「ものすごく混んでいるかも?」と少し危惧したのですが,そこまで混んではおらず,適度に賑わっていて,良い感じでした。
まず,高岡(その中でも海の方の伏木地区)までどういくかで少し迷いました。JRで行ってみようかな?とも思ったのですが,調べてみると「JR伏木駅から徒歩25分」ということで,無難な線で,自家用車で行くことにしました。
停車中に撮影。歴史館まで向かう途中は桜並木でした。 |
建物の方は,意外に広く,展示室や廊下が非常にゆったりとしていました。その分,やや間延びした感じはしましたが,万葉集の持つ大らかな雰囲気にはぴったりだったかもしれません。入場料210円というのも◎でした。
入ってみると,早速,「令和コーナー」がありました。
縦書き毛筆の「令和」のパネルを持って,写真撮影できるようになっていました。さらには,記者会見風に写るようにマイクまで用意されていました。一人だとさすがに恥ずかしいので,私はやめておきました。
建物の回りは散策できるようになっていました。金沢の兼六園に比べれば...ほぼ自然に近い野山でしたが,万葉集には色々な植物が出てくるので,イメージを広げるのには良いと思いました。
展示内容は,奈良時代に国司として越中に5年間赴任した大伴家持に関するものが中心でした。展示物は,「本物」よりも,パネルや「作り物」が多かったのですが,「歴史館」の名前どおり,越中での家持の活動や作品を学ぶのに最適だと思いました。
家持は最初は「単身赴任」。その時,体調を崩したのですが,妻の坂上大嬢を呼び寄せて元気を取り戻し,秀歌を多数作ったとのことです(館内のビデオ映像で学んだ知識です)。何というか,今の時代に通じるような話だなと思いました。その「越中秀歌」の代表作として,「春の園 紅にほふ 桃の花 下照る道に 出で立つをとめ」をイメージした人形が玄関前に立っていました。
もう一つの注目は,加賀藩と「万葉集」のつながりです。前田家は,5代綱紀時代に「天下の書府」と呼ばれ,多くの貴重な文献を集めていましたが,その中に「万葉集」もあります。最古の写本の保存に前田家が大きな役割を果たしていたり,「金沢版」と呼ばれる重要な写本が尊経閣文庫(前田家の所蔵資料を集めた東京にある文庫)に入っていたり,「さすが」という感じでした。
この辺の情報をもう少し知りたくなり,お土産がわりに,この館で以前行っていた展覧会「越中国と万葉集」の図録を購入しました。
最後に記念スタンプを押しました。
せっかく伏木まで来たので,雨晴海岸まで行くことにしました。どこが「天晴海岸」なのかよく分からなかったので,とりあえず道の駅へ。
建物の2階がおみやげ&飲食コーナー,3階が展望台になっていました。
3階からは,次のような気持ちの良い景色を眺めることができました。道路に沿ってローカルな鉄道の線路も走っていましたが,残念ながら通過する列車はありませんでした。
天候が良ければ,次のような景色が見えるはず。快晴だった昨日は,どういう感じに見えていたのか気になるところです。
最後に道の駅で買った(自分用の)おみやげを紹介しましょう。
ご当地,コカコーラです。高岡には北陸地方のコカ・コーラの工場がありますが,道の駅では,3県のご当地デザインのコーラを売っていました。兼六園のことじ灯篭がデザインされた石川県のものを購入。早速,帰りの車の中で飲みました。
もう一つ買ったのが,富山ブラックラーメンのカップ麺。こちらは自宅に戻った後,昼食として食べました。
お湯を入れただけでは,ブラックではありませんが...
ソースを入れた後は,ブラックになりました。
ただし...ここで大きなミス。当然「熱湯3分」だと思っていたのですが,3分経過しても何となく固い感じ。よくよく読むと「熱湯5分」でした。というわけで,再度ふたを閉めて,2分待ちました。
見た目ほど濃い感じはしなかったのですが,ついていたコショーを全部かけたせいか,このコショウにむせそうになりました。私の場合,インスタント麺については,あればあるだけ全部かけてしまうのが習慣なのですが,コショウについては,「お好み」にすべきだったと反省しています。