2011年3月13日日曜日

今日は何もする気の起こらない一日でした。

読書をする気にもならず,音楽を聞く気にもならず,ただ,テレビを見て過ごしていました。どのチャンネルも地震の報道ばかりで,民放を見てもコマーシャルが全く入りません。こういう日は,過去に経験したことはありません。

それだけ地震の被害が大きかったのだと思います。あまりにも被災地の範囲が広く,どこから手を付けるべきなのか見当もつきません。地形だけではなく,コミュニティ自体が崩壊してしまった町もあるようです。こういう時に何ができるか?と考えてみているのですが,やはりよく分かりません。
マイケル・サンデル教授は授業の中で,正義について語っていましたが,今回の災害では,リアルな世界での正義について,重い問いを突きつけられている人々が大勢いる気がします。

ここ数ヶ月,国内でもそれなりにいろいろなニュースはありましたが,それらがすべて小さく見えてしまう気がします。日本人に対し,「まとまりなさい」と神が大きな試練を与えているような気がしてなりません。「何も悪いことをしていない人たちに対して何故?」という思いもありますが,それが自然の持つ本当の恐ろしさなのかもしれません。