この機会を活かし,恒例の「3文豪文学館」を中心としたスタンプラリーに参加してきました。本日の金沢の気温は20℃前後。快晴だった上に,風もなかったので,絶好の行楽日和でした。午前中,自転車で4館をめぐってきました。
まず,徳田秋声記念館へ。建物の前にある梅ノ橋から,下流~上流までパノラマ撮影。
企画展「秋聲の戦争」をやっていましたが,実は一度見ていたので,今回はサッとみるだけにしておきました。
泉鏡花記念館へ。
こちらでは特別展「明治の青春:KYOKA MANIA本郷篇」をやっていました。鏡花の小説「湯島詣」が展示のメインでした。
そこに引用されていた,明治20年代の帝国大学学生の交流を描いた文章が,和風の印象のある鏡花にしては,どこかモダンな感じで(学生たちが紅茶を飲むシーン),良い雰囲気だなぁと思いました。登場人物には,それぞれ実在のモデルがおり,民俗学者として有名な柳田國男らしき人物も描かれています。
続いて,お隣の金沢蓄音機館へ。
ちょうどメイソン&ハムリンの自動再演ピアノが,ショパンの幻想即興曲をバリバリと演奏していました。以下,写真撮影不可だったので,パンフレットの写真です。
続いては金沢文芸館へ。ここで4館集まったので(実は,石川近代文学館へは別の日に行っていたので),スタンプラリーの賞品をもらってきました。内容は後で紹介しましょう。
午後からの朗読会の準備を行っていました。
文化施設めぐりはこれぐらいにしておき,その後,金沢市立玉川図書館の隣にある,玉川公園で行っていたかなざわ読書フェアへ。木漏れ日の中での読書といった雰囲気もあり良かったですね。
絵本の朗読など,主に親子向けイベントを行っていました。
読書ノートというのを配布していたのでもらってきました。
A4サイズだったのですが,子供からみると大きく感じると思うのので,半分のA5サイズにして,1ページに1冊書くノートにした方が良いのではと思いました。
お昼が近づいて来たので,公園の中で販売していたサンドウィッチとコーヒーを購入。サンドウィッチの方は玉子巻きの厚さに感動して(?)買ってしまいました。食べ応えがありました。
サンドウィッチを食べていた時,近くにいた親子の会話がなかなか味わい深いものでした。野外で食事をしていると,空から鳥が近づいてくることがあるのですが,次のような会話をしていました。
「鳥さんも生きていかないといけないから大変だね。お父さんは働いているからいいけど」「(お父さんは)お金を稼いでいるんだね」...労働の大切さ,お金のありがたさに加え,物事は複数の視点から見る必要があることが子供に伝わっていたのではないかと思います。
その後,鏡花記念館で紹介していた鏡花関連の饅頭を家族へのお土産に買っていこうと,浅野川大橋付近に戻ることにしました。
途中,旧NHK金沢放送局前を通りました。この建物もそのうち壊されるのだろう,と思い記念撮影。
さてお目当ての店に出かけてみたのですが...なんと休業日。
ちらしをよくよくよくみると「日曜休業」と書いてありました。残念。
「ほうじ茶味」というのが気になるので,今度の土曜日あたりに再トライしたいと思います。せっかくなので,お隣の「ひゃくまんさん」の店に寄ってきました。
さて文学館ラリーの賞品ですが次のとおりです。絵ハガキ,しおり,クリアファイルのセットでした。A5サイズのクリアファイルは色々なカバンに入れやすいので,実用面でも重宝しそうです。