2014年9月21日日曜日

両国国技館で大相撲を楽しんで来ました。

9月17日に東京に出かけてきたついでに,両国国技館に行って現在やっている大相撲九月場所を見てきました。

まずJR両国駅です。そのすぐ隣が両国国技館です。


建物の前には各部屋や主要力士の幟が出ていました。これを見るだけで気分が盛り上がりますね。人気力士ということで,遠藤の幟がいちばん目立つところに出ていました。


チケットはあらかじめWebで買ってあったのですが,入場入口は大変賑わっていました。


チケットのモギリですが,何と元麒麟児の北陣親方が座っていました。私ぐらいの世代には大変懐かしい力士です。大相撲は数年前に不祥事が発覚して以降,ファンサービスに本気で力を入れていることを実感しました。北陣親方はとても丁寧に応対をしていました。私の直前は,中高年女性3人組だったのですが,「遠藤にダッコしてもらってね」といろいろアドバイスをしていました。



これが,その「お姫様ダッコをしてくれる遠藤」です。


国技館に入ると,今度はモンゴル横綱3人衆の等身大像が待っていました。


今場所は新横関豪栄道も人気を集めていますね。



さて,いよいよ中に入りました。生まれて初めて,大相撲を生で見るので結構ワクワクしました。私の席は,いちばん安い席ということで,大変「見晴らしの良い」席でした。一応正面席でしたが,上から2列目でした。


すぐそばに放送用の席がありました(NHKのテレビ放送ではないと思います)。元高見盛の振分親方が座っていました。相変わらず人気でした。


十両の取組が終わり,幕内力士の土俵入りが始まりました。この雰囲気もまた,大相撲ならではです。遠藤だけでなく,多くの力士に大きな拍手が起こっており,大相撲人気が回復しつつあることがよく分かりました。


満員御礼の垂れ幕はこの時点では出ていませんでしたが,今にも出そうな感じでした。



横綱土俵入り。これは白鵬です。


満員御礼の垂れ幕が下りました。ただし,2階席は完全に埋まっていませんでした。1階席はほぼ埋まっていたので,1階席で判断しているのかもしれません。


生ビールの売り子さんです。この日,国技館に来るまでにあちこり歩き回り,非常にノドが渇いていたので,思わず注文してしまいました。外国人のお客さんも非常に多かったですね。団体旅行のコースに入っているのかもしれません。


さて肝心の相撲の方ですが,勝負がどうこうというよりは,華やかだけれどもどこかユルい雰囲気にすっかり魅了されました。相撲は日本の国技と言われていますが,この雰囲気はずっと残して欲しいなと思いました。

お酒が入っている人も多いせいか,本当にあちこちから掛け声がかかっていました。私の席の隣に座っていた若い女性がいきなり,「勢」とか「高安」とかビシっと掛け声を掛けていたのには驚きました。もしかしたら,歌舞伎でいうところの「大向こう」のような座席だったのかもしれません。

それと会場に響く,色々な「音」が良いですね。マワシをポンポンと叩く音(千代鳳の音がいちばん良かったです。これだけでファンになりそう),呼び出しや行事の声が人によってかなり違う,立ち合いのぶつかる音(勢vs豊響の音がいちばん良かった)など,それだけでブラボーという感じでした。

というわけで,ついつい色々写真を撮ったのですが,後からみると,さすがに距離が遠く(カメラの性能のせいもあり),どれもこれも同じような写真でした。

次の写真は,遠藤対琴奨菊のいちばんです。遠藤が出ると,永谷園をはじめ,懸賞が沢山出るのですが,この日も沢山出ていました。



次は最後の仕切りに入る直前です。この琴奨菊の「エビぞり」を楽しみにしていました。琴奨菊だけでなく,強い力士は最後の仕切り前に「お決まりの動作」をします。例えば,日馬富士の腕立て伏せのような仕切り,白鵬のダッシュするような動作...こういったものを生で見るのも良いですね。


日馬富士対嘉風戦では,物言いが付きました。


結局,日馬富士がマゲをつかんだということで,反則負けになってしまいました。滅多にみられないものを見られたという感じです(もっとも日馬富士の反則負けは2回目ですが。)。ちなみに,この相撲で日馬富士は目のあたりを負傷し,翌日から休場になってしまいました。

その他の横綱2人は勝ち,最後に弓取式があって終了しました。弓取式をじっくり見るのは初めてでしたが,大変弓の回し方が速く,「お見事」という鮮やかさでした。バトントワリングもできそうな感じのキレの良さがありました。


帰る前に1階席まで降りて,土俵を眺めてみました。



この辺は相撲茶屋だと思います。マス席のお客さんは,大きな袋でお土産をもらっていました。


先日引退した琴欧州の引退相撲がもうすぐ行われるようです。



相撲甚句でお見送り。





国技館の横に行ってみると,今取組を終えたばかりの力士(大関以上は別の出入口があるようです)が次々出てきました。

嘉風関です。この関取はこのままJR両国駅から電車に乗っていました(途中まで一緒でした)。




よくわかりませんが,高安関です。掛け声の感じだと,横綱大関,遠藤に次ぐ人気があるようです。サインを求められていました。





ブルガリア出身の碧山関です。やはり大きいですね。名前どおり青い着物でした。




家族へのお土産に,日本相撲協会公認の応援用タオルというのを買ってみました。本当は遠藤が欲しかったのですが,尋ねてみたら「売り切れ」ということで,「確か遠藤の次に豪栄道も好きだったはず」と思い出し,豪栄道の名前の入ったタオルを買いました。







やっぱり両国国技館で生で味わう大相撲は良いものです。機会があれば,今度は家族と行ってみたいなものだ,と思いました。