2018年4月15日日曜日

北陸音盤祭で往年の巨匠カラヤン,ジュリーニ,ショルティのCDを購入。どれも充実。さらに若き日の #ミンコフスキ さんのモーツァルトを発見。気軽に聞ける愛聴盤になりそう。

北陸地方の中古音盤屋さんが集まる音盤祭が金沢市内で年数回行われています。宝探し的な感覚で,毎回参加しています(割引ハガキが毎回送られてくるからでもあるのですが)。この音盤祭が石川県教育会館で週末に行われたので参加してきました。

しばらく前のNHKの「ガッテン」で,日常的にできる瞑想として,「草取り瞑想」とか「模型作り瞑想」とか色々と上げていたのですが,この「音盤探し」も没頭すれば瞑想に近いものがあるかもしれません(ただし,最近,眼の方が少々つらいのですが)。

今回購入したのは,次の4点でした。いずれも500~980円でだったので,消費税込みでも3000円以下でした。
袋はレコード・ジャングルのものです。
ショルティ指揮シカゴ交響楽団によるムソルグスキー「展覧会の絵」とストラヴィンスキー「春の祭典」 言わずと知れたこのコンビ最盛期の録音ですが,「春の祭典」の「春のきざし」の鮮明なキレの良さなど,実は部分的にしか聞いたことがありませんでした。これを聞いたら,他のCDは不要になると感じるかも(と期待しているのですが,そうはならないでしょうね。)。

カラヤン指揮ベルリン・フィルによるモーツァルトのディヴェルティメントK.287とアイネ・クライネ・ナハトムジーク。データを見ると,1988年に初出のものなので,カラヤン最晩年の録音の一つです。K.287については,ずっと以前のFMで,このコンビによるザルツブルク音楽祭か何かのライブ録音のの演奏で聞いて「美しい!」と思って以来,放置していた曲で,CDも持っていませんでした。弦楽器が高音でグーッと上がっていく感じが最高ですね。最上級のBGM用CDになりそう。

ジュリーニ指揮の2枚組コンピレーションCD。何となく手に取って見ているうちに欲しくなってしまいました。「20世紀の大指揮者たち」というシリーズの1つのようで,次のような曲がぎっしりと詰まっています。オーケストラは色々で時代も色々ですが,安定した美しさと充実感に溢れた演奏(のようです,まだ全部聞いていないので)。
(CD1)ロッシーニ:タンクレディ序曲/ベートーヴェン:交響曲第7番(シカゴ響)/ラヴェル:マ・メール・ロワ組曲(バイエルン放送響(ライブ))/ビゼー:組曲「子どもの遊び」
(CD2)ベートーヴェン:エグモント序曲(トリノ放送響)/シューマン:交響曲第3番「ライン」/ストラヴィンスキー:火の鳥(1919版)/シュトラウス:皇帝円舞曲(ウィーン交響楽団) カッコのないものはフィルハーモニア管弦楽団
もう一つはマルク・ミンコフスキ指揮レ・ミュジシャン・デュ・ルーヴルによるモーツァルトのドン・ジョヴァンニのTriebenseeという人による管楽合奏版。9人編成なので,オーケストラというよりは室内楽編成で,実際ミンコフスキさん自身,ファゴット(というかバソンでしょうか?)を演奏しています。ちょっと暗くおどろおどろしい雰囲気もあるこの歌劇ですが,とても聞きやすいディヴェルティメントのような雰囲気になっています。

このCDもたまたま見つけたのですが,ジャケットの裏を見てみると...今から30年ほど前(多分)のミンコフスキさんの写真が載っていました。恐らく20代ですね(多分私も同世代です)。ミンコフスキさんのサイン会の機会でもあれば,色紙代わりに使ってみようかなと考えています。

というわけで,楽都音楽祭まではしばらく演奏会に行く予定はないので,これらのCDを楽しんでみたいと思います。ちなみに中古音盤市ですが,5月以降も色々と行うようです。