2015年7月4日土曜日

【音盤獺祭】JR金沢駅もてなしドーム地下の中古CDでカラヤン/フィルハーモニア・プロムナード・コンサート(旧盤)とクナッパーツブッシュ/VPOの名曲集を購入。図らずも,トリッチ・トラッチ・ポルカの楽しい聞き比べに。

年に数回,金沢市の中古CDショップと他県のショップの合同で,中古CD市が行われます。毎回,出かけて購入しているので,ダイレクトメール(300円割引券付き)が届くようになりました。実は,この中古CD探しというのは,私にとっては最大の娯楽になっています。結構,無心の境地になれたりします。

というわけで,JR金沢駅もてなしドーム地下広場に出かけてきました。結構大勢のお客さんが集まっていました。

最近では,コストパフォーマンスの点だと,再発のBOXものCDの方が安いことが多いのですが,沢山買ってもなかなか聞く時間がないので,過去を振り返りながら,こういった中古CD市で,昔なじみの演奏を1枚,1枚買うことにしています。

今回買ったのは,ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮フィルハーモニア管弦楽団によるプロムナード・コンサート(1953~1955年のモノーラル録音)とハンス・クナッパーツブッシュ指揮の「舞踏への勧誘」などを含む小品集でした。割引券を使ったので2枚で1000円ほどでした。

いちばん下にあるのが既に持っていた新盤です
カラヤンの方は,実は全く同じ選曲のCDの再録音盤(1960年のステレオ録音)を既に持っているのですが,前々からモノーラル録音があることは聞いていたので,今回,どう違うのだろうと思い買ってみました。それと,帯に書かれていた「スケーターズ・ワルツの序奏のホルンは,デニス・ブレインが演奏しています」という宣伝文句に惹かれました。

このプロムナードコンサートに収録されている曲は,あまりにも名曲過ぎてやや軽んぜられているような,そのため実演で(特にオーケストラの定期演奏会)演奏される機会が少なくなってしまった曲が中心です。その分,リラックスして聞くには最適のCDで,昔からこのカラヤン盤を気に入っていました。特にスケーターズワルツの,見事過ぎる演奏が大好きでした。

本日購入したモノーラル盤のスケーターズ・ワルツを聞いてみて,序奏部のホルンは,スケールが非常に大きく,さすがデニス・ブレインと思いました。音もモノーラルにしてはとても良く,モノーラル独特の少し丸みがあるサウンドもこれらの曲の魅力を増していると思いました。

シュトラウスのトリッチ・トラッチ・ポルカは,新盤と旧盤で楽器の使い方がかなり違っていました。新盤は普通に演奏して,曲の楽しさをストレートに伝えているのですが,旧盤の方では,曲の途中,1か所だけ全楽器が休みになる部分で,小型のシンバルのような音が入っています。オリジナルでは「何も入らない」のが正解なのですが,指揮者によっていろんな音が入っていて,予想する楽しみのある場所です。

この部分は,「何も入らない」と結構物足りないので,大太鼓が入ることが多い気がしますが,シンバルというのは初めてかもしれません。

ちなみにもう一枚購入したクナッパーツブッシュのCDの方にもトリッチ・トラッチ・ポルカが入っていましした。私が中学生だったころ,この演奏をFMで聞き,「なんじゃこの演奏は!」と思ったことがあります。クナッパーツブッシュらしく,非常に遅いテンポで,曲が始まるとすぐ,ムチ(?)の音が入って来て,リズムを取るのです。この変な演奏と,宇野功芳さんが,いろいろな文章で「命をかけた遊び」といった表現で誉めている「バーデン娘」が入っているということで買うことにしたものです(今から,この演奏を聞くところです)。

で,クナのトリッチ・トラッチ・ポルカですが,テンポが遅いだけでなく,1か所,いきなり音楽の流れが止まる部分がありました。「そういえば,そうだった」と聞きながら思い出しました。この人を喰った感じが最高です。

ちなみに例の「全員休み」の部分ですが...ここには何も入っていませんでした。テンポが遅いので,この間は結構長く,ぼんやりと口が空いたような感じになります。これもまたユーモラスですね。

ということで,こういったCDをアルコールを飲みながら,聞き比べるのは,最高の気分転換になります。中古CD市は,月曜日までやっているようなので,もう一度ぐらい行ってみるかな...。

中古CDと書きましたが...実はLPレコードを売っているスペースの方が沢山ありました。各店がLPジャケットを展示していたりして(ショップのおじさんがBGMに合わせてダンスをしていたり),結構,ゆるゆると楽しげなムードになっていました。
ボレロのLPはCM連動企画。エド・デ・ワールト指揮でホンダのCMでしたね。

GOGOSのジャケットは記憶にあります。やはりLPの方が見た目が良いですね。