6日の夜はAKBの新曲の選抜メンバーを選ぶ「総選挙」をテレビでも中継をしていました。AKBが歌を歌ったり,踊ったりするのを見る分には,「若いものは元気があってよろしい」ぐらいに思うのですが,メンバーの「まじめなあいさつ」を聞くのは非常に苦手です。
今日は,2位になった渡辺麻友がお礼を言っているのをたまたま見てしまったのですが,「いっしょうけんめい,あいさつしています」という感じが非常に苦手です。これは,この人に限ったことではなく,どの人の場合も例外なく,途中で消したくなります(一般化できるほど,頻繁に見ているわけではないのですが...)。
特に「~させていただき,本当にありがとうございましたー(語尾をあげる)」というような,常套的な言葉が連発されるのは,聞きづらいですね。会場に集まった人たちは,こういった「生のあいさつ」を聞いて,共感しているのかもしれませんが...どうもついていけません。
20歳前後の若い人に「話術」を期待するのは無理なのだとも思いますが,涙ぐんだような同じパターンのあいさつばかりではなく,ユーモアをまじえたあいさつというのを期待したいものです。パターン化されたあいさつならば,歌舞伎役者の襲名披露のようなものならば良いですね。
これはAKBに限らないのですが,「若い人による,型にはまった,まじめなあいさつ」 が始まると,正視できない気分になってしまいます。ただし,これは,そもそも,テレビを見なければ済むことですね。にもかかわらず,「総選挙」という言葉によって,ついつい見てみたいという気にさせてしまうのがプロデューサの巧妙なところなのだと思います。