2021年12月19日日曜日

本日は院展金沢展で日本画を鑑賞。おみやげに加藤厚「葦間」の絵ハガキ+台紙を購入。明日以降の #カムカム・エヴリバディ がどうなるのかものすごく気になる中,#週末恒例のおはぎを購入。少しこぶりなものにしてみました。

週末から金沢は雪が降っていますが,交通に影響するほどは積もっていませんので,本日の午前中は,石川県立美術館に出かけ,「再興第106回院展 金沢展」を観てきました。院展は,明治時代に岡倉天心らによって創設された日本美術院主催の日本画の展覧会で,金沢に来るのは3年ぶりです。



作品のテーマとして,花鳥風月といった日本美術の伝統的な題材を扱ったものが多く,美しいものを綺麗かつ丁寧に描くといった感じの分かりやすい作品がメインだと思います。金地の襖絵,春爛漫の桜,山+月or太陽といった「変わらぬ美」を確認できます。

その一方,作家の中にもいくつか種類がランクや種類があるようで,同人というレベルになると,やりたいことを自由にやっている感じ(保守的になるケースもあれば,極端な表現になるケースもあります),新人の絵からは,保守的な作風にアイデアで挑戦するといった意気込みが感じられます。単純にどちらが良いとはいえず,基本的に1作品ごとの表現を味わうべきなのですが,そのせめぎ合うを感じるのも展覧会全体としての見どころなのかもしれません。

見終わった後は,おみやげに絵ハガキを1枚購入。さらに絵ハガキを壁に飾るための台紙もそれほど高くない値段で売っていたので合わせて買ってみました。

こんな感じになりました。


ちなみに購入した作品は,日本美術院賞(大観賞)・東京都知事賞を受賞した加藤厚さんの「葦間」という作品です。最初,背景がすっきりと灰色一色だったので,デザイン的なのかなと思って見ていたのですが,よく見ると鳥が泳いでいました。そうやって観ると,背景全体が広々とした水面に見え,何か絵の見方が反転しました。その辺がとても面白かったですね。ただし...絵ハガキではなく実際の大きさで観ないと面白くない気もしました。

その後,週末恒例(?)のおはぎを購入。先週よりは小型のサイズにしてみました。


「カムカム・エヴリバディ」の方は,来週どうなるのかものすごく気になる状況ですが,ドラマの展開的にそろそろ主役が切り替わりそうですね。おはぎを作るシーンがずっと出てくるのか,楽しみにしています。