2023年7月22日土曜日

梅雨明けして夏本番の中,開通した幹線道路を眺めに石川県立図書館へ。図書館では能「道成寺」に関するイベントに参加後,鉄道関係の展示も観てきました

子供たちの夏休みスタートに合わせるように, 金沢も梅雨明け。子供たち同様,この時期の晴れた空を見ると,心躍ります。暑すぎて,何もする気にならない感覚もあるのですが,その辺も込みで「夏本番だな」と感じます。

石川県立図書館です。夏の空の色ですね。

そんな中,石川県立図書館前の幹線道路(小立野から旭町・田上方面につながる道路)がようやく完成しました。この道路が開通すると,結構金沢市内の交通の流れが変わりそうです。というわけで,暑い中この道路を見てきました。

写真だとなんだかよく分かりませんね

右側は建設中の金沢美大。ほとんど完成している感じです。

道路だけ見ていても仕方がないので,県立図書館で午後からやっていた,能の「道成寺」に関するトークイベントも聞いてきました。

金沢で活躍する宝生流能楽師・高橋右任さんと能面師・後藤祐自さんの対談で,道成寺のストーリーや道成寺で使う能面の話題に加え,謡のレッスンの時間までありました。謡の節回しはなかなか難しいのですが,高橋さんの渋くツヤのある声を聴いていると,ちょっとやってみたくなりました。

能を観ると「眠くなる」と言われますが,高橋さんによると,「これは「幽玄の眠り」,これでいいんです。そもそも能面を付けている登場人物は皆さん霊界にいる死んだ人ばかりなので,ふわっとした感じで聴いてもらえばそれでよい」とのことです。そういえばワキの人は面を付けずにいるのですが,こちらは霊界と現実のつなぎ役とのこと。こういったことを知るだけで,能の見方が変わりそうです。


能面についての配布資料。大変充実した内容でした。

その他,館内では鉄道に関する展示も行っていました。

展示物の中では,今はなき特急「雷鳥」のプレート(何と呼ぶのでしょうか)が懐かしかったですね。

県立図書館の方は開館1周年で,閲覧席の方は,相変わらず賑わっていました。私も,この夏,「避暑」を兼ねて何回か出かけてみたいと思います。