2013年5月19日日曜日

美術鑑賞手帳なるものを購入。試しに金沢21世紀美術館で開催中の「内臓感覚」を記録してみました。

ある書店の美術の本のコーナーに「美術鑑賞手帳」というのを売っているのをみつけました。中身を見てみると前半は展覧会鑑賞のポイント,有名な画家,美術用語,有名な美術館名などがかいてあり,後半は自分が鑑賞した展覧会の内容を記録するスペースになっていました。

展覧会を見た後は,ブログに書いたり,絵はがきを買ったり...という感じで済ましていたのですが,この手帳の後半は展覧会の記録をまとめるためのフォーマットになっており,それを埋めていくことで,オリジナルの「ログ」を作ることができます(この手帳の英文名はArt logbookです)。音楽についても何でも記録に残すことが好きな性格なので,「面白そう」「試してみるかな」と思い,購入してみました。

次のような外観です。
 
横にペンホルダーが付いていたので無印良品の水性ボールペンを指してみました。ログの記録方法なのですが,次のような見本が書いてありました。
 

1展覧会につき6ページ使います。最初の2ページで展覧会の概要を書いて,チケットを貼ります。次の2ページには気に入った作品3つを抜き出して,そのイメージを描き,それぞれにメモや感想を書きます。最後の2ページは自由なページとなっています。

というわけで,とりあえず,現在,金沢21世紀美術館でやっている「内臓感覚」で挑戦してみました。
本来,チケットを貼るべき場所なのですが,私の場合,友の会の会員証を提示して入場しているので,解説のリーフレットを畳んで貼ってみました。
 
続いて印象に残った作品3つですが...
こんな感じになりました。やはり展示室14のピピロッティ・リストの全面ビデオが印象的でした。これを真剣に絵で描こうとすると結構大変ですが...大雑把に無責任に描くだけならば,結構楽しいですね。子どもが使わなくなった色鉛筆が残っていたので,これで色を塗ってきました。
 
その他は草間彌生「雲」(詰め物を床に沢山並べてある展示),ナタリー・ユールベリとハンス・ベリの結構グロテスクなクレイ・アニメーションを選んでみました。
 
そして,最後の自由ページですが,チラシの裏面に乗っていた作品の写真を切り貼りしてみました。
 
21美を上から見たイメージで,貼ってみました。結構,手間がかかりますが,確かに「記憶や記録を残す」には良いかもしれませんね。
 
全部で20展覧会ぐらい記録できますので,しばらくこのフォーマットで記録してみて,その後は,フォーマットをカスタマイズした上で好きなノートに記録していっても面白いかなと思っています。他人に見せるのを意識するかどうかで書き方は変わってきますが,なかなか面白いところに目を付けた手帳だと思います。