久しぶりに礼服を着た気がします。近年,職場関係で葬儀に出席する機会は非常に少なくなりました。結婚式の方はさらに少ないですねぇ。そもそも親戚にも職場にも若い人がそれほど多くなく,しかも,以前のように大々的に行うこと自体少なくなってきているからだと思います。
今回はキリスト教のスタイルの結婚式でした。このスタイルの挙式に参加するのも久しぶりです。参加してみて,神父さんがまさにマスター・オブ・セレモニー役で,新郎新婦が神との契約書にサインをする式典だということがよく分かりました。それと音楽イベントなんだと思いました。ちなみにこの日の演奏担当は,フルート2本,歌手1名,キーボードという編成でした。
引き続き披露宴が行われました。とても良い会で,スピーチを任されなかったこともあり,ゆったりと大船に乗ったような感じで純粋に宴会を楽しむことができました。
披露宴といえば,花嫁さんが何回もお色直しをし,友人のスピーチやカラオケや出し物が続く...という,やや泥臭い印象があったのですが,今回の場合,全体の流れがすっきりしており,最小限のスピーチに抑えられていたのが良かったと感じました。日本の結婚式らしく,「○家と○家の結婚式」というスタイルでしたが,最後に両親への感謝をしっかり見せる部分にクライマックスがあり,メリハリがありました。
印象に残ったのは,新郎新婦を撮影した動画やスライドショーを多用していた点です。色々な場つなぎ用にうまく使っていました。これが友人のスピーチの代わりのようでした。現代アートの世界でも動画が非常に多くなっていますが,若い世代には動画で見せるのは「当たり前」なのかもしれません。
最後には,数時間前に終わったばかりの結婚式の時の映像がエンドロールとして流され,「仕事が速い!」と思いました。我々が飲み食いしている間に編集作業をしていた人がいたんだなぁ...などと考えながら見ていました。
帰りに引き出物をもらし,タクシーチケットで帰宅。こういう至れり尽くせりのシステムに「しっかり乗る」というのも良いもんだなぁと感じました。
配られた紅白まんじゅう。ケーキよりもこちらが好きです。 |