1月2日は初売りにも出かけてきました。「福袋は買うまい」と思っていたのですが,ついつい雰囲気に飲まれて3000円の福袋を購入。開けてみると,やはり,良さそうだけれども微妙に使えないものが多数...。家人によると,「3000円の福袋だとこんなものだ」ということで,どうせなら1万円分ぐらい買った方がよかったのかもしれません。
帰りは,8番らーめんへ。妙に混んでいました。やはり,帰省して,買い物に行って,「久しぶりに8番らーめんでも」というパターンが多いのでしょうか。私が食べたのは,季節限定 酸辣湯麺(サンラータンメン) でした。ちなみに子どもが食べたのは,期間限定「野菜牛もつ煮らーめん」(写真左)です。
3日には ぜんざい を食べました(いつも同じ皿だ...)。
隣に写っているのは,かぶら寿司と棒ダラです。かぶら寿司の方は,「やはり食べたい」ということで,近所のスーパーで急遽買ってきたのですが,家人によると「これはイマイチ。かぶら寿司も値段次第だ」とのことでした(しかし,かぶら寿司は結構高いですね)。棒ダラの方も,「やはり食べたい」ということで自宅で作ったものです。こちらの方は「味が濃すぎた」ということで,買ってきても,作ってもなかなかうまくいかないものですねぇ。
今日の夜,子どもが東京方面に戻るのということで,夕食は寿司でした。いつもは回転ずしに行くパターンが多かったのですが,今年は近所のスーパーの寿司を買ってきました。ただし,この寿司は美味かったですね。スーパーの寿司も美味しいのは金沢らしさでしょうか。
こんな感じで,あれこれ食べまくっていましたが,本日は気分を一新し,「書初め」の代わりに「写経」などをしてみました。ただし,墨で書くのではなく,鉛筆で書いてみました。昨年6月,石川県立美術館でやっていた薬師寺展で,お坊さんの巧い話に釣られて,写経セットを買ったのですが,半年以上遅れてやっと書いてみました。手順は般若心経の見本の上に紙を重ね,その上からなぞるというだけです。
次の写真のように,デスクマットの上に紙を乗せ,大型の洗濯ばさみで固定して,斜めにして立ったまま書いてみました。映画「薔薇の名前」には,中世ヨーロッパの修道院で写本を作るアトリエが出てきていましたが,そんなイメージでしょうか?最近,座った状態で首を前に下げるのが結構辛いので,生み出した策です。
鉛筆は,太い8Bです(こちらも昨年6月に銀座の画材屋でついつい買ったものです)。これだと,あまり力を入れなくても,濃い字が書けるます。30分ほどで,結構気楽に書けました。ただし,意味の分からないものよりは,やはり,少しは意味を理解して書ける方が良いかなとも思いました。今度は,何か別のものを写せないかなと考えています。
それ以外は,テレビをあれこれ見ているのですが,昨日,Eテレで放送していた「「幸福学」白熱教室」というのが面白い内容でした。その中で印象に残ったのがカナダのブリティッシュ・コロンビア大学のエリザベス・ダンさんによる,「幸福学」についての授業の内容でした。そこで幸福感を感じるためのポイントとして次の3つを挙げていました。
- 人と交わり
- 親切心
- 今ここにいること
3番目はちょっと系統が違うのですが,目の前のことに集中した方が幸福感が増すというものでした。例えば,頻繁にスマホでメールチェックをして反応している人よりは,1日の中でメールをチェックする回数を制限し,目の前のことに集中している人の方が良いということになります。
これらのことを地域で取り組むことで地域全体の幸福度向上にもつながるとのことでした。幸福感というのは,個人の「気の持ちよう」だと思っていたのですが,外からの働きかけによって変えられるのか,といちいちなるほどと思いました。そして,このことを,生の舞台での芸術鑑賞にもあてはめられないかなと思いました。
コンサート会場は,ヘッドフォンで1人で音楽を聞くのではなく,大勢の人と芸術を共有する場所です。公共空間なので,そこには人との交わりが起こり,親切心が発生する可能性があります。そして,今ステージで行われていることに集中するというのが,芸術鑑賞の肝です。例えば,石川県立音楽堂を芸術愛好家の社交的な空間にし,ステージの上で行われるパフォーマンスに気持ちよく集中できれば,一気にお客さんの幸福感は増すことになります。
というわけで,お客さん同士での気持ちの良い交流やコミュニティを作ることが,これから重要になってくるのではないか,と感じました。そして,このことは,私自身のライフワークにすべきテーマなのかなとも思いました。