ビアズリーは画家というよりは,イラストレーターということで,絵画の展覧会というよりは,本の展示会のような感じになっていました。また,全体の構成的には,ビアズリー自身の作品よりは,その影響を受けた日本人作家による装丁の方が多い感じでした。しかも白黒の印刷物が大半ということで,かなり地味な雰囲気でした。
ビアズリーといえば,オスカー・ワイルド作の戯曲「サロメ」の挿絵が有名です。我が家にあった岩波文庫には,次のとおりしっかりビアズリーの挿絵が入っていました。今回の展示でも,当然展示されていました。
こういった展示については,専門家の話を聞いてから観た方が楽しめるのかもしれませんね。むしろ,夏休み企画として行っていた,「コレクション展(近現代絵画・彫刻・工芸) アート de ものがたり:親子で楽しむ美術館」の方が視覚的にも多彩な面白い作品が集められており,楽しめました。
http://www.ishibi.pref.ishikawa.jp/exhibition/3271/
その後は金沢21世紀美術館のミュージアムショップに寄って来ました。友の会の特典としてショップで使える500円割引券の期限が迫ってきたので,使うことにしました。ただし,1500円以上のものということで,選択肢が絞られます。
色々考えてみたのですが,金魚のデザインの入った「ぐい呑み」を買ってきました。それほど大きなものではないのですが,中に金魚がいるのが気に入りました。
早速,夕食の時に使ってみました。
大きく見えますが,実際はお猪口より一回り大きいぐらいの大きさです。 |
その他,しいのき迎賓館では,NHKの「真田丸」「とと姉ちゃん」の写真展をやっていました。登場している役者さんのサイン入り色紙やドラマ関連のパネルを展示していました。