2021年11月14日日曜日

本日午前中は,石川県立美術館で企画展「うるはしきもの めでたきわざ:北陸の芸術院会員・人間国宝」を観てきました。北陸出身の工芸の世界のレジェンドの作品を一覧できました。散りつつある紅葉を見ながら,秋が深まっていくのも実感

 本日の午前中は先週鑑賞予定だった,石川県立美術館で開催中の企画展「うるはしきもの めでたきわざ:北陸の芸術院会員・人間国宝」を観てきました。



展示室を3つ使って北陸地方ゆかりの芸術院会員と人間国宝(重要無形文化財保持者)の作品を作品をずらっと見せるという内容でした。展示順はほぼ年代順で松田権六,前大峰,木村雨山といった「昭和のレジェンド」的な存在から,現在も活躍している作品までをカバーしていました。

昭和時代の作品については,伝統的なフォルムを持つ,静かな自信に溢れたような作品が多く,時代を経るにつれて,多様さが出てくるような感じもよく分かりました。クラシック音楽の歴史に例えると,古典派からロマン派,印象派へといった推移と似た感じだと思いました。

石川県出身の大家の作品については,過去の展覧会や常設展でお馴染みですが,今回,富山や福井のレジェンドの作品も観られたのが良かったですね。富山県出身の松原定吉という作家による,派手ではないけれども,とてもくっきりとした藍染めの作品など良いなぁと思いました。

本日は午後から天気が悪くなりそうだったので,これだけを観て帰宅。途中,出羽町のNTTの前の紅葉を眺めてみたのですが,1週間前とは全然違う雰囲気。毎週,毎週秋が深まっていくなという感じです。


(参考)下が11月7日に撮影したもの。天候の違いも大きいですが,一気に散ってしまいましたね。