2011年10月11日火曜日

本日は金沢市内の文学館めぐり。スタンプラリーでオリジナル文庫本を入手

連休の3日目も穏やかな一日になりました。今日は「金沢市内にある文学館を4館巡るとオリジナル文庫本プレゼント」というチラシに便乗して,市内観光をしてきました。金沢市内の15の文化施設にどこでも入れる1DAYパスポート(500円)というのを購入し,文学館4つを含む7施設を自転車で巡ってきました。金沢市ぐらいの適度な大きさだと,これぐらいのことが出来てしまいます。

今回は,写真を中心にご紹介しましょう。まずは徳田秋声記念館からスタート。
 1DAYパスポートを購入。2階からは,浅野川に掛かる梅の橋が奇麗に見えました。続いて東山方面に向かい,安江金箔工芸館へ。以前は別の場所にあったものが最近新築されたものです。新しくなってから来るのは初めてです。
続いては浅野川大橋を渡って,泉鏡花記念館へ。今度,池辺晋一郎さん作曲で「高野聖」をオペラ化したものが上演されます。この作品の一部を朗読したものをヘッドフォンで聞いてきました。


続いて金沢文芸館へ。ここではやはり,五木寛之さんのフロアがやはり見所でしょうか。

 
ここで昼食。これまで店の前を通ったことがあるだけで入ったことがなかった金沢カレーの店へ。ゴールドカレー武蔵店です。
実は注文したカレーと違うのに気付かず,そのまま食べてしまいました...別の席の人が「注文したものと違うけど...まあいいや」と言うのが聞こえてきて妙に焦ってしまいましたが,食べてしまったものは仕方ががありません。見るからに普通のカレーではなく,牛スジが入っていので,すぐ気づくべきでした。 それにしてもこの牛スジ入りのカレーというのは美味でした。

その後は片町・長町経由で室生犀星記念館に向かったのですが,その前に金沢市老舗記念館に行ってきました。
昔から金沢に住んでいる人には「ナカヤのコンゲンタン」と言った方が分かりやすい建物です。ここに行く前にグリル・オーツカの前を通りかかったのですが,入口前に何と行列が出来ていました。きっと観光ガイドを見て,沢山のお客さんが入っているのだと思いますが,今から25年ほど前に,この店でハントンライスをよく食べていたことがあったのですが,考えられない光景ですね。
 その近くに何気なく出ていた中古レコード店の看板です。LPレコードを大胆に使っていましたが...よくよく見ると我が家にあるLPでした(チャイコフスキーのピアノ協奏曲第1番。リヒテルのピアノ,カラヤン指揮)。
その後,犀川を渡り,室生犀星記念館へ。新橋という橋を渡りました。この橋を渡るのはもしかしたら初めてのことかもしれません。犀星記念館で,文学館スタンプラリーは完了し,見事,記念文庫本をゲットしました。三文豪が書いた,食にまつわる随筆などが収録されていました。
ここでおしまいにしても良かったのですが,せっかくの1DAYパスポートなので,その前に犀川大橋を渡り,犀川沿いにある犀星の文学碑を眺めてから,21世紀美術館の隣の金沢能楽美術館まで行きました。

500円でこれだけ廻れましたので(自転車でないと難しいと思いますが),かなりお得な印象です。もっと頑張れば,全館制覇も不可能ではないかもしれません。 

というわけで,市内をぐるりと1周したことになります。汗はほとんどかきませんでしたが,さすがに少々疲れました。ただし,心地よい疲れといったところです。我ながら(ラ・フォル・ジュルネ金沢もそうですが),こういう「ハシゴ」企画には弱いなぁと実感した次第です。