2021年4月17日土曜日

本日は4月恒例の北陸音盤祭で中古CDを8セット購入。宝探し的なこの種のイベントは楽しいですね。明日はおとなしくしています。

石川県もコロナ感染者数が増加傾向にあり(しかも本日は朝から雨),家の中にこもっている方が良いとは分かっていたのですが...北陸音盤祭の割引券ハガキが届いていたこともあり,昼頃出かけてきました。会場は石川県教育会館でした。


入口には体温チェック用の機械が設置されていました。

中古音盤については,宝探し的な楽しさがあり,雑念を忘れ,結構集中してしまいます。「生活の中の瞑想」の一種と言えるのでは,とひそかに思っています。

本日は,少々チャレンジングな選択や2枚490円というチョイスも含め,8点を購入。金額は合計3120円でした。

以下が収穫物です。もちろん全部は聞いていませんが,サワリを聞いた印象などをざっと紹介しましょう。

「エフゲニー・キーシンのCDは1枚も持っていなかったなぁ」と思い,2枚組の輸入盤の編集物を購入。カラヤン指揮BPOとのチャイコフスキーのピアノ協奏曲第1番やシューベルトのさすらい人幻想曲などいろいろ収録されています。これは...大当たりCDだったかもしれません。クリアで表現力豊かでゴージャスで...何もかも素晴らしい演奏のよう。

レオポルド・ハーガー指揮,ジャン=ジャック・カントロフのヴァイオリンによる,モーツァルトのセレナード2曲です。次回のOEKの定期公演で演奏されれる,K.204 のセレナードのCDがないか探していたところ,うまい具合に見つかりました。ハーガーとカントロフは,「モーツァルトのヴァイオリン協奏曲全集」を録音していますが,それの続きのような感じでした。このシリーズの他の録音同様,教会で収録していることもあり,非常に豊かな残響。心地よい世界に浸らせてくれます。ただし...時々音飛びがしました。この辺は中古盤ならではですね。他のプレーヤーだと音飛びしなかったので,機器による相性もあるのかもしれません。

ロドリーゴの自作自演のピアノ曲集(輸入盤)です。「ロドリーゴはピアノ曲も良い」という文章を読んだことがあるような,ないような記憶があったので,試しに買ってみました。やや古い録音でしたが,これも大変味わい深げな録音。自宅の部屋の中で聴くのに最適かも。

ネヴィル・マリナー指揮アカデミー室内管弦楽団とジョージ・マルコムのチェンバロによる,色々な作曲家のチェンバロ協奏曲集(輸入盤)です。現在,18世紀の音楽については,もっとシャープで透明感がある感じの演奏が多いので,音の感じはやや大味な感じはしたのですが,その分,ゆったりと聞けそう。

Prague Wind Quintetという聞いたことない団体による,プーランク,ミヨー,イベール,フランセの木管楽器を中心とした室内楽作品集。スプラフォンの輸入盤です。ミヨーの3つの小品は,「題名のない音楽会」の番組中の挿入曲としてよく出てくる曲なのですが,CDを持っていなかったので買ってみたものです。CDのジャケットも地味な感じですが,音の感じもどこかくすんだ感じで,チェコ風味のフランス音楽といった感じかもしれません。

次のハチャトゥリアンのスタンリー・ブラック指揮ロンドン交響楽団による管弦楽曲集(輸入盤)は,2枚で490円にするために,ついつい冒険して買ってみたものです。「スパルタクス」の録音は持っていなかったこともあります。これは...全部聞いてはいませんが...やや期待はずれだったかも。妙にきちんとしたハチャトゥリアンという印象でした。

カルロ・マリア・ジュリーニ指揮シカゴ交響楽団による,マーラーの「巨人」。このシリーズのジャケットのデザインは好みではないのですが...実は中学生の頃,この曲を最初に聞いたのがこの録音で,懐かしい気分になり購入。ちょっと聞いた感じでは,非常にじっくりとしたテンポで,音の感じも渋い印象。

最後はマイケル・ティルソン・トーマス指揮ロンドン交響楽団による,R.シュトラウスの「英雄の生涯」と「ティル・オイレンシュピーゲル...」。これは今から,しっかり聞いてみようと思います。

というわけで,明日はじっくりと家にこもろうと思います。