本日は日本伝統工芸展金沢展を石川県立美術館で観てきました(実は,招待券でした)。
http://www.ishibi.pref.ishikawa.jp/exhibition/5868/
毎年恒例の展覧会ですが,工芸品の場合,正直なところ,なかなか区別がつかないところがあります。作家の個性だけでなく,素材の違いや偶然性のようなものの力が大きいところがあると思います。
同じ陶器であっても,その質感は作品によって全く違う一方,材料は違っているのに,同じような質感になっている場合もあります。着物など,デザインを楽しむような作品については,リズムと流れを楽しむのがポイントかなと思っています。人形の場合は,その表情がどれも印象的でした。
沢山の作品がぎっしりと展示されているので,自分が審査員になったつもりで観るのがよいのかもしれませんね。それにしても,皿類が沢山あったので,観ているだけで「まんぷく」になった感じでした。
工芸品である限り,日常的に使いたいかどうかも考えてしまいます。例えば,色については,やはり,深さを感じさせるものが良いし,形についてはシンプルなものが良いなぁと思います。その一方,アートとして考えれば,斬新さやオリジナリティを重視したくなります。そういったことを始め,鑑賞を通して,自信の「美意識」や「好み」を見直すことができるのが面白いところだと思います。
美術館に来たついでに,この前の日曜日に集めた「文化施設めぐり」のポイントが県立美術館で5つになったので,商品をもらってきました。
フリクションの蛍光ペン3色セットでした。これくらいの消耗品的な文房具の方が実用的で良いかもしれませんね。
その後,街中の紅葉などをざっと眺めてきました。県立美術館~県立歴史博物館の前の街路樹の紅葉もかなり進んでいました。
広坂を降りて,しいのき迎賓館方面へ。明日行われる金沢マラソンのスタート地点の準備をしていました。
四高記念公園との間のアメリカ楓もかなり紅葉していました。
金沢マラソンに出場する人(多分)が場所の確認をされていました。
この時期の金沢市街は,天候さえ良ければ,歩いて観光するにはいちばんよい時期かもしれませんね。
2018年10月27日土曜日
2018年10月21日日曜日
本日は #いしかわ文化の日 石川県民は色々な文化施設入場無料。この機会を活かし,恒例の文学館スタンプラリーに参加。その後,玉川公園のかなざわ読書フェアへ。風もない快晴で絶好の行楽日和でした
この機会を活かし,恒例の「3文豪文学館」を中心としたスタンプラリーに参加してきました。本日の金沢の気温は20℃前後。快晴だった上に,風もなかったので,絶好の行楽日和でした。午前中,自転車で4館をめぐってきました。
まず,徳田秋声記念館へ。建物の前にある梅ノ橋から,下流~上流までパノラマ撮影。
企画展「秋聲の戦争」をやっていましたが,実は一度見ていたので,今回はサッとみるだけにしておきました。
泉鏡花記念館へ。
こちらでは特別展「明治の青春:KYOKA MANIA本郷篇」をやっていました。鏡花の小説「湯島詣」が展示のメインでした。
そこに引用されていた,明治20年代の帝国大学学生の交流を描いた文章が,和風の印象のある鏡花にしては,どこかモダンな感じで(学生たちが紅茶を飲むシーン),良い雰囲気だなぁと思いました。登場人物には,それぞれ実在のモデルがおり,民俗学者として有名な柳田國男らしき人物も描かれています。
続いて,お隣の金沢蓄音機館へ。
ちょうどメイソン&ハムリンの自動再演ピアノが,ショパンの幻想即興曲をバリバリと演奏していました。以下,写真撮影不可だったので,パンフレットの写真です。
続いては金沢文芸館へ。ここで4館集まったので(実は,石川近代文学館へは別の日に行っていたので),スタンプラリーの賞品をもらってきました。内容は後で紹介しましょう。
午後からの朗読会の準備を行っていました。
文化施設めぐりはこれぐらいにしておき,その後,金沢市立玉川図書館の隣にある,玉川公園で行っていたかなざわ読書フェアへ。木漏れ日の中での読書といった雰囲気もあり良かったですね。
絵本の朗読など,主に親子向けイベントを行っていました。
読書ノートというのを配布していたのでもらってきました。
A4サイズだったのですが,子供からみると大きく感じると思うのので,半分のA5サイズにして,1ページに1冊書くノートにした方が良いのではと思いました。
お昼が近づいて来たので,公園の中で販売していたサンドウィッチとコーヒーを購入。サンドウィッチの方は玉子巻きの厚さに感動して(?)買ってしまいました。食べ応えがありました。
サンドウィッチを食べていた時,近くにいた親子の会話がなかなか味わい深いものでした。野外で食事をしていると,空から鳥が近づいてくることがあるのですが,次のような会話をしていました。
「鳥さんも生きていかないといけないから大変だね。お父さんは働いているからいいけど」「(お父さんは)お金を稼いでいるんだね」...労働の大切さ,お金のありがたさに加え,物事は複数の視点から見る必要があることが子供に伝わっていたのではないかと思います。
その後,鏡花記念館で紹介していた鏡花関連の饅頭を家族へのお土産に買っていこうと,浅野川大橋付近に戻ることにしました。
途中,旧NHK金沢放送局前を通りました。この建物もそのうち壊されるのだろう,と思い記念撮影。
さてお目当ての店に出かけてみたのですが...なんと休業日。
ちらしをよくよくよくみると「日曜休業」と書いてありました。残念。
「ほうじ茶味」というのが気になるので,今度の土曜日あたりに再トライしたいと思います。せっかくなので,お隣の「ひゃくまんさん」の店に寄ってきました。
さて文学館ラリーの賞品ですが次のとおりです。絵ハガキ,しおり,クリアファイルのセットでした。A5サイズのクリアファイルは色々なカバンに入れやすいので,実用面でも重宝しそうです。
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