ただし,どうしても空気圧が少なくなっているので,その後,ガソリンを入れるついでに,ガソリンスタンドでタイヤに空気を入れてもらってきました。さらにファン・ヒーター用の灯油も購入したので,「これで寒波が来ても取りあえず大丈夫」という感じです。この日は,午前中のうちに廃品回収用の古新聞の準備もしたので,私にしては珍しく,家事をきっちりしました。
というわけで,午後からは市内の長町公民館で行われた「町名からたどる金沢の歴史」という講演会(無料)を聞いてきました。これは,能登印刷からつい最近,復刻+追補出版された「金沢・町物語」という本の発刊記念公演会で,この本の補筆をされた郷土史家の屋敷道明さんに金沢の町名の由来についてあれこれ話していただくという内容でした。
内容は体系的な感じではなく,柿木畠,松ヶ枝,此花,大桑...と屋敷さんが思いつくままに,市内の旧町名の由来を話していくというスタイルでした。この中で面白かったのが柿木畠です。金沢市には,火災の類焼を防ぐために火除地という空地が初めからつくってあります。柿木畠もそういう火除地で,柿の木が植えてあったからこの地名なのですが,なぜ柿の木かというと...柿本人麻呂と関係します。「柿の木のもとでは火は止まる」をもじったのだそうです。
「木の花=桜」,「此の花=梅」を指し,近くに住んでいた前田図書家の家紋が梅だったので,此花町になった,とかいろいろと薀蓄を得ることができました。
その後,金沢21世紀美術館でこの日から始まった「柿沼康二:書の道[ぱーっ]」をとりあえず,パーッと見てきました。柿沼さんは,数年前のNHK大河ドラマ「風林火山」のタイトルの字を書いた方です。書道ということで,当然,モノクロームの作品が多かったのですが,何よりその作品の大きさと勢いに驚きました。一体どうやって,書いたのか気になるところです。
この日は元サッカー選手の中田英寿さん(どういうつながりがある?)を交えてのトークも行っていたようですが,また別の日にじっくりと鑑賞してみたいと思います。
21世紀美術館の外に出ると,かなり暗くなっていました。雲もどこか芸術的に見えます。
その背後の中央公園の方は...暗くてよく分かりませんでしたが,かなり土の部分が少なくなった印象です。
新装中央公園+広坂緑地については,ネーミングも募集しているようです。取りあえず何か考えてみようと思います。