8月21日の日曜日,オーケストラ・アンサンブル金沢(OEK)は富山市のオーバードホールで特別公演を行ったので,金沢から聞きに行ってきました。せっかくの機会なので,それとセットで,富山県美術館で行われていた「ミロ展:日本を夢みて」も観てきました。いつも思うのですが,単純な色合いの多い,ミロの作品を観ていると,どこか気分がすっきりします。それでは「夏の小旅行」の様子を写真を交えてご紹介しましょう(OEKの公演の方は別途レビューを執筆予定です)。
まずは金沢市の浅野川です。先日からの大雨ですっかり濁っていました。
兼六園下のバス停から,富山行の高速バスに乗りました。
北口からの大きな道路は工事をしており,「一体どういけばよいのか?」という感じでしたが,環水公園の方に行けば何とかなるだろうと思い,そちらの方向にふらふらと歩いていきました。
まず,総合案内でチケットを購入。その際「クマ割」というのを活用してみました。この美術館の名物の「クマの展示」にちなんでのアイデアだと思いますが,クマのグッズを持参すれば,団体料金になるというものです。少々,恥ずかしい面はありましたが....「実は「クマのプーさん」の本を所持しております」と自己申告し,850円になりました。
まずは「ミロ展」へ。展示物の方は,部分的に撮影&SNS可となっていました。
ミロの作品については,色合いや構図などがシンプルで,ストレートに「ミロのセンス」が使わってくるのが心地よく感じられます。線の動きが日本の書道と似た感じの作品も多く,絵全体からリズムや流れが伝わってくるのも楽しいですね(楽譜のような感じ)。
そもそもミロの名前が世界的に知られるようになったのは,日本が最初だったとのことです。特に富山県出身の詩人・美術評論家,瀧口修造の影響は大きく,展示の後半では,この2人の交流を示すような作品も展示されていました。
絵画だけでなく,次のような陶器も展示されていました。子供の落書きのような作品ですが,ユーモラスなセンスが漂っているのもミロの魅力の一つだと思います。
外にも3頭いました。
美術館の窓からは環水公園がとてもよく見えます。
こちらは,デザイン部門の常設展示。イスのコレクションも素晴らしいですね。
最後の写真は「注意書き」です。補助犬は「同伴」で,それ以外の動物は「持ち込み」と言うのだと分かりました。なかなか表現するのも難しいですね。
その後,来た時とほぼ同じルートで美術館から戻りました。この水色の象(?)もTADのキャラクターです。
富山→金沢のバスは,富山地方鉄道のバスでした。
18:00発だったので,車窓からは夕焼けがよく見えました。
さて,お土産です。八尾(820と書かれています)の日本酒以外に,定番のお菓子とカマボコを購入。
こちらは美術館のグッズ。毎回のようにクリアフォルダーを買ってしまいます。タオルハンカチは家族へのプレゼントだったのですが...よくよく見ると,ミロの作品ではなく,ただの「スペイン風」のデザインだと判明。まあ...可愛らしい感じなので良いでしょうか。その他,ミロの絵がデザインされた,プラスチック製のブックマークを購入(この赤と青のデザインの絵は,個人的に思い出のある絵だったので)。
というわけで,お土産・グッズをあれこれ買いこむと,夏の小旅行気分も完結した気分になります。
というわけで,OEKの演奏会に行く前に,美術作品を結構しっかりと観てしまいました。
いつも撮影したくなるのが,マンホールのデザイン。富山といえば,やはり「山」ですね。
その後,オーバードホールでコンサートを鑑賞し,再度,富山駅へ。JRの駅と市内電車が交差しているのが良いですね。
電車の運転手になった気分で撮影できそうです。
帰りも高速バスを使いました。発車まで時間があったので(1時間に1本),せっかくなのでお土産物を買うことにしました。目立っていたのが,「八尾ブレンド」という日本酒。これだけ並んでいると1本欲しくなり...購入。