2024年9月1日日曜日

石川県立音楽堂 #音楽堂マルシェ オープン。カフェコンチェルトもリニューアル。タンノイのスピーカーから流れる音楽とともにリッチな時間を過ごせそう。

台風10号の方はスピードが遅すぎて金沢では,今のところほとんど影響なし。 そんな中,石川県立音楽堂に能登半島地震復興支援と音楽堂の有効活用を意図した「音楽堂マルシェ」がオープンし,音楽堂2階(ホール入口前)のカフェコンチェルトもリニューアルオープンしたので,出かけてきました。



まずはオープニングセレモニー。音楽堂の表館長から「がんばろー」の挨拶,そして出店者のジビエふじ子さんから感謝と期待の言葉がありました(実は,今年の連休のガル祭の時に出店していた「狩女の会」の店でふじ子さんの本を買ったことがあります。本当にエネルギッシュに活動されていますね)。

その後,カフェコンチェルトへ。この前の「OEKありがとうコンサート」の時から,「何かある」と気になっていたのですが,新しくオーディオ装置が設置され,音盤(CDやLPレコード)を聞きながら,コーヒーや軽食を楽しめるようになりました。



店の方は,このところOEKのコンサートの時にいつも出店している「金澤ちとせ珈琲」さんです。コンサートの時と違うのは,紙コップではなく,コーヒーカップで出てくる点です。オープン記念ということで,コーヒーを飲みながら高級オーディオを楽しんできました。

宣伝用の「うちわ」を配布していました。
奥に見えるのがタンノイのスピーカー

その後、セッティングを担当したオーディオファミリーさんによる説明がありました。

  • 今回40年ぐらい前のタンノイのスピーカーを設置
  • このスピーカーは部屋のコーナーに置くタイプだが,カフェコンチェルトは天井の高さの差が大きいため,2つをまとめて設置し,2つのスピーカーの前で音が完結するようにした。
  • 音の厚みと余裕のある音楽表現を楽しめる
  • スピーカーはタンノイ製,LPレコードプレーヤーはDENON製,CDプレーヤーはマランツ製,アンプはマッキントッシュ

    # 私自身高級オーディオの世界には縁はないのですが,名前ぐらいは聞いたことのあるメーカーばかりです)
ということで,これからこの場所を喫茶スペースとしてだけでなく,音盤を活用した軽めのイベントスペースとして使っていったも良いのではと思いました。音盤を使ったイベントでは,金沢蓄音器館が活発に活動を行っているので参考になるのではと思います。また金沢工業大学ではLPレコード(クラシック以外ですが)の大コレクションがあるので,それらを使ってイベントをしても面白いと思います。

コーヒーの値段はやや高めですが,音楽とセットでゆったりとした時間を楽しめるスペースとして定着していって欲しいですね。

ちなみにこの日流れていたのは、岩城宏之指揮OEKによるクラシック音楽の小品集の「カンタービレ」。その後、ゲオルク・ショルティ指揮シカゴ交響楽団によるマーラーの交響曲第3番になっていました。流すディスクの選定を誰が行うのかも少々気になりますね。


PS. せっかくなのでマルシェの方でも買い物。実は2週連続なのですが、輪島朝市の店で赤魚の干物を夕食用に買ってみました。

こちらは和倉のキャラクターですが、九谷焼とコラボでしょうか?

音楽堂のまわりには、マルシェのフラッグが出ていました。