2013年5月28日火曜日

ハイドンの交響曲第88番に「V字」以外のタイトルを勝手に考えてみると...結構楽しめます。

今度の金曜日の5月31日は,久しぶりにオーケストラ・アンサンブル金沢(OEK)の定期公演を聞きに行きます。リーダー&ヴァイオリンは安永徹さんです。その中で楽しみにしているのが,ハイドンの交響曲第88番です。なぜか昔からこの曲が大好きです。

ハイドンの90番以前の交響曲としては,昔からレコーディングも結構多い曲ですね。セットで録音している人以外では,ライナー,クレンペラー,フルトヴェングラー,ワルター,べームなど往年の大家はみんなレコーディングしている感じです。この曲は往年の名画「昼下がりの情事」(オードリー・ヘップバーン,ゲーリー・クーパー主演)でも使われているので,隠れた人気作品と言えそうです。

ただし,謎なのが「V字」という変なニックネームです。ハイドンの交響曲選集の楽譜が出版された際,表紙にA~Wの文字が書かれており,この曲にはたまたま「V」と書かれていた―というのが由来とのことです。そうなると,「U字」とか「W字」というニックネームの曲があっても良さそうなものです。

と言うわけで,「V字」よりは良さそうなタイトルを勝手に考えてみました。

まずは「八十八」と言えば....交響曲第88番「米寿」
季節柄...交響曲第88番「茶摘み」の方がふさわしい?

「パチパチ」ということで...交響曲第88番「拍手喝采」
冬だったら...交響曲第88番「たき火」
それよりは...交響曲第88番「ソロバン」

映画にちなんで...交響曲第88番「昼下がりの情事」
これはあまりにもストレートなので,パリ交響曲と挿入曲で使われている「魅惑のワルツ」を合せて
交響曲第88番「魅惑のパリ」
これは結構良いかもしれません。

少しひねりを加えて,「88」→「8が2つ」→「蜂が2匹」でBee Bee これを縮めてBB
...交響曲第88番「BB」
88とBBが似ているので結構良いかもしれません(我ながら結構すごい発見かも)。

# さきほどまでテレビで「IQサプリ」の特別番組を見ていたので,その影響で考えすぎたかもしれません。

いずれにしても「V字」よりは良いと思うのですが,いかがでしょうか?

2013年5月26日日曜日

本日は大乗寺丘陵公園に行ってみましたが,つつじは一週間遅れ。その後,前田利家の墓へ...

このところの金沢は安定した良いお天気が続いています。今日の午前中は自転車で(電動式ですが)大乗寺丘陵公園に行ってみることにしました。しばらく前,新聞でつつじが咲いているという記事を見た後,「この公園には,考えてみると一度も行ったことがないなぁ」と思ったことを受けて,「それじゃあ,今でしょ」と言うことで行くことにしました。

しかし,やはり,つつじの花は散った後でした。「今でしょ」というならば,先週だったようです。
咲いていてもこれぐらい...
せっかくなので丘陵公園内を歩き回ってみました。私が子供の頃はこういう公園はありませんでした。ずいぶんきれいになったものです。学校の遠足にはちょうど良いのではないかと思います。所々,オブジェがあるのは金沢市らしいところです。
一見,斜面を転げ落ちそうなオブジェです。
眺めは良かったですね。金沢市の南部を一望できました。次のような眺めです。

ここで感じたのは「高い場所に登れば,違う景色が広がる。それは上った人でないと分からない」。別に深い意味はないのですが,高い場所は気持ち良いですね。

その後,せっかく山側環状道路まで来たので,野田山墓地に行って,前田利家のお墓参りをしてみることにしました。「道路から大した距離はないだろう...」と勝手に甘く見積もっていたのですが,自転車で行くには無謀な坂だと途中から気付きました。しかし,今さら後に引くのも嫌だったので,ほとんど根性だけで前田家墓地まで行ってみました(途中で電気自転車のバッテリーも切れてしまったので,本当に苦労しました。)。

百万石まつりの前なので,誰か居るかとと思ったのですが,全く人はいませんでした。今日は結構暑い日だったのですが,ちょっとひんやりとした空気のある場所でした。

ちなみに近くに次のような看板が出ていました。「鈴やラジオなど音の鳴るもの」を携帯していなかったので,早々に引き揚げることにしました。










2013年5月19日日曜日

美術鑑賞手帳なるものを購入。試しに金沢21世紀美術館で開催中の「内臓感覚」を記録してみました。

ある書店の美術の本のコーナーに「美術鑑賞手帳」というのを売っているのをみつけました。中身を見てみると前半は展覧会鑑賞のポイント,有名な画家,美術用語,有名な美術館名などがかいてあり,後半は自分が鑑賞した展覧会の内容を記録するスペースになっていました。

展覧会を見た後は,ブログに書いたり,絵はがきを買ったり...という感じで済ましていたのですが,この手帳の後半は展覧会の記録をまとめるためのフォーマットになっており,それを埋めていくことで,オリジナルの「ログ」を作ることができます(この手帳の英文名はArt logbookです)。音楽についても何でも記録に残すことが好きな性格なので,「面白そう」「試してみるかな」と思い,購入してみました。

次のような外観です。
 
横にペンホルダーが付いていたので無印良品の水性ボールペンを指してみました。ログの記録方法なのですが,次のような見本が書いてありました。
 

1展覧会につき6ページ使います。最初の2ページで展覧会の概要を書いて,チケットを貼ります。次の2ページには気に入った作品3つを抜き出して,そのイメージを描き,それぞれにメモや感想を書きます。最後の2ページは自由なページとなっています。

というわけで,とりあえず,現在,金沢21世紀美術館でやっている「内臓感覚」で挑戦してみました。
本来,チケットを貼るべき場所なのですが,私の場合,友の会の会員証を提示して入場しているので,解説のリーフレットを畳んで貼ってみました。
 
続いて印象に残った作品3つですが...
こんな感じになりました。やはり展示室14のピピロッティ・リストの全面ビデオが印象的でした。これを真剣に絵で描こうとすると結構大変ですが...大雑把に無責任に描くだけならば,結構楽しいですね。子どもが使わなくなった色鉛筆が残っていたので,これで色を塗ってきました。
 
その他は草間彌生「雲」(詰め物を床に沢山並べてある展示),ナタリー・ユールベリとハンス・ベリの結構グロテスクなクレイ・アニメーションを選んでみました。
 
そして,最後の自由ページですが,チラシの裏面に乗っていた作品の写真を切り貼りしてみました。
 
21美を上から見たイメージで,貼ってみました。結構,手間がかかりますが,確かに「記憶や記録を残す」には良いかもしれませんね。
 
全部で20展覧会ぐらい記録できますので,しばらくこのフォーマットで記録してみて,その後は,フォーマットをカスタマイズした上で好きなノートに記録していっても面白いかなと思っています。他人に見せるのを意識するかどうかで書き方は変わってきますが,なかなか面白いところに目を付けた手帳だと思います。

2013年5月12日日曜日

本日は快晴。富山までドライブ。夜は母の日で外で食事。

本日は一日中快晴でした。早朝,町内会の草刈りに参加したのですが,朝のうちはそれほど気温は高くなかったので,気持ちよかったですね。

その後は,あまりにも天気が良いので,家族で富山までドライブをしました。富山市内の高志の国文学館に一度行ってみたかった,というのが主目的だったのですが,本日の場合,立山連峰がきれいに見えたのがいちばんの収穫だったと思います。恐らく,冬の方がクリアに見えるのだと思いますが,屏風のような感じで雪がまだ残っている山並みがよく見えました。

私のカメラでは全貌を写せなかったのですが,このような感じでした。実は高速道路を運転している時がいちばんきれいに見えたのですが,さすがに撮影しながら運転できなかったので,呉羽PAから撮影してみました。

高志の国文学館の方は,映像中心で思ったほど見所が少ない印象でしたが,運良く本日は観覧無料でした。

金沢に戻る途中,小矢部SAで見つけたのが,次のサイダーです。

「富山といえばブラック」ということで,こういう便乗したネーミングを見ると,ついつい買ってしまいます。味の方ですが,結構ピリッときて刺激的でした。ブラックペッパー入りということで,結構,味が後に残りました。

夕方からは,「本日は母の日」ということで,親戚の家族と市内の卯辰山にある店に行って(料亭ではありません),母を囲んで7人程度で食事をしました。その最後に出てきたのが次のデザートです。

一見何かよく分からないと思いますが,バニラアイスクリームに串を刺し,その周りをメレンゲのようなもので覆い,揚げたものです。アイスクリームの揚げ物といった感じです。デザートはいくつか選べたのですが,どうしても「変わったもの」を選びたくなりますね。なかなかおいしかったと思います。

私の場合,何を食べても滅多に「まずい」と思いません(良いのか悪いのか分からないのですが,作っている方からすると張り合いがないと思わている可能性は大です。)。それよりは,外で食べる場合などは,どうも理科の実験のような感覚で,「変なもの」を食べる方が好きだったります。そういう意味では,本日は,変わったものを2つも味わうことができて,満足という一日でした。

2013年5月8日水曜日

5月5日の午後からはのんびりと金沢市内の好きな場所めぐり

今年の連休は好天に恵まれ,快適に過ごすことができました。例年通り,連休前半からずっとラ・フォル・ジュルネ金沢に入り浸っていたのですが5月4日で終わりましたので,5月5日の午後(数字で表現すると「55の55」ですね)は,のんびりと金沢市内の好きな場所を自転車でめぐって過ごしました。

まずお腹が空いていたので武蔵の金沢ゴールドカレーの店に行きました。なぜか分からないけれども無性に濃厚な金沢カレーを,それも牛すじカレーを食べたくなり,この店に行きました。

今月のFavo(金沢で配布している無料の情報誌)が金沢カレーの特集だったので,それが潜在意識に刷り込まれてしまっていたからかもしれません。

その後,玉川公園の方を通ってせせらぎ通りへ。

この通りは,用水沿いに滑らかなカーブで伸びていますが,自転車で走っていても「いい感じ」です(ただし,結構自動車も通るので要注意ですが)。柳も良いですね。オヨヨ書林で古本を2冊買った後,さらに香林坊方面へ。

ここで目についたのがパンブラザーズ・アベの次の看板です。

この店独自の商品の宣伝です。こういう便乗ネーミングには弱いですねぇ。ついつい購入してしまいました。次のようなパンです。
夕食後にデザート的に食べてみたのですが,味の方もなかなか好評でした。この店の名前は「アベ」とカタカナ表記なので,「アベノミックス」とのゴロ合わせも無理がない感じですね。

続いてタテマチ商店街まで行きました。ここでもオヨヨ書林タテマチ店の方に行ってしまいました。ここで見つけたのが,佐野洋著「赤外音楽」(旺文社文庫) という本です。

「このタイトルはずっとずっと昔,NHKの少年ドラマシリーズで見た覚えがあるなぁ。どんな話だっただろう?著者の佐野洋さんは,つい最近亡くなられた方だな。」などと思いつつ,値段を見てみると,古い本にも関わらず定価よりも高い500円になっていました。そうなってみると妙に読みたくなり買ってみることにしました(あとでAmazonを調べてみると...500円以上の値段がついていました。これは意外に良い買い物だったかもしれません)。

実は,母親が「○○という本を読みたい」と言っているのを聞いて,「母の日のプレゼントにするか」と思いつき,書店&古本屋めぐりをしていたのですが,それほど古い本でもないのに絶版のようで,結局どこにもありませんでした。うつのみや書店も探してみたのですがありませんでした。その都度,全然別の本を買ってしまうのが困りものです。

市内めぐりの最後は金沢21世紀美術館です。この日は連休向けのイベントをあれこれやっており,美術館のまわりに店が色々と出ていました。

この写真の風車の店も魅力的でしたが,鉄製の商品を売っている店がちょっと気になってしまい,次のような鉄製のペン立てを買ってしまいました。1本だけペンを立てられるものがないかな,と思っていたところに手頃なものを見つけてしまったという感じです。1000円だったのですが,とてもどっしりしていて良い具合です。

ちなみにペン立てに刺さっているのが「大人の鉛筆」という商品です。2mmの芯の入っているシャープペンシルですが,手に持った感じが鉛筆的でよい感じです。

最後は観光客でにぎわうタレルの部屋で一休みして,市内散策を終了。図らずも,”金沢市内好きな場所めぐり”という感じになってしまいました。今度また別ルートでやってみたいと思います。



2013年5月5日日曜日

庭に咲いているアッツザクラをスケッチ。絵手紙にして送ってみようと思います。

ラ・フォル・ジュルネ金沢が終わると,毎年脱力した感じになり,ボーッとしたくなります。本日も午前中はボーッと脱力していたのですが,昨日,OEK音楽監督の井上道義さんが「祭り以外の日常が大切」と言っていたことを思い出し(まぁ特に脈略はないのですが...),久しぶりに庭の花などをじっくりと眺めてみました。

私の母は,色々な花を育てるのが趣味で,「四季折々,色々な花が咲くように植えてある」と言っていたのを思い出したというだけのことですが,考えてみるとエライものです。せっかくなのでその花の絵をハガキに描いて,東京方面に住んでいる娘に送ってやろうというアイデアを思いつきました。

庭に咲いていた花の中で目についたのが,濃いピンクの小さな花でした。名前を尋ねてみると「アッツザクラ」とのことでした(Wikipediaによると,太平洋戦争中にアッツ島という島で日本軍が玉砕したことにちなんで,ということですがなぜそれがアッツなのかよくわからないですね)。この写真のような感じでひっそりと,しかし鮮やかに咲いていました。

細いペンでサッと下書きした後,水彩で色をサッと塗る,というパターンで描いた後,横に簡単なメッセージを入れようと思いついたのですが...なかなかうまくはいかないですね。それと春とはいえ,野外で絵を描くというのは結構暑いですね。10分ほどで嫌になってしまいました。取りあえず下のような感じで止めておきました。


とはいえ四季折々,何か花が咲くはずなので,これからも絵手紙を続けてみたいと思います。幸い使い道のない50円切手が結構あるので(お年玉つき年賀ハガキで当選したけれども使っていない50円切手がかなり沢山あります),その使い道に丁度です。ただし,娘の方が「何事?」とかえって不審に思うかもしれませんね。