食材を宅配してもらうサービスを使い,配布されるレシピを見ながら悪戦苦闘...と書きたいところですが,これが結構楽しいのです。レシピに書かれている「35分程度」といった標準時間を少しオーバーするぐらいの時間で食べることができています。
この前作ったのが「炊飯器でジンジャーチキンライス;豆腐と野菜のスープ」というものです。このレシピを見ていて思ったのが,「切る」ということについての日本語表現の豊かさです。次のとおりです。特にこの日は「切り」の連続。マーカーを引いてみたら,「〇〇切り」だらけで感動的(?)です。
実は「〇〇切り」については,「何となくこういうフィーリングかな」という感じでやっています(少々意地になって,あえてWeb検索はしていません)。それでも「どう違うのか」さすがに気になるようになってきました。特に気になるのが,このレシピにも出てきている「ざく切り」と「ぶつ切り」です。
「ざく切り=”ざくっ”と言いながら切る」「ぶつ切り=”ぶつっ”と言いながら切る」という感じでやっているのですが,食材ごとに大雑把に切る時に,例えばネギの場合は「ぶつ切り」になり,水菜は「ざく切り」になるのでは,という気がしてきました。という感じで,もう少し「分からない」状態を楽しもうと思います。
...が,たまたま見つけた,私の子供が使っていた高校の家庭科の副読本に,なかなか良い感じのイラストが載っているのを発見。
ただし,「ざく切り」「ぶつ切り」まではさすがに載っていませんでした。しばらくは,「ぶつっ」とか「ざくっ」というフィーリングで切ってみたいと思います。
こういった高校の教科書とか副読本ですが,侮れないと思います。学問や生活の基本を正しく教えてくれている気がします。卒業してから読むと,「面白い」「役立つ」と感じるものが多いですね。
このページのイラストには次のようなのが載っていました。
「最初はヘタであたりまえ!形はヘンでも食べられる。習うより慣れよ」という素晴らしいアドバイスが書かれています(ちなみに,かつらむき(だけ)は昔から結構得意です)。
最後に完成後の写真をレシピに載っていた写真と共に紹介しましょう。まさに「形はヘンでも食べられる」です。こうやってみると,ご飯の盛り方に相当難点がありますね。
そもそも...写真のライティングが全く違います。
コロナ対策で外出をほとんどしていない中,毎日の「慣れない」食事作りが貴重な時間になっています。宅配の場合,「他者との接触が非常に少ない」ということに加え,「食品ロスが非常に少ない」というメリットもあります。親が使っていたシステムをそのまま「相続」しているのですが,色々な面で感染症対策として役立つとは予想もしませんでした。