近年は,仕事全体のクラウド化が進んでいるので,ほぼ,いつでもどこでも仕事ができてしまいまいます。仕事のオンとオフのケジメをつけた方が良いのかな,と前は思っていたのですが,無理に区分するよりは,出来る時に仕事をやっておく方が後から楽なので,最近ではいつでもどこでも隙間を見つけては仕事をしています。
というわけで,午前中に仕事をある程度片付け,気分を楽にした後,15:00すぎぐらいから自転車で21美に行ってきました。
日曜日の21美はいつも大賑わいなのですが,15:00過ぎになると,混雑が解消されてきます。日曜の午後~夕方の空気は,「明日も仕事だ」と考えると気が重くなるのですが,美術館に行くには悪くありません。館内に漂う,ちょっと疲れたような空気が気に入っています。
本日はプールの中も賑わっていました。 |
https://www.kanazawa21.jp/data_list.php?g=17&d=1728
ドラえもん,スヌーピーなど,子供向けのプラスティック製の人形を部屋中に並べてオブジェを作った作品,金沢七不思議(かなり主観的な七不思議でしたが)をモチーフに作った見世物小屋的作品であるとか,なかなか変化に富んだ内容になっていました。
その後,先週に続いて「われらの時代:ポスト工業化社会の美術」へ。
https://www.kanazawa21.jp/data_list.php?g=17&d=1724
先週スプツニ子!「The Moonwalk Machine」を観ていたのですが,今週も軽快な音楽に誘われて再度見てしまいました。その後,展示室13に移り,束芋の「TOZEN」という映像作品を見てきました。こちらは対照的に静かなアニメーションの作品でした。
石膏でできた立体を鉛筆でデッサンした感じの映像が続くのですが,途中,海のイメージになって,大きな魚(クジラ?)がヌっと出てきたり,妙に見入ってしまうような映像が続きます。夏の暑い日にでも見たら丁度良いかもしれません。
その他,無料ゾーンには鏡やビデオカメラを使ったトリックアートのような作品があったり,天体観測とアートを組み合わせたような作品があったり,いつもにも増して変化に富んでいました。
正直なところ,5月上旬まで行っていた「3.11以降の建築」という展覧会は,あまり美術館っぽい展示ではなく(博物館的だったと思います),楽しめなかったのですが,今回の2つの展示は,なかなか面白いのではないかと思います。
その後,タレルの部屋へ。良いバランスで雲が入っていました。
この場所は,考え事をするには良いですね。空を眺めたり,人を眺めたりしながら,ある文章の構想を練ってしばらく過ごしました。この「あそび」のような空間は,多くの人にとっても,貴重なのではないかと思います。
しいのき緑地から見上げた今日の空 |