カセットテープの方は...45年程前(調べてびっくり)から30年ぐらい前のものが残っています。捨てようかどうしようか迷っているのですが,「このまま残しておいても誰も聞かない」ことは確実なので,とりあえず音源の方をMP3化してモノは捨てることにしました。
というわけで,カセットテープをMP3化するために東芝の「ハイレゾ対応SD/USB/CDラジオカセットレコーダー」を購入し,作業を進めることにしました。次のような商品です。
現在残っているのは中学1年生の頃にエアチェックしたものが最古のものです。カセットテープに連番を振って管理していたのですが,そのNo.1のテープから作業開始。曲目はR.シュトラウスの「英雄の生涯」で,カール・ベーム指揮ドレスデン国立管弦楽団によるザルツブルク音楽祭での演奏のライブ録音です。懐かしのSONYのローノイズテープの90分テープです。
LPレコードの真似をして,曲名は原綴で書いていました。結構,これは外国語の勉強になっていたかも |
作業は非常に簡単で,USBメモリーをポートに刺した後,ボタンを押すだけでテープが自動的に起動し,音声が流れ,同時にMP3化が始まります。カタログによると,「カセットテープ音源もハイレゾ音質で再現」などと書いてあります。確かに思ったよりも良い音(聞きやすい音)になって聞こえる...気がします。
もちろんカセットテープ特有の音の「ふらつき」のようなものは消せないのですが,その辺の経年変化がまた,懐かしい感じもします。
A面の「英雄の生涯」が終わった後,いきなりカロ・ミオ・ベンが聞こえてきてびっくり。当時はテープの余りを利用して何でも入れていたな,ということを思い出しました。
さらに...何とこの曲が終わった後,テープが切れてしまいました。無事MP3化は終わっていたので,「最後のおつとめ」ということになってしまいました。
この「余白」ですが,実は本編を聞くよりも面白く...いきなり電子オルガンの生演奏(妹が演奏?)の断片が入っていたり,懐かしのNHK-FM番組のナレーションが入っていたり,油断ができません。
というわけで,当面,休日に出掛ける機会は減りそうなので,カセットテープのMP3化作業を進めてみたいと思います。
本日は,以前使っていたハードディスクレコーダーに入っていた映像のダビングも完了。これで心おきなく,ハードの方を廃棄できます。15年ほど前までは,「形があるのが当たり前」だったのですが,一気に世の中が変わってしまいましたね。