わが家の近所。まだかすかに桜が残っていました。 |
今週はずっと気温が低めで,自宅にこもっていたので,晴れた休日ぐらいは,気分転換のため少しは外出しようと思い自転車で1時間ほど一回り。ただし,大勢の人の集まる場所はNGということで,滅多に通らないルートを通ることにしました。
山側環状道路に掛かる橋の上から撮影。本当に快晴でした。車もやや少なめでしょうか。 |
どうやって行こうか考えたのですが鶴間坂を通ることにしました。金沢の地形は兼六園を中心とした「台地」になっているので,市内には坂が沢山あります。その中でも特に長くて急な坂が鶴間坂だと思います。本日は,この坂を登ることにしました。ただし...電動自転車でです。
鶴間坂の登り口を横から見たところ。分度器で測れそうな感じです。
別の角度から撮影。横から見るより歩いてみると,急に感じます。この坂が延々と続きます。
坂の終盤近くに「鶴間坂」の石碑が出てきました。
坂の側面は結構急な崖。竹林です。ということは,タケノコも出るのか?と目的のタケノコのことを思い出してしまいました。
坂を登りきると,金沢商業高校に続く狭い道。小立野の道はこういう感じの道が非常に多く,私にとっては,結構「ラビリンス」です。
この道をまっすぐ行くと,旧金沢大学工学部跡地(左が跡地)に。狭いけれども,結構車もとおる道です。この道を通り過ぎると,マルエー小立野店があります。
とりあえず,「村上春樹の新刊を売っているかな?」とうつのみや小立野店へ。コロナに負けずちゃんと開いていました。ちなみに入口のドアも開いていました。
少し前にカミュの「ペスト」を読み始めたのですが...個人的に翻訳小説を読むのが苦手なのこともあり(特に古い訳だと読みにくいものが多いですね),停滞中。そのかわりに村上春樹の新刊を読むことにしました。村上さんの文章とは,妙に波長が合い,いつもストレスなく読むことができます(ただし,文章は明晰だけれども,「なんだかよく分からない」という部分もよくありますね。そこもまた個性だと思っています)。
この本については,立ち読みもせずに買ったのですが,村上さんにしては珍しく,「父との思いでを綴った自伝的な話」という点が注目でしょうか。挿絵がかなり入った小ぶりの本なので,すぐに読めるかもしれません。
続いて,うつのみやの斜め向かいにある,小立野のJAほがらか村へ。
店内のしっかり目立つところに,「別所のタケノコ」(色々な大きさあり)を売っていました。同じことを考えてた人が多かったのか...レジには列ができていました。厳密にいうと,タケノコは不要不急だったかもしれませんね。年に一度ではありますが。
駐車場は次のような感じでした。「たけのこ」ののぼりの後ろに結構沢山の車が止まっていました。
タケノコだけというのも寂しいので,「いがら万頭」という金沢名物の「五色生菓子」の中の一つ,黄色い万頭を購入。
万頭は本日の夕食後,タケノコの方は明日の日中に調理して,夕方に食べてみようと思います。
さて帰り道ですが,別の坂を通ることにしました。坂道の名前は知らないのですが,バスの通る広めの坂です。この坂からは山がよく見えるので,それを目当てに降りることにしました。
街の中に坂があるとこういう景色が見られるのが良いですね。遠くに雪山もあったのですが,写真だと全然写っていませんね。正面の低い山は戸室山(のはず)です。晴れた日に自転車で坂を下りながら,良い景色を眺めるというのは良いものです。遠くの行楽地に行かなくても...と納得させるには良い場所かもしれません。
この坂を下りて,旭町の通りを少し進むと,神社が見えてきます。その名前が牛坂八幡宮ん。「そうか,今降りてきた坂の名前は「牛坂」か」と納得。調べてみたら確かにそうでした。名前にも由来がありそうです。これはまた後で調べてみたいと思います。
それにしても,神社という空間も面白いと思います。どの神社に行っても,基本的にすっきりとしていて,気持ち的にもクリーンな気分になります。仏教,キリスト教とは違い,その土地に結び付いた「何か」をベースにしていること,古代からの日本人の精神につながる「何か」がある場所のような気がします。
ほがらか村に人が沢山いたのは少々問題でしたが,それ以外については,適度な運動もできたし,良い景色も眺められたし,良い気分転換になりました。明日は,今日ほど天気は良くなさそうなので,家で村上春樹の本を読みながら,タケノコの煮物(初挑戦ですが)を作ろうと思います。
貴重なマスクを干すのにも良い日ですね。 |