本日は金沢駅もてなしドーム地下広場で行っていた音盤市に出かけてきました。今回はCDで「持っていない」曲を中心に3枚購入しました。会場は次の写真のような,いつもながらの感じでした。
1枚目は
「古典派鍵盤音楽の巨匠たち」。ウィーン古典派(多分)の色々な作曲家の「世界初録音」の小品などを集めたCD。演奏は
スティーヴン・ベックという方で,音色からするとフォルテ・ピアノを演奏しています。
心地良く聞ける,素朴な感じの音楽がずっと続いているので,「少々単調かな...」という面はありますが,軽やかな音に部屋が満たされる感じが魅力です。サティの音楽同様の「家具の音楽」といった感じで,楽しんでみたいと思います。
次は
シャルル・デュトワ指揮モントリオール・シンフォニエッタ(モントリオール交響楽団のようです),ジューン・アンダーソンのソプラノ,チェリーチア・バルトリのメゾ・ソプラノによる,
ペルゴレージのスターバト・マーテル。この曲,聞いたことがあるような,ないような曲だったので,一度聴いてみようと思い購入しました(価格が500円以下だったこともあります)。
曲の最初の部分しか聴いていないのですが...美しいですね。一緒に収録されている「サルヴェ・レジナ」とA.スカルラッティの同じく「サルヴェ・レジナ」。これらは曲名さえ聞くのが初めて。これからじっくりと聴いてみようと思います。
最後は
コルネリア・ヘルマンのピアノによる,
シューマンの幻想小曲集とブラームスの8つの小品,op.76を中心としたアルバム。ヘルマンさんについては,数年前のガル祭でシューマンのピアノ協奏曲の実演を聴いて以来ファンになったのですが...ジャケットの写真と目があったので購入といった感じです。
収録されている曲もよく見ずに買ったのですが,シューマンの小曲集もブラームスの小曲集もどちらも8曲。シューマンのアラベスクを中心にシンメトリカルな構成というのが良いですね。ピアノの音も何とも言えず魅惑的です。そして...
ヘルマンさんの直筆サインが入っていました。時々こういうことがあるのも中古音盤の面白さです。
前の所有者からの引き継ぎではありますが,愛聴盤になりそうな予感がする1枚です。