2021年10月16日土曜日

本日は金沢駅もてなしドーム地下の中古音盤市へ。村上春樹さんのチョイスの影響を受けて,古めの録音など5点購入。

 この時期恒例の金沢駅もてなしドーム地下での中古音盤市のハガキが届いていたので,本日の午前中に出かけてきました。


村上春樹さんの「クラシックLPレコード紹介本」の影響で,LPレコードにも少々関心はあったのですが,今回もCDのみ購入しました。

まず買ったのがディミトリ・ミトロプーロス指揮ミネアポリス交響楽団による,マーラーの交響曲第1番「巨人」(上の写真左)。1940年のモノーラル録音で,この曲初めてのレコーディングとのこと。村上さんは「現在の演奏の様式と違っているがなぜか愛着が沸く演奏」と書いていたものです。少し聞いてみると,モノーラルの割にとても音がクリア。各楽器の音がクローズアップされて過ぎている点にやや違和感がありますが,それもまたこの盤の個性とも言えそうです。

上の写真右は,アイザック・スターンとダニエル・バレンボイム指揮ニューヨーク・フィルによる,ベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲。実はこの演奏,私が最初に聴いたこの曲の演奏(のはず)で,ジャケットの写真が非常に懐かしくなって購入。演奏の方は,どこかスターンの演奏が老け込んだ感じで,「本当にこの演奏だった?」という印象。何となく音のレベルも低いので,CD最初期の録音ということも関係しているかもしれません。第3楽章の最初にトラックが入っていない(インデックスで区切られています)というのも,現在では考えられないですね。

以下は聴いていないものです。若き日のエミール・ギレリスがアメリカでRCAに録音したシューベルトとリスト。ピエール・モントゥ指揮ロンドン交響楽団によるベルリオーズの「ロメオとジュリエット」全曲(ウェストミンスターへの録音)。これらは,セットで500円以下という廉価だったこともあり購入。村上さんは,結構,Living Stereoシリーズを選んでいたので,その影響もあったかもしれません。

古い録音ばかり買ったので,最後にテオドール・クルレンツィス指揮によるショスタコーヴィチの交響曲第14番。これから実演で接することもあるかもと思い,「ひらめき」で購入。

明日も外出予定だったのですが,何となく天候が悪くなりそうなので,これらをじっくり聞いて過ごすのも良いかもしれませんね。

最後に...音盤市の「上」のもてなしドーム~鼓門付近です。結構,賑わいが戻って来ている感じですね。