2018年3月18日日曜日

アンサンブル30のオリジナルコーヒー「梨ばろ珈琲」の「BWV232ロ短調ミサブレンド」を購入。漢字に変換すると「二三二珈琲」となり「二三味珈琲」の姉妹のよう?(これを言いたかっただけです)。

先日,金沢市のアートグミで行われたアンサンブル30による「フーガの技法」の全曲演奏会に参加してきました。この様子についてはOEKfanのブログにも書いたのですが,ここでは,会場で売っていた「梨ばろ珈琲」についてご紹介しましょう。

まずアートグミですが,次のような場所にあります。
近江町市場のいちば館の隣です。この場所は,一度行ってみたかった場所です。北國銀行の階上の部屋を改装したもので,ギャラリー用として使われているようですが,今回のように室内楽の演奏にも使えることが分かりました。

今回,かなり長い演奏会になったこともあり,水分補給用(?)に,会場ではアンサンブル30オリジナルの「梨ばろ珈琲」というコーヒーを販売していました。ネーミング等については,次の写真の説明をご覧ください。

紙コップで飲むこともできたのですが,パッケージの雰囲気が良い感じだったので,一袋(100g,700円)購入してきました。次のとおり,いくつか種類があったのですが,1週間ほど前に,ロ短調ミサの抜粋を聞いたばかりだったので,「BWV232:ロ短調ミサブレンド」を買ってみました。

このネーミングなのですが,漢数字に変換すると「二三二珈琲」となり,石川県珠洲市の有名なコーヒー「ニ三味珈琲(にざみこーひー)」と似ているな,と気づき,一人で喜んでいます。

というわけで,休日の朝に味わってみました。「誰からも愛される優しい味わい」ということで,とても飲みやすいコーヒーでした。
古楽器で演奏したロ短調ミサのCD(ブリュッヘン盤)を聞きながらいれています。
ヘルムート・ヴィンシャーマンが「フーガの技法」を編曲したCDも出てきました。
オーボエに宮本文昭とシェレンベルガーが参加していてびっくりです。

先日の演奏会のチラシとリーフレット。まさに”音のある静寂”という感じでした。
バッハには「コーヒー・カンタータ」という,そのまんまの曲もあるので,そのうち,コーヒーを飲みながら,古楽器で味わってみたいものです。

2018年3月1日木曜日

今週は広島方面に出張。用事が終わった後,西条地区の酒蔵街と広島市の原爆ドーム,ひろしま美術館へ。気軽に乗れる路面電車も良いですね。

一昨日から昨日にかけて,仕事関係で広島方面に行って帰って来ました。用件が本日の午前中で終わったので,その後,東広島市の西条地区と広島市内を見物してきました。

# 本日だったら,強風の影響で帰って来れないところでした。

西条地区は,広島駅から山陽本線ローカル線で30分ほど行ったところにあります。
以前は独立した町だったはずですが,現在は東広島市の一部です。今回は,たまたま近くに用事があったから出かけたのですが,駅を降りると,いきなり「酒都」とか「醸華街」といった魅力的な言葉が目に入ってきました。

駅のすぐ傍が,「酒蔵街」になっており,散策できるようになっていました。

マンホールのふたの方も楽し気です。

酒蔵ごとに,銘柄の書かれた煙突がある,独特の景観でした。



今回は,各酒蔵をじっくり見学するほどの時間はなかったので,「亀齢」というブランドの店に入り,土産物を購入しました。




街歩きをするだけでも,いろいろと変わったものがあり,楽しめました。

これはお酒ではないのですが,「だし」の自動販売機があったので撮影。結構珍しいのではないかと思います。

その後,山陽本線で広島市へ。窓の外を見ると,時々,次の写真のような立派な構えの家がありました。瓦の色は赤茶色で,シャチホコのようなものが付いているのが特徴です。これは広島ならではでしょうか?

広島市での目的は,「ひろしま美術館」でした。歩いて行ける距離かな,と勝手に思っていたのですが...そこまで近くはなかったので路面電車を使うことにしました。

山陽本線もそうだったのですが,ICOCAを使えました。駅の間隔が短いこともあり,気軽に乗れるのが良いと思いました。

紙屋町東で降りて歩けばよかったのですが,うっかり1駅乗り越してしまい,本町で降車。

せっかくなので,本町の商店街を通り抜けて見ました。新潟にも本町商店街がありますが,似た感じだと思いました。地元の書店などもあったので入ってみたかったのですが,時間がなかったのでパス。

原爆ドームもすぐ近くだったので,行ってみることにしました。実は本物を見るのは初めてのことでした。


見た瞬間,「この建物は,原爆投下後の惨事から復興までの歴史をずっとこの場所で眺めてきたのだなぁ」という迫力を感じました。思っていたよりも小さかったのですが,遺された建物全体から,確かな歴史が伝わってくるようでした。


この場所に来ないと感じられない「何か」が残っているような気がしました。すぐには立ち去りがたいような場所でした。

原爆ドームのすぐ向かいのような場所に,「旧広島市民球場跡地」がありました。私自身,今はプロ野球はほとんど見ないのですが(地上波での放送も少なくなったと思います),小中学生の頃は,結構よく見ていました。ジャイアンツのライバルとしての赤ヘル軍団として見ていたのですが,この場所で,山本浩二,衣笠,池谷...といった選手が活躍していたのだなと懐かしくなりました。




続いて,目的地のひろしま美術館へ。ここもすぐ傍でした。
この美術館には,30年近く前に一度来たことがあります。印象派以降の西洋の有名画家の作品を集めた常設コレクションがあるので,久しぶりに観たいと思い,寄ることにしました。

行ってみると,特別展としてミュシャの展覧会も行っていました。帰りの新幹線の時刻まであまり時間がなかったので,ミュシャの方はパスしようかな,と思ったのですが,両方がセットになった入場券になっていましたので,こちらの方も観てきました。



以前来た時とは違い,部分的に写真撮影可となっていました。最近はこういう美術館が増えて来ていますね。ただし,全点ではなく,展示室ごとに限定していました。
常設展の方は4つの展示室があり,古い順にたどる形になっていました。収集している作品の作者の名前は,有名な人ばかりで,クールベからピカソぐらいまでの西洋美術史を俯瞰するのに丁度良いのではないかと思います。

展示室の壁面は丸い感じになっており,彫刻のあるホールのまわりに4展示室がくっついている独特の配置でした。


ゴッホの「ドービニーの庭」,ピカソの「仔羊を連れたポール、画家の息子、二歳」などの目玉作品の前には,ベンチが置いてあり,じっくり鑑賞できるようになっていました。

こういう「過去に観たことのある絵をもう一度観る」という「再会」も良いものですね。ピカソの絵などは,30年前にも確かに観た記憶があります。自分の子供を描いた作品で,ピカソと思えないほど,さらりと描かれているのですが,不思議なリアルさがあります。改めて,ピカソは絵が巧いんだなぁ(?)と感心させてくれる作品です。

ミュージアムショップでは(ショップめぐりの方は趣味のようなものです),小型クリアファイルを購入。A4クリアファイルは結構持っているので,いつもと違った大きさのものにしてみました。描かれているのはマティスの「赤い室内の緑衣の女」です。
http://www.hiroshima-museum.jp/collection/eu/matisse.html

そうこうしているうちに帰りの時間が迫ってきたので,紙屋町東から広島駅に戻りました。


この紙屋町という地名ですが,井上ひさしの演劇の中にありましたね。「紙屋町さくらホテル」という作品です。井上ひさしの作品で,広島を舞台にしたものとしては,「父と暮らせば」が有名で,映画版も加えると3回ぐらいは観ているのですが,「紙屋町...」の方はどういう作品だったか,実は記憶に残っていません。広島に来た記念に,どういうドラマだったのか,調べてみようと思います。

次の写真は新幹線の車窓から見えた野球場です。現在の広島カープの本拠地でしょうか。

次は家族用に買ったお土産です。牡蠣風味の柿の種というシャレに惹かれて購入。

次は酒風味の豆のお菓子です。酒蔵で購入。

帰宅後は,亀鈴を飲んでみました。