時間は常に流れるものであり,それを無理に区切る必要はあるのか,と思っていたこともあるのですが,流れるものだからこそ,時々振り返ることにも大きな意味があると最近では思っています。皇室が,645年の「大化」以来,「元号」という制度を続けていることも「考えてみるとすごい」と思います。尊重すべきことと思います。
というわけで,天皇の交代という節目に感じたことなどを綴ってみたいと思います。その後,ここ数日に撮影した「改元にちなんだ写真」のあれこれ紹介したいと思います。
私にとっての皇室の印象は,「品の良さ」を体現した存在というものです。「品の良さ」には色々な定義があると思いますが,努力や無理の上に成り立っている,一種の偽善的なものであることは確かだと思います。
最近は,「偽善」に対して容赦なく突っ込むことの方が偉い時代になってきている気がします。しかし,私自身は「悪」「偽悪」よりは,「偽善」の方がずっと良いと思います。そもそも,誰から見ても「善」ということはないからです。
「品の良さ」といった伝統的な価値観への尊重がどんどん失われていく中,皇室的な存在を盛り立てることを通じて,スタンダードな価値観に対する敬意を持ち,マイナーチェンジを加えつつ,維持していくことが大切なのではと思っています。
そして,新しい天皇陛下や皇室の方々には,まずは日本という国が「しゃんとした国」であり続けることの象徴として活躍を続けていただきたいなと思っています。時間の流れ同様,国境を意識し過ぎることも良くないのかもしれませんが,いきなり世界全体のことを考えるのも不可能なので,まずは「日本」という国単位で,世界から尊敬される国であり続けて欲しいと思っています。
これとは全く違うレベルですが,皇室の方々がゆっくり話されていることも大切なことだと思います。テレビのトーク番組を見ていると,間を置くことを嫌い,ペラペラと臨機応変に言葉が出てくることが重視される時代になってきていることを感じます。が,正しいことや大切なことは言葉を選んでゆっくり語りかけるべきものだと思います。そのことの正しさは,特に上皇陛下の話し方から伝わっていました。これからの時代も,皇室の皆様には,大切なことはゆっくりと語っても良いのだということを体現したような存在であって欲しいと思います。
昨日,平成の30年と4ヶ月が終わったのですが,自分自身を振り返ってみると,激動の時代だったと感じます。就職,結婚,転居,死別,出産が前半に集中し,家族の構成も大きく変わりました。ただし...よくよく考えてみると,30年で変わらないことの方が少ないのかもしれません。考えてみると,変わることの方が当然ですね。いずれにしても,元号の変更をきっかけに,少し足を止めて,30年を振り返ることが出来たのは意義のあることだったと思います。
さて,ここ数日は,平成から令和への切り替えにちなんだ(便乗した)イベント,商品などが目立ちますね。あとから振り返ると面白そうなので,色々と目に留まったものを,コメント付きで記録しておきたいと思います。
酒屋さんの店頭では,平成に感謝しつつ,乾杯を呼びかけていましたので...
日本酒の一升瓶を購入。久しぶりに萬歳楽にしてみました。
関東方面から帰省した子どもからのお土産は,「令和」と書かれた「ひよこ」
ただし,包装紙を取ると普通のひよこでした。
色合いは「紅白」のおめでたい感じになっていました。
本日の新聞広告です。今日からR1ということで,「満を持して」の全面広告ですね。
というわけで,1本買ってきて飲んでみました。
昼食は,正月の余りのお餅+小豆でぜんざい。
食べ終わったところで...家族がスーパーから買ってきたのは小豆の入った餅。相変わらず連携が悪いのですが,甘いものには目がないので,こちらも美味しくいただきました。
最後に「日めくりカレンダー」。今年は,1日1日をしっかり意識しようと「日めくりカレンダー」を使っています。段々と切り口がガタガタになってきていますが,良いものです。
しばらくは至る所で「令和ブーム」が続きそうですね。