2012年8月12日日曜日

ツイッターになると上から目線

ツイッターでは、半分お試し的に、山野金沢市長と橋下大阪市長をフォローしているのですが、お盆休みにも関わらず、お二人とも熱心にメッセージに返事を書いています。実際は、この何倍ものメッセージを相手にしているのだと思いますが、その労力は相当なものだと思います。

昨晩は、「ツイッターだと、市長に対しても、上から目線での物を言う人が多い。対面だと全然違うのに」「その通り」といったメッセージが流れていました。これはネット上でのメッセージ伝達の便利さと限界を示していると思います。対面や電話の場合、その場での意見の応酬が必要になりますが、ツイッターの場合、即座の応酬をすることなく、言いっ放しということが可能です。

市長のような立場の場合、返事を返さないと「不誠実」と言われる可能性がありますが、一般市民の場合は誠実に返答しろと言われることはないので、気楽に意見を書くことができます。余りにも非常識な意見の場合、どういう立場でも「叩かれる」のは同様ですが、自分が傷つかずに、エライ人にも好きなことを最後まで(140文字ですが)言えてしまうメディアと言えそうです。

昨晩は、ロンドン五輪の女子バレーの3位決定戦の後、フジテレビのアナウンサーのインタビューがなれなれし過ぎるという多数の批判のメッセージが流れていましたが、こういうのもツイッターならではですね。個人的には、昨日のインタビューは、「勝利に喜ぶ選手から素晴らしい笑顔とコメントを引き出した、素晴らしいインタビュー」と感じたので、かなり意外でした。

こういった場合も、「上から目線」になる人が多いですね。そして、こういう「批判」メッセージを読んでいると気分が悪くなることもあります。学校での「いじめ問題」に対する批判にも共通しますが、特に他人を批判する場合は、対面でモノを言うときと同じぐらいの緊張感と配慮を持って、メッセージを書くのがルールだと思います。

「ネットでだけ上から目線」というのは、半分パフォーマンスでやっている場合も多いので、どこまで本気なのか、まともに相手をすべきなのかも分かりません。常識的な結論ですが、ツイッターは、便利だけれどもやっかいなメディアとしか言いようがないですね。