県立音楽堂に行ってOEKのコンサートなどを聞いた後,21世紀美術館に行き新展覧会 フィオナ・タン「エリプシス」(Fiona TAN:Ellipsis)をサッと観てきました。

現代美術は,もともとビデオ作品がとても多いのですが,今回の展覧会は特に多く,美術館へ行くというよりは,映画館に行くような感覚かもしれません。というわけで,全部をじっくり見ることはできませんでした。非常に綺麗な映像が多く,雰囲気も静かなものが多かったので(英語で静かなナレーションが入るようなものばかり?),次のページなどで作品の概要を把握してから,今度じっくりと見に行きたいと思います。

http://www.kanazawa21.jp/data_list.php?g=45&d=1624


ちなみに今回の展覧会のポスターには「ライズ・アンド・フォール」という作品の画像が使われていました。なお「セブン」という映像作品の長さをよく調べてみると...何と7時間と書いてありました。全部見る人がいるのだろうか?と少々気になります。

その後,軽快な音につられて島袋道浩のビデオ作品「ヘペンチスタのペネイラ・エ・ソンニャドールにタコの作品のリミックスをお願いした」の部屋に入り,ボーッと見ていたのですが,リラックスできました。

船の上でタコを釣っている日本人の若者(なぜかイタリアで)の映像を左の画面に映し,タンバリンを軽快に叩きながらタコを釣る男の話を適当な雰囲気で語る2人の男性の映像が右の画面に映し出されている。そういう作品です。以前見た時は「何だろう?」という感じだったのですが,今日はピタリとはまりました。来週は結構,疲れそうなので,もう一回ぐらい見てみようと思います。
http://www.kanazawa21.jp/data_list.php?g=45&d=1621

最後にタレルの部屋で空を見上げてみました。雲は多かったのですが,すっかり夏の雰囲気です。


(余談)今気づいたのですが,どうもレンズが汚れていますね。青空の部分に何か変なものが写っているように見えます。

夜は北陸中日新聞の花火大会をやっていました。近くまでは見に行きませんでしたが,近所の公園からしばらく眺めていました。北國新聞社は川北方面で花火大会をやっていたはずなので,明日の朝刊はどちらも花火ですね。