2022年4月16日土曜日

本日は北陸音盤祭へ。懐古的な気分に浸れる中古CD5枚(975円)を購入。その後 #21美 で #BLUE と長期インスタレーションルームのAKI INOMATA Acting Shellsなどを鑑賞

 年数回,金沢市内で行っている北陸音盤祭の割引券付き案内ハガキが届いたので,今回も出かけてきました。会場は石川県教育会館。雨は降らない感じだったので,自転車で出かけてきました。

会場近くのしいのき緑地では,石川テレビのパンのイベントを行っており,結構長い列ができていました。

音盤祭の入口は,いつも通りこんな感じ。
本日は,2枚490円×2セット+280円という,バーゲン品ばかりを購入。割引券が285円あったので975円で済んでしまいました。本当は,朝ドラ「カムカム・エヴリバディ」にちなみ,ルイ・アームストロングが歌う「On the sunny side of the street」が入ったCDがないか探していたのですが,残念ながら見つかりませんでした。

購入したCDを紹介しましょう。

バーンスタイン指揮NYPOの「新世界から」は,中学生の頃に友人がLPレコードで持っていたものです。当時のジャケットでないのですが,無性に聴きたくなりってしまいました。コシュラー指揮スロヴァキアPOのベートーヴェンの「英雄」は...直観で購入(廉価盤だとこういうことをしたたくなりますね)。

ピエール・フルニエの無伴奏チェロ組曲とフェリックス・アーヨの無伴奏ヴァイオリンは,両方とも全曲ではありません。この辺も280円ならではです。こちらも直観的に「ドイツ語圏以外のバッハを聞いてみたい」と思ったものです。アーヨは,イ・ムジチ合奏団のコンサートだった人です。実はバッハのこの曲を朝のバロック音楽の番組で最初に聴いたのがこの演奏でした。何と気持ちの良い演奏だろう,と思った思い出があります。

最後は須川展也さんのサクソフォンによるエンニオ・モリコーネ集。OEKが時々演奏する,「ガブリエルのオーボエ」が最初に収録されていたので,これを目当てに購入。

とりあえず,気になるコシュラーの「英雄」を聞いてみたのですが,予想通り大騒ぎしないけれども,清澄な感じと味わい深さが同居したような演奏。第4楽章のコーダがとても遅いのも◎でした。

その後,金沢21世紀美術館へ。コレクション展のBLUEをもう一度観た後,長期インスタレーションルームで始まったAKI INOMATAのActing Shellsという展示を鑑賞。海の底に沈むの真珠貝の映像などを中心とした作品で,展示室の中は水中のような静かな気分でした。なぜかじっと貝の映像を見入ってしまいました。



金沢の桜は既に「葉桜」ですが,21美の桜は,ソメイヨシノではないものもあり,まだ咲いていました。ガラスを通してみると,「襖絵」のように見えるのも設計者の狙いなのかもしれません。写真で撮ると良い感じになります。


葉桜とはいえ,まだまだ見応えのある,21美の桜でした。