2017年5月27日土曜日

石川県産業展示館で行っていたZakka*タイムは大盛況。革製品をついつい購入。その後,石川県立野球場で大学野球をのんびり観戦。5月の晴れた日の野球観戦は最高かも

本日はオーケストラ・アンサンブル金沢のファンタジー公演があったのですが,今回はパスをして(少々,月の前半にお金を使い過ぎたので...),午後から石川県産業展示館で行っていた,Zakka*タイムというイベントを見てきました。
全国からいろいろな雑貨店が集合するイベントで,昨年に続いて2回目の開催ということになります。私の場合,雑貨というよりは文房具的なものに関心があるのですが,他にないものがあるかも,と思い出かけてきました。
行ってみると入場料200円が掛かりました。せっかくなので,200円を払って会場に入ってみると,女性を中心に大勢のお客さんがひしめいていました。雑貨以外にも軽食を販売していたり,美容関係のサービスを行っているなど,なかなか楽し気でした。

ただし,文房具的なものは,あまりありませんでした。が,革製品などを見ていると段々と欲しくなり,ついつい購入してしまいました。

まずは革製のペーンケース(1200円ぐらい)。今使っているものが古くなってきたので,「紐をグルグル巻くタイプを使ってみたい」と思い購入。
もう一つは通帳ケース(900円ぐらい)。こちらは通帳ケースとしてではなく,5×3の情報カードなど紙切れ類を入れられないかな,と思い購入しました。色々な文章のネタについては,紙切れにメモするのが手軽なので,カバンの中に紙切れや情報カードを入れて持ち歩くのに使えないかなと考えています。ジョッターのような形で使うには柔らかいので,薄い下敷き的なものがあると良いかもしれません。
というわけで,ちょっと散財をしてしまいました。

産業展示館の隣にある,石川県立野球場の隣を通りかかると,球場の中から女性の声のアナウンスが聞こえてきました。無料で入れるのかな?と思い,階段を上っていってみると...すんなりバックネット裏に入れてしまいました。富山国際大学と高岡法科大学の試合を(何故石川県で?)行っていました。北陸の大学野球のリーグ戦でしょうか。

この野球場に入るのは,本当に久しぶりのことです。もの凄く大昔にプロ野球(中日に小松辰雄投手がいた頃)を1回,自分自身が高校生だった頃に1回,その後,暇つぶし(?)に1回来ただけです。恐らく入ったのは,20年ぶりぐらいです。

どちらのチームにも縁もゆかりもなかったのですが,5月の青空の下で観る野球は非常に気持ちの良いものだと思いました。
ボールを受けるキャッチャーミットの音,ヒットを打った時のバットの冴えた音。野手と野手の間を抜けていくボールの軌道。外野にフライが上がった時の放物線。何というか,勝負は抜きにして,「野球はいいものだ」と思いました。

実はスポーツを観るなら,野球がいちばん面白いかなと昔から思っていました。基本的にピッチャーとバッターの一騎打ちで,試合のいたるところに「間(ま)」があるのが,良いですね。
1塁側の席に移動してみました。ネットがない分,こちらの方がよく見えました
私自身,特に忠義,礼儀などの儒教的な精神を賛美しているわけではないのですが,日本の野球の場合,礼に始まり,礼に終わるという形式の美のようなものも感じます。チームの勝利を目指す団体競技としての面白さの中に,個人技もふんだんに出てくるので,二重に楽しめると思います。
試合終了後のあいさつ
村上春樹のエッセーの中に,「日曜の午後,神宮球場の外野席から,ヤクルトのヒルトン選手の打った二塁打の美しい軌跡を見た瞬間,小説家になろうと思った」といった文章があるのですが,その気分が分かるような気がしました。ちなみに,今日の試合でも,3塁ベース際を抜けて行く2塁打がありました。私の身には何も起こりませんでしたが,やはり美しいなと思いました。

さて試合の方ですが,スタンドに入った時には,既に9回の表で,3対3。そのまま延長戦に入りました。10回の裏,スクイズバントで決勝点が入り,高岡法科大学がサヨナラ勝ち。というなかなかドラマティックな結末でした。

テレビなどで観ていると,「バントかぁ」という感じになることもあるのですが(すみません),「確実に点を入れて勝つぞ!」という迷いのなさを感じ,思わず拍手をしてしまいました。

今回は観客数が少なかったこともあり,大変良い席でゆったりと見られました。晴れた5月の野球観戦というのは,非常に気持ちが良いことが分かったので,暇があったら,また来てみようかなと思います。次回は是非ホームランを観てみたいものです。
石川ミリオンスターズの試合も一度観てみたいと思います。

球場の外には高岡法科大学のバスが停車中