2012年7月29日日曜日

五輪中継の合間を縫って「平清盛」を見ていますが,崇徳上皇がすごいです。

テレビ放送は,ロンドン五輪中継ばかりになっていますが,日曜の夜は大河ドラマということで,今日は18:00からの放送を録画して「平清盛」を見てみました。「平清盛」は,始まったばかりのころから「画面が汚い」とか「視聴率が悪い」とかさんざん言われ続けていますが,個人的には非常に充実した作品だと思っています。

確かに平○○とか藤原□□とか源△△が多過ぎて,よく分からないところはあるのですが,ドラマ全体の絢爛たる雰囲気とスケール感は見事だと思います。特に今日の「平家納経」は凄かったですね。崇徳上皇の怨念の世界が描かれていたのですが,上皇役の井浦新さんは,「ロード・オブ・ザ・リング」辺りに出てきそうな妖怪のようになっていました。大河ドラマにこういう怖い映像が出てきたのは,初めてかもしれません。

ドラマの方は次回から第3部(どこから第2部だった?)とのことですが,いよいよ,お馴染みの源平の戦いが出てきますので,益々楽しみです。考えてみると,この源平の争いは「スター・ウォーズ」と共通する雰囲気があります。タイトル自体,「平清盛」ではなく,「バトルズ・オブ・ゲンペイ エピソード1」とした方が良かったかもしれません。

「スターウォーズ」シリーズも悪役になるダース・ヴェイダーの若い時を,前半のエピソードで描いていましたので,平清盛=ダース・ヴェイダーと考えれば,結構似ている気がします。

というわけで,この調子で,平清盛の人生に関わらず,いっそ壇ノ浦まで見てしまいたい気もします。