今回は,写真を中心にご紹介しましょう。まずは徳田秋声記念館からスタート。
1DAYパスポートを購入。2階からは,浅野川に掛かる梅の橋が奇麗に見えました。続いて東山方面に向かい,安江金箔工芸館へ。以前は別の場所にあったものが最近新築されたものです。新しくなってから来るのは初めてです。
続いては浅野川大橋を渡って,泉鏡花記念館へ。今度,池辺晋一郎さん作曲で「高野聖」をオペラ化したものが上演されます。この作品の一部を朗読したものをヘッドフォンで聞いてきました。
続いて金沢文芸館へ。ここではやはり,五木寛之さんのフロアがやはり見所でしょうか。
実は注文したカレーと違うのに気付かず,そのまま食べてしまいました...別の席の人が「注文したものと違うけど...まあいいや」と言うのが聞こえてきて妙に焦ってしまいましたが,食べてしまったものは仕方ががありません。見るからに普通のカレーではなく,牛スジが入っていので,すぐ気づくべきでした。 それにしてもこの牛スジ入りのカレーというのは美味でした。
その後は片町・長町経由で室生犀星記念館に向かったのですが,その前に金沢市老舗記念館に行ってきました。
昔から金沢に住んでいる人には「ナカヤのコンゲンタン」と言った方が分かりやすい建物です。ここに行く前にグリル・オーツカの前を通りかかったのですが,入口前に何と行列が出来ていました。きっと観光ガイドを見て,沢山のお客さんが入っているのだと思いますが,今から25年ほど前に,この店でハントンライスをよく食べていたことがあったのですが,考えられない光景ですね。
その近くに何気なく出ていた中古レコード店の看板です。LPレコードを大胆に使っていましたが...よくよく見ると我が家にあるLPでした(チャイコフスキーのピアノ協奏曲第1番。リヒテルのピアノ,カラヤン指揮)。
その後,犀川を渡り,室生犀星記念館へ。新橋という橋を渡りました。この橋を渡るのはもしかしたら初めてのことかもしれません。犀星記念館で,文学館スタンプラリーは完了し,見事,記念文庫本をゲットしました。三文豪が書いた,食にまつわる随筆などが収録されていました。
ここでおしまいにしても良かったのですが,せっかくの1DAYパスポートなので,その前に犀川大橋を渡り,犀川沿いにある犀星の文学碑を眺めてから,21世紀美術館の隣の金沢能楽美術館まで行きました。
500円でこれだけ廻れましたので(自転車でないと難しいと思いますが),かなりお得な印象です。もっと頑張れば,全館制覇も不可能ではないかもしれません。
というわけで,市内をぐるりと1周したことになります。汗はほとんどかきませんでしたが,さすがに少々疲れました。ただし,心地よい疲れといったところです。我ながら(ラ・フォル・ジュルネ金沢もそうですが),こういう「ハシゴ」企画には弱いなぁと実感した次第です。