JR金沢駅もてなしドームの地下で「いしかわブックフェス2020」と題して,石川県内の古書店や中古音盤店などが出店するイベントをやっていました。本日は「一日中,冬のような天気」という予報だったのですが,午前中は予想外の晴れ。この天候も後押しして,昼少し前に自転車で出かけてきました。
行ってみるとなかなか楽し気な雰囲気。段々とお客さんの数が増えてきました。
記念のトートバッグも売っていましたが...さすがに最近トートバッグばかり買っているのでパス。
入口に恒例の体温計があったので,セルフで測ってみると...何と34.9度。「手をかざしてください」と書いてあったので,そのとおりかざしてみたのですが,さすがに手のひらだと不正確なのかもしれません。
もう一つは上田秋成の雨月物語など。この本をちゃんと読んだことがなかったので「そのうち」と思っていたものです。石川淳による現代語訳版があったので手に取ってみると,解説は三島由紀夫。村上春樹の本にも上田秋成は時々出てくるので,これを機会にいちど読んでみようと思います。
中古CDの方は,先日あれこれ買ったばかりだったので,1点だけ。ギタリストの山下和仁さんの編曲・演奏による,バッハの小品集です。家に帰って聞いてみたのですが,じっくりしっかりと弾き込んでいる感じで,充実感がありました。本を読みながら聞くのも「あり」だと思います。というわけで,ずっと繰り返し聞ける愛聴盤になるかもしれません。
収穫の品を袋に入れて,良い気分で外に出ようとしたら...かなりの雨。やはり天気予報は正しかったようです。金沢の天候というのは,こういうものですね。
良いことも悪いことも続かないので,一喜一憂しないでおきましょう,という仏教的教訓を得ながら,雨合羽(一応用意してあったので助かりました)を来て帰宅しました。