2013年3月23日土曜日

「伊熊よし子のおいしい音楽案内:パリに魅せられ,グラナダに酔う」を読みながらCD鑑賞

毎年,ラ・フォル・ジュルネのテーマに合わせて,PHP新書から音楽関係の本が出版されます。LFJ公式本といった宣伝があると,音楽祭の勢いもあってついつい買ってしまいます。今年は,次の本です。

「伊熊よし子のおいしい音楽案内:パリに魅せられ,グラナダに酔う」
http://www.amazon.co.jp/dp/4569809464

このところ多忙で気楽に本を読む余裕もなかったのですが,ようやく今日はのんびりとできたので,少し前に買ってあったこの本を読み始めました。

ピアノ音楽を中心とした音楽ライターとして活躍されている伊熊さんの文章は大変読みやすいものです。今回のLFJのテーマの作曲家たちの具体的な作品についての文章,曲にちなんだ場所に伊熊さんが実際に行った時の思い出,関連する絵画の話,その作曲家の作品を演奏する演奏家へのインタビュー...といった内容がバランスよく組み合わされており,それぞれの場所に行ってみたくなります。伊熊さん自身がその場で取材した経験が基礎になっているので,内容にオリジナリティもあります。そして何よりも音楽を聞いてみたくなります。

というわけで,
 第1章 グラナドスのピアノ曲集「ゴイェスカス」(廉価盤CDを持っていました)
 第2章 スコット・ロスのD.スカルラッティのソナタ(これもベスト盤CDを1枚持っていました)
 第3章 村治佳織のアランフェス協奏曲(サイン入りCDを持っています)...
という感じで聞きながら読み進めました。今日はこれぐらいにしておいて,後の章もじっくりと読み&聞き進めて行こうと思います。

今日聞いたCDの中ではスコット・ロスのものがいちばん気に入っています。ロスが「いちばん好き」というソナタK.208(ケッヘルではありません)を改めてじっくりと聞いてみて,良いなぁと思いました。この本を読んだから私自身もこの曲の美しさを発見できた気がします。

音楽の本を読みながら,新しい発見をするというのは楽しいものです。この本には,絵画についての記述も多いので,その絵も見ながらだともっと楽しめそうです(ゴヤの絵を見ながらゴイェスカスというのもやってみたい)。ただし,さすがに手間が掛かり過ぎかもしれませんね。