やはり同じことを考えている人が多いようで(それと滞在するのがあと数日ということもあり),かなり沢山のお客さんが来ていました。
行ってみると やはり船違いで,これは「コスタ・ヴィクトリア号」というクルーズ船でした。ロゴス・ホープ号はその隣に停泊していました。
船に入るにはかなりチェックが厳しく,身分証明書を提示し,氏名,住所などを書きました。また,船内に入る時に入場料として100円を取られました。
入ってみるとフロアの半分ぐらいが書店となっていました。”世界最大”といっても,恐らく,他に比較するものが少ないので”最大”という程度でしょうか。ペーパーバックや絵本などを中心にぎっしりと本が並んでいました。
品揃えの中で目立っていたのが聖書コーナーでした。色々な装幀の聖書が揃っていました。聖書用のカバーもいろいろありました。基本的にこのロゴス・ホープ号を運営しているのはキリスト教関連の団体のようで,特に聖書が充実していたようです(そもそもBibleとBookの語源は同じかも)。
せっかくなのでメモ帳とCDを1枚買いました。価格の方はユニットというシールが貼ってあり,100ユニットで300円でした。メモ帳の方は100ユニット,CDの方は200ユニットということで,半分乗船記念のような感じで購入しました。
メモ帳の方は,結構しっかりした装幀で,輪ゴム付きだったので,使い込むと結構良い感じになりそうです。CDの方は,宗教音楽のハイライト集3枚組でヘンデルのメサイア,モーツァルトの戴冠式ミサなどが入っていました。この書店のCDの品揃えは大したことはなく,編集もののCDしかない感じでしたが,600円で3枚組ということでかなりのお得盤でした。演奏者はジャケットには書いてなかったのですが,中を見てみると,ヘルムート・リリング指揮の演奏が中心ということで,なかなか良い感じでした(まだちゃんと聞いていないのですが)。
その後,船の隣にあった,金沢港の「みなと会館」の屋上から海を眺めてみました。この場所に来たのは久しぶりだったのですが,のんびりと過ごすには,なかなか良い場所だと思いました。
書店自体は,普通の人のニーズにはなかなか合いにくいと思います。「ちょっとした海外旅行気分」が味わえるのが新鮮といった感じでしょうか。