2023年6月11日日曜日

この時期恒例の金沢駅もてなしドーム地下での音盤市。今回は4枚を購入。「まつり」をテーマにしたジャケット展も楽しめました。

昨日6月10日の午前中は,金沢駅もてなしドーム地下広場で行っていた恒例の音盤市に出かけてきました。ネット上には,色々な動画や音源が多数利用できる状況ですが,オフラインの世界で物理的なモノを目で探すというのはなかなかやめられませんね。CDにしてもLPにしても懐古的だから楽しいという気もします。

次のようなショップが参加していました。「全日本」という大げさなタイトルがついていますが,たしかに全国から集まっていました。

この幟(のぼり)はいつもどおり。


今回買ったのは次の4枚でした。

C.P.E.バッハのシンフォニア(左上)は今年の冬のOEKの定期公演で話題(?)になったもの。カール・リヒター指揮ミュンヘン・バッハ管弦楽団のものを購入。少し聞いた印象だと「ちょっと真面目過ぎるかな」という感じでした。

ベートーヴェンの弦楽四重奏曲第15番と第16番のCD(右上)は,今月,15番を実演で聴く予定なので,その予習の意味も兼ねて,ラサール弦楽四重奏団の録音を購入。

カラヤン指揮ベルリン・フィルによるマーラーの交響曲第5番(左下)は,聞いたことがあるようで聞いたことがなかった演奏。カラヤンはR.シュトラウスを得意としていましたが,それにつながる演奏なのでしょうか。

最後はクロード・ボリングという作曲家によるフルートの作品。コロナ禍中,上野星矢さんのフルート・リサイタルのアンコールでこの作曲家の作品が演奏されたのを覚えていて,一度,何でも良いので聞いてみたかったものです。フルートはElena Duranという聞いたことのない方でRCA Victorの1980年代の録音。

たまたま手に取ったのも何かの縁と思い,くじ引きのような感じで購入したのですが(990円で今回買ったものの中ではいちばん高額でしたが),ジャズとクラシックがうまく融合した,非常に聴きやすく,カラッと晴れ上がったような音楽。デイヴ・ブルーベック(「タイム・ファイブ」など変拍子のジャズ)のジャズのテイストと似ている気もしました。こういう偶然の出会いというのもなかなか楽しいものです。

さてこの音盤市ですが,「お祭り」をテーマとしたレコードジャケットの展示を行っていました。これがなかなか楽しいものでした。

チータの「三百六十五歩のマーチ」は,以前から「一目置いている」曲なのですが(「幸福な人生とは?」と考えた時「そのとおりかも」と思わせる歌詞ですね),オリジナルのジャケットのデザインの実物を見るのは初めて。水前寺清子さんもこの衣装には戸惑ったかもしれないですね。

鬼太鼓座のLPのジャケットです。この人はもしかしたら...楽都音楽祭でのモノプリズムに登場した林英哲さんでは?と思い撮影してしまいました。

「まつり」と言えば,やはり北島三郎ですね。

北陸の祭といえば,富山の風の盆でしょうか(行ったことはありませんが)。「すべて」ということで,いろいろなタイプの盆踊りの音楽が収録されているようです。

「俺たちの祭」というタイトルの曲が何故か目に入ったので撮影。中村雅俊さんが歌う「俺たちの~」というネーミングの曲は別にあったと思いますが,「俺たちの祭」という発想はかなり予想外でした。そして...右下のポール・ヨーダ―指揮の吹奏楽団による行進曲集のLPでは,やはり前方にいる網タイツの女性のアピール力が妙に気になります。


というわけで...LPやEPのレコードはジャケットを見ているだけで楽しめますね。