金沢駅もてなしドーム地下での「中古音盤市」の割引券付きハガキが送られてきたので,昨晩(金曜の夜)出掛けてきたのですが...週末の気の緩み(?)もあり,結構買ってしまいました。
例によって「運だめし」の積もりで買ったものもあったのですが,パッと聴いたところ,どれも良い感じです。今回は次のようなディスクを買いました。
1.ハンガリー弦楽四重奏団によるベートーヴェンの弦楽四重奏曲全集
アルバン・ベルク・カルテットの全集は持っているのですが,きっちりしすぎていて「結構疲れるかな」という所もあります。それではと別のセットが欲しくなり衝動的に選んだものです(3000円以下と思ったのですが,税込みで3000円を少し超えました)。パッケージがきれいだったのでもっと新しい録音かなと思ったのですが...モノーラル録音でした。ただし、録音は悪くはなく、緊密さと手触りの暖かさが両立している感じです。ここ数年「金澤弦楽四重奏団」による全曲シリーズをライブで聴いているので,それに合せてじわじわと聴いていきたいと思います。
2.クララ・ハスキルのピアノによるシューマンのピアノ協奏曲など
これはまず、500円以下という値段に引かれて買ってみました。シューマンのピアノ協奏曲のディスクは数枚持っていますが,この曲は「クララのための曲、そしてクララが初演した曲」ということで「クララの演奏で聴きたい」と連想してしまいました。こちらもモノラル録音で,ちょっと人工ステレオ的な感じの音ですが,クララハスキルのピアノの気品の高さのようなものが漂っています。その他,「子供の情景」「森の情景」なども入っています。
3.マウリツィオ・ポリーニとイタリア弦楽四重奏団によるブラームスのピアノ五重奏曲
このディスクについては,ずっと「持っていたつもり」だってのですが,先日ポリーニが亡くなった時に調べていると,実は持っていないことが判明。ポリーニによる室内楽録音は,非常に珍しく,1980年代に最初に聴いた時(友人の家で聴いたはず)から,心引かれるものがありました。45分以下の収録時間ですが,1曲で十分といったカロリーの高さのある演奏です。
4.C.P.Eバッハのヴィオラ・ダ・ガンバのディスク
これは運試しで買ったもの。1年ほど前に行われたC.P.E.バッハ特集のオーケストラ・アンサンブル金沢の定期公演以来,「C.P.E.バッハ」の名前が頭の中の「買い物リスト」に追加されました。以前、シンフォニアを買ったことがあるので,今回は室内楽に。一聴した感じゆったりとした中低音の魅力を楽しめそうですが...C.P.E.バッハならではの意外性もありそう。チェンバロ奏者のクリスティアーヌ・ジャコテの名前にも反応。フォルテピアノを演奏している曲もあったりするのも注目です。
5.ゼレンカの6つの室内ソナタ集のVol.1こちらもゼレンカという作曲者名に反応したものです。以前,実演で聞いて良いなと思ったのですが...同じ曲かどうかはよく分かりません。編成が結構変わっており,オーボエ2本,ファゴット,ヴァイオリン,コントラバス,チェンバロ奏者がジャケットに写っています。知らない人たちばかりですが...ダラス交響楽団のメンバーなどのようです。コントラバスやファゴットが入っているので,音に独特のどっしり感があり,気分が落ち着きます。読書しながら聞くのに良い感じかもしれません。
6.イザベラ・ファウストの2枚組録音
実演では聞いたことはありませんが,現代を代表するヴァイオリニストの一人がイザベラ・ファウストだと思います。1枚もディスクを持っていなかったことに加え,ジャケットの写真と「目があってしまった」ので購入。ベートーヴェンの協奏曲,シューベルトのソナタ,バルトークのソナタ1番,マルティヌーの協奏曲第2番が収録されています。ベートーヴェンだけまず聴いてみたのですが,ビエロフラーベク指揮プラハ交響楽団ともども,虚飾を排した美しさのある正統的な演奏という感じ。そのうちに実演を聴く機会があることを期待しています。
どれも「聞き飽きない」感じのディスクなので,梅雨の期間など,家の中で過ごす時にはじっくりと(作業しながらということもありますが)聴いてみたいと思います。
この音盤市ではLPジャケットを展示するのも恒例。今回も色々飾られていました。
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テーマは「遊び心」た
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ビートルズのLPジャケットには惹かれるものがあります。 「サージェント・ペパーズ...」の方は特に凝った遊びという感じですね。 |
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懐かしの映画「クレイマー・クレイマー」。 ヴィヴァルディのマンドリン協奏曲が人気になりましたね。
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