秋・冬に向けて,「どこまでやればよいだろう?」という限界がないような仕事をしてます。逆に言うと,非常に創造的であり,自分に決定権のある仕事とも言えます。それにしても,何とかまとめる必要があります。結局のところ掛けられる時間次第ということになります。とはいえ,なるべく良いものにしたい,という気持ちはあります。そのせいで休日になっても仕事のことが頭から離れず,少々疲れ気味です(考えようによっては幸せな状況だとは思っています。)。
というわけで,参考になる本を探しにBook Offに出かけてきました(新刊書店でなくBook Offというのが本屋さんには申し訳ないのですが...)。今回,五木寛之さんのエッセーの中にあることが書いていないかを探し,書いてあれば購入しようという計画でした。五木さんの本のうちハードカバーのものを1つ手にとって,パラパラと見たところ,見返し紙の部分に何と直筆サインが入っていました。
あまりにも美しいサインだったので(筆ペンで書かれている感じ),はじめから印刷されているのかな,と思ったのですが,他の本には入っていなかったので,どう見ても本物でした。しかも,私が探していた情報がその本に入っていました。しかも,この日,このBook Offは「全品半額」という特売日。
「この本は私と出会うことを待っていたのではないか?」などと思ってしまい250円で買ってしまいました。この偶然性を大切にしたいものです。
こういう形でサイン入り本を買ったのは2回目です。1回目は,磯田直史さんの「武士の家計簿」でした。こちらの方は105円の棚にあったのを手に取ってみたところ,立派なサインが入っていました。
私の手には何か隠された力があるのでは?などと 思ったりしましたが,こういったことは電子書籍にはない紙の本の面白さですね。というわけで,近頃では,紙の本とか手書きの良さを,逆にもっと追究すべきではなどと思っているところです。