2021年10月17日日曜日

いしかわ文化の日ということで,今年も市内文学館めぐり。記念グッズのオリジナルデザインのブックカバーをゲット。その他,お土産に「輝鏡花」という線香とふるさと偉人館で買ったマッチを購入。

本日10月17日は「いしかわ文化の日」ということで,石川県民は県内の博物館の大半が無料でした。さらに金沢三文豪の文学館では3館巡ると記念グッズをもらえる恒例のスタンプラリーを行っていました。

本日の金沢は,気温が「11月」ぐらいに寒くなり,朝方は雨も降っていたのですが,だんだんと上がってきたので,10時過ぎから自転車で巡ることにしました。

本日巡ったのは,三文学館+ふるさと偉人館です(実は...出かける直前に少々トラブルがあり,あまり沢山巡れませんでした)。

スタートは徳田秋聲記念館。


今年は秋聲生誕150年ということで,記念のポスターが掲示してありました。

企画展は「俳句と遺墨」ということで,秋聲や秋聲をめぐる文学者たちが作った俳句(手書きの短冊ばかり)がずらっと並んでいました。秋聲は俳句は作ったけれども,短歌は作らなかったと書いてあったのですが,なかなか面白いと思いました。

秋聲記念館の前を流れす浅野川を眺めていると...美しい鳥がたたずんでいました。

続いては泉鏡花記念館へ。こちらの企画展は「鏡花と旅する仮想列島」。鏡花作品の中の「旅の要素」に注目したものでした。その他,まん延防止期間中だったため大幅に短縮された,一つ前の展示「鏡花と衛生」の一部も展示されていました。


その後,金沢21世紀美術館の前を通って,ふるさと偉人館へ。
この館に来るのは久しぶりでした。テーマは東京五輪に絡めてか,「ホップ・ステップ・ジャンプ!―跳ぶ哲学者 大島鎌吉」というもの。大島鎌吉さんの名前は知らなかったのですが,現役時代は三段跳びの選手として銅メダルを取り,引退後は1964年の東京五輪開催に尽力するなどの活躍をされた方です。NHK大河ドラマ「いだてん」にも登場していたはずですね。

建物の前には高峰譲吉(右)と木村栄(左)の銅像。

高峰の隣に小さな像があったので説明を読むと,「ノーム」という北欧神話に出てくる守り神とのこと。高峰が活躍していた,アメリカの研究所から寄贈されたものとのことです。

最後は室生犀星記念館へ。企画展「偉い友達 芥川龍之介」に加え,この館でも徳田秋聲とのつながりを示すような展示を行っていました。
本日は入場無料だったので,その代わりに「お土産」を2つ購入しました。

次の写真は,ふるさと偉人館で買った,小さな缶に入ったマッチです。「国産マッチ産業の祖」という清水誠さんが郷土の偉人とのことでした。チェロを弾こうとする猫のデザインに惹かれて購入。


三文豪スタンプラリーの方もクリア。

こちらの記念品は三文豪にちなんだオリジナルデザインの文庫本用カバー(紙製)でした。黄色いのが秋聲150年記念のデザイン。真ん中が鏡花,左側が犀星にちなんだデザインです。

鏡花記念館では「輝鏡花(アクアの香り)」という名前の線香を購入。先ほどのマッチとセットで使ってみました。いまだに家の中で過ごす機会が多いので,気分転換に使ってみようと思います。

次の写真は火を点けたところ(皿と線香の台は別途購入してあったものです)。マッチの「刷り」部分は蓋の裏にありました。現在,マッチを使うのは,仏壇ぐらいしかないのですが,最近は毎日仏壇に参っているので,「楽しみ」が少し増えた感じです。