2018年1月28日日曜日

#金沢ブランド100@#21美 見慣れた金沢の商品が楽しくアーティスティックに再デザインされており新鮮。その後,BUHの #金沢百歩 へ。楽しいポスターを1枚購入。それにして道路はカチカチ,ガタガタ&少々芸術的

昨日は,金沢21世紀美術館で行っている「金沢ブランド100」という展示を観た後,お隣のBooks Under Hotchkissでやっている「金沢100歩」を観てきました。金沢の雪は一段落しているのですが,気温があまり上がらないため,裏通りについては雪が解けず,カチカチでガタガタという状況が続いています。

「金沢ブランド100」は無料の展示で,地下の市民ギャラリーBで行っていました。一部屋だけの展示でしたが,とても面白いものでした。
特に金沢にずっと住んでいる人にとって面白い内容だったと思います。見慣れている商品のデザインがブランド化されて,新鮮に感じられました。以下,写真撮影可でしたので,あまり営業妨害(?)にならない程度にご紹介しましょう?

右から「外科室」「泉鏡花」「草迷宮(だったかな?)」の文字をデザインしたタペストリー。カンディンスキーの絵のようで格好良いですね。

加賀棒茶の缶です。九谷焼のデザインになっているのが素晴らしい!あれば買ってみたいものです。

おはぎのマリちゃんのオブジェです。芝寿司のキャラクターだったでしょうか?これはそのまま,店頭に置いて使えそうです。

ブリ起し(金沢名物の冬の最初の頃の激しい雷)をイメージした手ぬぐい。暗い金沢の冬も明るく過ごせそう?

金沢カレーコーナー。ターバン,インディアン,チャンピオン,アルバ(これは小松?)の4社のロゴをスタンプで捺せるようになっていました。下の写真では本物のカレーに見えますが,写真です。カレーを食べたくなりました。

これはその他色々なブランドの写真でしょうか。ビーバーに引かれて撮影

観光写真でおなじみの「俵屋」の暖簾。これは?と思ったら,本物でした。

このイメージをタブレットで再現できるコーナーもありました。なかなか書き心地がよかってですね。

正確には金沢ブランドではないと思いますが,松任名産の「圓八」のあんころ餅の包み紙を使ったオブジェ。この発想が素晴らしいですね。

金沢ブランドの「締め」は用水。ボタンを押すと,その場所のせせらぎの音をヘッドフォンで聞けるようになっていました。実際のところ,そう違いは分からなかったのですが,場所を想定して聞くことで,自分の頭の中に,その人固有の「思い出」と「映像」がよみがえってくる。そんな効果があると思いました。

というわけで大変面白い内容でした。1月28日(日)までと期間が短いのがもったいないくらいです。

ちなみに,この展示のタイトルと同じ「金沢ブランド100」というタイトルの本が発売されています。この展示の図録的な意味もありますね。やや金額が高いのでちょっと迷っていますが,併せて読んでみるとさらに楽しめそうです。

水口 克夫他著『金沢ブランド100』北國新聞社,2017 
http://amzn.asia/cXIn9bg

さて,金沢21世紀美術館の方ですが,すっかり「厳寒期」仕様になっていました。

タレルの部屋の床面です。なぜか格子状になっていました。

新しいコレクション展も始まっていました。見方を文字で示しているのが面白いですね。今度じっくり観てきたいと思います(撮影禁止だったかも?)

ガラスの外も雪がちらつき寒そうでした。

「雲を測る男」と展示の閲覧の順番を待つ列。なかなか面白い対比です。

その後,せっかくなので,「金沢ブランド」つながりで,美術館の隣(北陸電力の駐車場を挟んでいますが)にある,Books under Hotchikissまで行ってきました。

「金沢百歩」が展示の名前です。次のような展示です。こちらは4月まで行っています。
http://booksunderhotchkiss.com

こちらにも「金沢ブランド100」のポスターがありました。

こちらのメインの見どころは,2階の壁に貼ってあった大きなポスターでしょう。金沢の色々なお店を紹介するだけでなく,そこでのお気に入りの楽しみ方が吹き出しのようにして書かれています。

金沢の楽しみ方を紹介する,という点では,このOEKfanと共通する点があります。じっくり読んでみたいと思ったので,ポスター(300円)を購入してきました。

郵便ポストにお金を入れると持っていける形(石川県でも山奥の道路沿いにこういうコーナーが時々ありますね)でしたが...おつりがなかったので店員さんを呼び出して購入。

反対側の壁面にはチラシがたくさん貼ってありました。こちらも楽し気でした。

せっかくなので,自宅用に箸置きを購入。

窓から見えた,お隣の北陸電力の駐車場です。同じ車に同じように雪が積もっており,シュールな感じです。

こちらは21美の前の道路沿いの植え込みです。ツララもアートに見えてしまいます。


さて先ほど購入した箸置きですが,次のものです。どうみても和菓子の落雁風で,面白いと思ったので,とりあえず自分の分だけ購入。こういうのを集めていくのも楽しいかもしれませんね。


2018年1月14日日曜日

金沢の積雪も一区切り。50cm以上積もっているようで,家のまわりはスキー場のよう。

昨晩まで,金沢では積雪が続いていましたが,今朝起きてみると,久しぶりに晴れ。しかも快晴といった感じです。家の車庫の前の除雪を取りあえず終えたあと(キリがないので適当に切り上げ),近所の様子を撮影してきました。

近所の道路はこんな感じ。幹線道路はもっときれいに除雪されているはずなので,家の回りの道路がいちばんの難関です。

このお宅は,早くもお出かけ後。「正しい除雪」という感じです。

こちらのお宅の車は大変な状態になっています。

こちらのお宅は雪つりが正しく機能していますね。

こちらは近所の畑。

 近くにある眺めの良い場所。木に積もった雪が大変きれいでした。

こんな車も。朝早くから,駐車禁止のシールを貼られていました。確かにこれはご迷惑です。除雪車が入れません。

最後に我が家のスコップ。これからだんだんと雪がシャーベット状になってくるので,金属製のスコップが必要になりそう。軽くて硬いスコップというのはないので,使い分けが必要ですね。

というわけで,朝から疲れ気味なので,気分転換に写真を撮影してみました。

2018年1月2日火曜日

正月時代劇「#風雲児たち:蘭学革命篇」#三谷幸喜 らしく良沢と玄白という2人の対照的なキャラクターによる緊密さのあるコメディになっていましたね。関ヶ原の戦いなど,他のエピソードのドラマ化にも期待しています。

元日の夜,三谷幸喜脚本による正月時代劇「風雲児たち:蘭学革命篇」が放送されたので,観てみました。

原作は,みなもと太郎の同名の長編マンガです。その実写化については,この作品に惚れ込んでいる三谷幸喜さんが,長年構想を温めていたもの(のはず)です。関ヶ原の戦い以降の日本史を題材としたこのマンガは,実は我が家にも20冊以上揃っています(まだ完結していないはずです)。三谷さんのみならず,多くの根強いファンを持つ作品ということで,待望の実写化と言えると思います。
このマンガでは,非常に丹念に日本史のエピソードを描いているのが特徴ですが,今回はその中から,西洋医学を日本に紹介した本として画期的だった「解体新書」の翻訳についてのエピソードを取り上げ,90分のドラマにまとめていました。
主役は片岡愛之助演ずる蘭学者・前野良沢と新納慎也演ずる杉田玄白でした。この2人を
はじめ,登場する役者は,昨年の大河ドラマ『真田丸』に出演していた人たちばかり(ナレーターも有働アナウンサーでしたね)。内容的にも,三谷作品らしく,室内を中心とした才気煥発のコメディとなっており,『真田丸』を楽しんだ人ならば,同様に楽しめる作品になっていたのではないかと思います。

今回のポイントは,前野良沢と杉田玄白の2人が中心となって『解体新書』を訳したはずなのに,出版時には,前野良沢の名前が訳者として入っていないという謎です。その謎を,2人の間の考え方の違いを浮き彫りにしながら,熱く描いていました。

この2人は,「すべては医術のため」という目標と「必ず訳を仕上げるという」という信念を貫こうとした点では共通していたのですが,その性格とアプローチの仕方は正反対でした。このコントラストが,愛之助さんと新納さんの演技で見事に表現されていました。

杉田玄白の考え方は,楽観的,合理的,柔軟で,少しでも早く出版することが,医術の発展に役立つと考えます。一方,前野良沢の方は,完璧主義で疑り深く,細かいことにこだわり,訳すのにどれだけ時間がかかってもよいというスタンスを取ります。

良沢の方が,学究的で,次第に「医術よりも言葉へのこだわりの方た強い」と玄白らに指摘されるようになり,最終的に違う道を歩むことになってしまいます。この溝が埋まりようがないことを双方とも理解し,良沢の名前を外す形で出版ということになります。

この2人の同志でありながらも対立する関係は,同じ三谷幸喜さんのドラマ「笑いの大学」(映画化もされていますね)に通じるものがあると思いました。一つの部屋の中での,丁々発止の台詞やり取りのテンポ感がとても演劇的で,このまま舞台化しても面白そうと思いました。

今回はこの2人の対立を軸をしていましたが,それだけでない膨らみもありました。上述のとおり芸達者な「真田丸」メンバーがずらりと揃っており,「正月時代劇」という名前にふさわしい,オールスターゲーム的な楽しさがありました。

特に,山本耕史演じる平賀源内(何に役立つか分からないが面白いものを常に求め続ける,天才的な発想を持つ人)と草刈正雄演じる田沼意次(ザ・政治家という感じの懐の深さ)を加えることで,『解体新書』が発行された時代背景が生き生きと蘇っていると感じました。

その他の役者も,演技がやや大げさで,キャラクター設定も分かりやすいものになっていました。特に高嶋政伸演じる高山彦九郎と加藤涼演じる小田野武助は,もともと「漫画的顔立ち」ですので,リアルに「原作に出てきた?」と思わせる雰囲気があり最高でした。
高山彦九郎を実写化するなら,やはり高嶋さんしかいない感じですね。
そして,もう一つ。これは最近,三谷幸喜さんが朝日新聞に連載しているエッセーに書いてあったことですが,大昔のNHKドラマ『天下御免』へのオマージュにもなっていた点が良いなぁと思いました。この作品は,最近亡くなった早坂暁さん脚本による伝説的な娯楽時代劇で,エッセーでは三谷さんが子供の頃この作品が大好きだったと書かれています。

私も当時小学生だったのですが,このドラマのことを覚えています。三谷さんが書かれていた,玄白と良沢が「腑分け(人体解剖)」を見学に行くシーンというのも,何となく記憶に残っています。「時代考証は,大河ドラマほど厳密ではない」というエクスキューズが冒頭,有働さんのナレーションで入っていたのも,『天下御免』的な雰囲気を意識していたのかもしれませんね。

三谷さんのコメディについては,ちょっとしたエピソードや細かい蘊蓄にこだわった上で,それを笑いにつなげるのが特徴だと思います。しかし,そのベースには,各キャラクターへの愛情のようなものがあり,とても真面目に各キャラクターの情熱を描いています。こういった点が好きなのですが,そのテイストは,みなもと太郎の原作にも通じるものだと思いました。

というわけで...『風雲児たち』に描かれた題材は,キリなくありますので,機会があれば別のエピソードのドラマ化を期待したいと思います。いちばん見てみたいのは,『真田丸』では,衝撃の「ナレーションだけ」で終わってしまった「関ヶ原」です。このキャスティングは...とりあえず『真田丸』と同様で行けると思います。やるならば,早めに実現して欲しいものです。

2018年1月1日月曜日

あけましておめでとうございます。お節料理を食べた後,今年も尾山神社に初詣。

新年あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。

今年はなるべく規則正しいしようと思い,昨日は紅白歌合戦を観た後すぐに就寝(酒を飲んでいたせいもありますが...)。今朝は,家族揃ってお節料理を食べることができました。まずはこのことを喜びたいと思います。
お屠蘇は,金沢らしく金箔入りです。

その後,尾山神社へ。最初は晴れていたのですが,段々と小雨に。それほど混んでいないかなと思ったのですが,やはり20分ほど順番待ちをしました。


ようやくお参りの順番が来ました。

家族は,今年の干支にちなんで,犬の鈴の置きものを買っていました。

それでは本年もよろしくお願いいたします。