2015年11月29日日曜日

白山麓僻村塾主催のシンポジウム「吉田健一の金沢」 池澤夏樹,辻原登のお2人の作家を中心に吉田健一の世界を語り尽くしていました。

12月も近づき,金沢も冬らしくなってきました。そんな中,石川県立美術館ホールで行われた,白山麓僻村塾主催のシンポジウムが行われたので聞いてきました。この白山麓僻村塾は,今年なくなった作家の髙橋治さんが初代理事長となって始まった「地域文化の担い手を養成する」ことを目的とした団体で,今年で創設27年目となります。


これまでも,色々な講座を白山麓で行ってきたのですが,実はこれまで金沢で開催したことがない,ということで今回は作家の池澤夏樹さん(池澤さんは白山麓僻村塾の現在の理事長です),作家の辻原登さん,読売新聞社文化部長の尾崎真理子さん,文芸評論家の湯川豊さんをスピーカーとして招き,「吉田健一と金沢」というテーマで金沢でシンポジウムを行うことになりました。


このテーマが選ばれたのは,次のような理由です。
  • 金沢出身の作家について語られることは多いが,実は,金沢出身の作家は皆,東京に出てしまっている(# 確かにそうかも)。
  • 今回は金沢を賛美し,金沢に来た作家を取り上げたい。
  • その代表が吉田健一である。
尾崎さんによると,作家・評論家の吉田健一は,現在ブームになっているそうです。その点でもテーマとしてふさわしいのかもしれません。

吉田健一(1912~1977)は,吉田茂首相の息子として生まれ,翻訳を数多く行っているとおり,英語を得意としている批評家,エッセイスト,小説家です。その一方,酒を飲みながら語ることと旅を愛していました。その旅先として,金沢には何回も来ています。金沢の酒と料理を楽しむために,毎年2月に15年間ぐらい連続で金沢に来ていたそうです(# 知らなかった...)。そして,その時のエピソードが中心となって,吉田さんの代表作『金沢』(# これは一応小説ということになるのでしょうか)が書かれています。

今回のシンポジウムでは,金沢にまつわるエピソードと小説『金沢』のことを中心に大変面白い話題が次々と出てきました。司会の尾崎さんの質問を起点として,残りの3人の作家たちが,あれこれと持説を展開する,という感じで全く退屈することなく2時間が過ぎました。

その中から印象に残ったことを紹介しましょう。
# 以下,メモを取りながらまとめたのですが,間違っている部分等があるかもしれません。その点はご了承ください。

まず,湯川さんが『金沢』の内容を説明。
  • 金沢の描写はあまりなく,金沢という土地で色々と語り合った,金沢だから語り合えた,といった小説である。
  • 辻原: 吉田さんは,ものすごい酒飲みだったがアル中ではない。男というのは,酒をいつまでも飲んでいたいものである。その間,生活の営みは止まっていれば良い。そういったことを吉田は実行していた
  • 池澤: 生前,吉田は同時代の小林秀雄らに比べると小さく扱われていた。吉田は,自分探しばかりをしている若者中心の自然主義文学的な流れでははく,「文学・人生は楽しむべき」といったスタンスを取っていた。」「吉田は都会人で文明を信じていた。都市のすばらしさを徹底して享受する街として金沢が選ばれている。文明への信頼を前面に出す享楽主義だが,酔っても崩れないのが吉田の魅力

生前の吉田さんを知る湯川さん(当時,文芸春秋社の「文芸」の編集長だった)が,吉田さんのエピソードをいろいろ紹介。「吉田さんは大衆文芸もしっかり読んでおり,この中にも文学の本質も入っている」と語っていた。
  • 辻原: 吉田の文章は,英語的である。独特の長い文だがそのことが分かれば分かりやすい。時間や空間を,文章の力でこねくり回して造形している。
  • 湯川: 吉田は接続詞の使い方が独特。例えば「それならば」という接続しをよく使っている。
  • 池澤: この接続詞を使うと芝居がかった記述になり,普通のリアリズムと遠いものになる。吉田は文学作品をよく覚えており,本を開かなくても,よいセリフをパッと引用できた(ただし,不正確な部分も多かったが)。こういう能力は,ヨーロッパの教養人としては当たり前で,吉田の土台だった。
  • 辻原:「『金沢』の中の気に入った部分を紹介。「金沢はどこか月が差し込んでいる気がする街である」「一流の酒はくずれずに飲むことを要求する」
  • 湯川「雨の降っている情景が金沢には合う

尾崎さんが,スライドを使って,実際に吉田が金沢でどう過ごしていたかを,一緒に金沢に来ていた観世栄夫さんの文章で紹介。これが本当に素晴らしい内容!
  • 4日間,鍔甚に滞在し,朝から風呂に入り,ビールなどを飲み,昼間は福光屋,日栄,萬歳楽などの酒蔵に行き,夜は料亭に行き...飲み過ぎて吐いても飲む...という感じの過ごし方。
  • 湯川さんから「吉田の文章に出てくる「くるみ餅」が一体何なのかよく分からない。ご存じの方はないでしょうか?」という質問。ただし,誰からも回答はありませんでした。個人的にはくるみの入った柚餅子のようなもののような気がしますが...よく分かりません。
  • 池澤: 1990年代前半,フードピアというイベントが行われていたころ,よく招かれて,吉田さんの1/100ぐらいの経験はしたことはある
  • 辻原: 吉田は,おいしいお酒だけではなく,駅弁も大好きだった。
  • 湯川: 金沢のドジョウのかば焼きも好きだった。決して高いもの,贅沢なものではない。
  • 池澤: 自分の感覚を信じ,権威は信じていなかった。納得すれば,レトリックを使ってしっかり誉める。このスタンスは,大衆小説に対するスタンスと同様である。例えば「ファニーヒル」という,娼婦が出てくるが娼婦の辛さを描いていないポルノ小説を翻訳している。吉田は楽しむべきことを楽しむ術を知っていた。
  • 尾崎: 池澤さんは河出書房の日本文学全集の編集を行っているが,吉田健一の作品として何を選んだか?
  • 池澤: 落とすことのできない2つの代表的評論を入れた残りは,吉田の多面性を示すためにいろいろなジャンルの短い文章を入れた。
  • 尾崎: 吉田は女性に対する関心や執着はなかったのか?
  • 湯川: 『金沢』の中では,女性はほとんど自然物のように描かれている。
  • 池澤: 生々しい話題は避け,話がそちらに行かないようにしている。
  • 辻原: 『ファニーヒル』にしても好色だが不潔ではない,あからさまに書くのではなく,すべて比喩で書いている。
  • 尾崎: 吉田は子育てに関しては大変誠実だった。娘の教育について「アンデルセンで育てて欲しい。アンデルセンを読めば,窮地で耐えることができ,逆に他人を助けられる」と語っている。
  • 池澤: 悪いことはせず,人をねたんだり,陥れたりすることはない。好きなことをやって,ほっておいてほしいという,世間とは「清く薄い関わり」をしていたのでは
  • 湯川: 吉田は道徳的な人だった。絶対的な育ちの良さがあった。戦後生活が苦しい時に乞食もしているが,それは育ちが良いからできるのでは。基本的に常識的だった。
  • 池澤: 翻訳については,生活のためにやっているものと,好きで翻訳しているものの2種類があった。
  • 湯川: 吉田には英国流の生真面目さと酔っ払いとが同居していた。
  • 辻原: 金沢での遊興費は誰が出していた?
  • 尾崎: 金沢では,酒蔵の人がかなりおごっている。
  • 湯川: 金沢は彼らを非常に優遇している。他の街では見られないのではないか
  • 池澤: 金沢には,文化人を優遇する伝統があるのではないか。この白山麓僻村塾もメセナの一つである。お金は出さないが,おいしい食と酒で文化人を釣るというのは,その伝統に則っている。吉田が生きていたら,僻村塾につきあっていたかもしれない。
  • 辻原: 若い時には,移動する感覚,どんな時間が流れるのかといったことは気づかないが,小説を書くようになると鋭敏になる。吉田の「時間論」は素晴らしい。吉田は繰り返し家出をする名家の息子といった感じがする。旅が吉田を培った。
  • 湯川: 「『時間』と『金沢』は接して書かれている。旅に出ることで「当たり前の時間」の大切さを味わえる。
  • 池澤: 日常から離れ,別空間に行き,予期せぬものに会い,最後に戻るという点で,旅と長編小説は同じである。小説を読み終わって本を閉じると現実に戻る。旅の途中で,私は小説は読まない。吉田もそう。それは,小説と旅に共通性があるので,ダブってしまうからである。小説は家で読む」
  • 尾崎: 吉田は「金沢で過ごす時間は10年にも一生にも思えた」と書いている。吉田健一については,地元の人はあまり知らないかもしれないが,知っていることは重要である。

といった感じで大変面白い内容でした。

何よりも...(実際にはやりはしませんが)朝からお酒を飲み続ける...というのをやってみたくなります。それと,旅に出て酒を飲み続ける(NHKで六角精児さんが出ていた「飲み鉄」の世界)というのも...。

今から20年以上前,上司に大変な酒好きがおり,吉田健一の本を読んでいるのを見た記憶があるのですが,「そういうつながりがあったのか」と実感した次第です。

取りあえず,今回のシンポジウムの中でも引用していた小説『金沢』や『汽車旅の酒』などを,今度の正月にでも自宅で酒をのみながら読んでみようなかと思っているところです。
「汽車旅の酒」は会場でも販売していましたが,つい最近買ったほんです。背景にある『金沢・酒¥酒宴』は大昔に買ったまま放置されていたものです。


2015年11月22日日曜日

茶菓工房たろうのようかん ピーナツバター味を食べてみました。

母が先週の「金沢マラソン」のテレビ中継で,給水ならぬ給食場所で,金沢の和菓子が振る舞われているというニュースを見た後,「ピーナツ味のようかんが出されたらしい。どんなものだろう」と言っていたのを思い出し,昨日,JR金沢駅方面まで行った時に,これを買ってみました。

聞いた瞬間,茶菓工房たろうの商品に違いない,と思い店頭で確認したところ,やはりありました。正確には「ピーナツバター味ようかん」でした。せっかくなので白カカオ味とカカオ味の3つがセットになったパックを買ってみました。

3種セットです。小型サイズ×3で800円ほどでした。

あんこ&ようかん系は大好きなので,基本的に「なんでもOK」なのですが,これはオリジナリティある美味しさです。甘さのバランスも良く幸せな気分にさせてくれます。ピーナッツの粒もちょっと入っているのも良いアクセントになっています。ピーナツバターはアメリカ人が大好き,と聞いたことがありますが,外国からの観光客にも受けるかもしれません。

結構派手なパッケージでした。金沢迅的にはコーヒーでも合いそうです。

白カカオの方は,ホワイトチョコレート味でした。ミルキーのような,ちょっと懐かしい感じもします。

カカオ味の方は...食べようと思ったら,既に食べられてしまいました。

マラソンランナーがどう食べたかは分かりませんが,一口サイズならば,元気を出すには意外に良いかもしれませんね。

2015年11月21日土曜日

家族の誕生日祝い用に買った洋菓子に大満足。

本日は家族の誕生日でした。私としては大変珍しく,仕事帰りにフランドールという洋菓子店で「シュークリーム的なもの」を3個購入してみました。

実は,ずっと以前,この店のシュークリームを食べて「うまい」と思った記憶があり,久しぶりに食べてみたくなったのです。他人の誕生日を口実に,自分の好きなものを買ってみたということになります。

ただし...今回買ったのは,シュークリームではなく,「クロッカンヴァレ」というものだと判明。考えてみると,シュークリームは売り切れていたのかもしれません。

クロッカンヴァレは次のような感じです。私が食べたのはスイートポテト味でした。


これが実に美味しかったです。気に入りました。式(?)で表現すると,次のような具合です。

パンの部分のしっかりとした歯ごたえ+クリーム部分の滑らかさ+過剰でない,しっかりとした甘み=食べたという満足感

ということで,食後に充実感がしっかりと残っています。

私自身,食べ物には全くうるさくなく,「質より量・スピード」などと思っていたのですが,食べ応えのあるものをしっかり食べて,しっかり満足するのも良いと思いました。そういう食べ方の方が間食も少なくなりますね。健康にも良いのかもしれません。

というわけで,ちょっと食に対する考え方を改めようかな,などと感じた次第です。

2015年11月7日土曜日

百万石まちなかめぐり もみじ2015 やや曇り気味でしたが,のんびりと紅葉見物

しいのき緑地といしかわ四高記念公園で行っていた「百万石まちなかめぐり もみじ2015」に出かけてきました。本日は曇り気味でちょっと肌寒かったのですが,明日は雨になりそうなので,本日の午後に行くことにしました。



このちょっとメルヘン的なテントもすっかりおなじみです。各テントには,「い」「ろ」「は」という感じの目印が付いています。各テントにいろいろな店が入っています。

ちょっと丘のようになっているのが良いですね。

背景の金沢城公園の石垣ともマッチしていました。

各テントの案内図です。カルタのイメージで楽し気です。

休憩コーナーには,何とコタツが出ていました。チラシに書いてあったとおり,「冬の友」ですね。

このテントでは石焼き芋をやっていました。地元ではおなじみ五郎丸ならぬ五郎島のサツマイモです。

このテントでは,マトリョーシカを売っていました。今思いついたのですが,ひゃくまんさんのマトリョーシカがあれば,欲しいですね。

このテントは,スノードームを販売していました。

このテントでは,餅つき中。景気づけのために太鼓を叩き,鳴物を鳴らしていました。

テントの中はこんな感じでした。

しいのき緑地といしかわ四高記念公園の間のアメリカ楓通りです。満開(?)はちょっと過ぎていた感じですが,紅葉を撮影している人が沢山いました。

横断歩道を渡るときに撮影するのがいちばん綺麗に撮れます。

石川四高記念文化交流館の裏の紅葉は黄色ですね。

文化交流館の前面の木を何気なく見ていたのですが,幹が結構不思議な状態になっていました。何の木でしょうか?

こちらではアカペラのグループが歌を歌っていました。最初はこれくらいの人数でしたが,声を聞いてだんだん人が沢山集まって来ていたようです。

芝生の上の紅葉の葉っぱも良い感じです。

別にセットしたわけではないのですが,もみじと松ぼっくりとドングリの3点セットが揃っていました。あまりにもうまく揃っていたので撮影。誰かがセットしたのかもしれませんね。

枯葉の吹き溜まりもまた趣きがあります。

金沢市役所前に移動。来週はいよいよ金沢マラソンです。

金沢市役所前のカウントダウンボードも一桁になっていました。

金沢21世紀美術館の周辺の木も紅葉中。

恒例のタレルの部屋で一休み。

キッズ用の託児所コーナーの飾りも紅葉中。

明日,美術館の中でマリー・シュイナールさんがダンスを行うようです。

美術館の入口付近です。段々と暗くなってきました。

レアンドロのプールは夜もまた面白い写真が撮れますね。

今日は,ジャナーン・アル=アーニの映像作品をじーっと観てみました。
https://www.kanazawa21.jp/data_list.php?g=17&d=1725
空中写真のような映像がずっとズームアップしていだけような作品でしたが,引き込まれてしまいました。

その後,再度,タレルの部屋に行ってみると,空が鮮やかな青に変わっていました。いちばんの見所の時間帯ですね。


アメリカ楓通りもライトアップされていました。

ちょっと遠くからみたところです。

しいのき迎賓館もライトアップ。

しいのき迎賓館とアメリカ楓通りを遠くから見たところです。

石川門もライトアップしていましたが,ちょっと意味ありげな色合いになっていました。

金沢市中心部は,四季の移り変わりを色で楽しめますね。

2015年11月1日日曜日

東京まで日帰り出張。たまたま神田に行ってみたら,古本祭。人が多すぎて何も買わず。

本日は東京まで日帰り出張でした。午前に到着しないといけなかったので,昨年度までだと日帰りはあり得なかったのですが,北陸新幹線開通のおかげで日帰りで間に合うようになってしまいました。

ただし,朝は早起きしないといけません。金沢6:00発の「かがやき」だったので,まだ夜のような状況でした。



6:20 富山に到着したころは,「何となく山に雲がたなびきたる いとおかし」という状態でした。

立山連峰も何とか見えました。

7:00 長野に着いたころには,すっかり夜が明けていました。紅葉と緑のバランスがよい感じでした。

7:30 軽井沢。ホテルの裏で,根性でスキーをしていました。

8:05 大宮 よく見ると富士山が見えた気がします。写真のコントラストを変更してみたのですが...何とか見えるでしょうか?

この辺りに来ると,乗り換えの館内アナウンスで「さいきょうせん」というの出てくるのですが,いつも「最強」線と解釈してしまいます。埼京線ですね。

ところで,本日乗った新幹線では,各駅を発車するとき,どこかチゴイナーワイゼンを思わせるような,短調の音楽が鳴っていました。これは何の曲?

東京駅に到着。
例によって大都会に来ると,看板ばかり眺めてしまいまます(そのせいで早速,新幹線の自動改札で乗車券を取り忘れ。すぐに駅員さんがフォローしてくれました)。

新幹線のピクトサインですが,上越と東海道でちゃんと描き分けられていました。
こちらは北海道新幹線の開通予告のポスター。

新幹線三種そろい踏みのポスター。やっぱり,北陸新幹線の色合いがいちばん良い感じかな,と個人的には思います。

本日は地下鉄に。大手町駅まで歩きました。

余裕を持って時間を設定したので,早めに到着。スターバックスで一休み。

エラフィッツジェラルドの歌う「バートランドの子守歌」が流れており(この演奏,結構好きです),リラックスしてしまいました。

用件の仕事を終えた後,午後からは神田古書店街へ。特に意図したわけではなかったのですが,古本祭をやっていました。地下鉄の神保町駅側からスタート。



さくら通りでは,吹奏楽がイベントを盛り上げるために「シング,シング,シング」を景気よく演奏中。

以下,表通りも裏通りも路地も古本だらけでした。本日が最終日ということで大勢の人が集まっていました。せっかくなので,何か買おうかとも思ったのですが,「荷物が増える」ということで,結局,本は1冊も買わず。

神田古書店街にはカレー店が多い,と聞いたことがあります。






2週間前,金沢で行われた泉鏡花シンポジウムで大屋書店の方がお話をされていたのですが...そのお店を見つけました。他の店とは一味違った,「別格」という雰囲気でした。和装本専門店ですね。




この値札の付け方は,結構芸術的ですね。

三省堂書店まで行った後,すずらん通りへ。


こちらでは出版社が露店を沢山出していて,それぞれに面白そうなことをしていたのですが,やはり人が多すぎて何も買わず。

岩波書店の露店で売っていた,広辞苑をデザインしたトートバッグとか,面白そうなものもあったのですが,「バッグは家に帰ればある」ということで,ここでも買わず。




東京堂書店の1階はカフェのようになっており,なかなか良い感じでした。

最後,画材屋の文房堂へ。ここでついに,文房堂のオリジナルのブックカバーを購入。



結構疲れたので,帰ることに。地下鉄の神保町の駅へ。

駅名表示のデザインも本ですね。

東京駅にダイレクトに行けないので,地下鉄の大手町駅へ。どうもこの駅は苦手です。


地上に出れば東京駅がどちらか分かるだろう,と思ったのですが...見たことのない場所に。


交差点のどちらの方向を見ても立派なビルばかりで,ますますかからなくなりました。

 


工事現場の監視員の人に道を尋ねて,ようやく分かりました(いい線は行ってました。)


帰りの列車まで時間があったので,毎回のように時間調整のために行っている,丸の内南口付近の商業ビルKITTEへ。このビルの4階にある,文房具,雑貨店をひとめぐり。


昨年の今頃,OEKが演奏した場所ですね。

どんだけブックカバーを買う?と言われそうですが,「いろいろな大きさに対応」という文言に惹かれ,A5サイズまで対応可能の布製ブックカバーを購入。読書関連グッズ集めは,趣趣味としか言いようがないですね。

その後,家族用の土産のお菓子を購入。

東京駅の近くにはハトバス。なかなか楽し気なデザインのバスでした。2階席も気持ちよさそう。


東京駅ですが,北陸新幹線のPRコーナーがありました。

 明日は普通に仕事なので,あまり疲れすぎないように,16:24の「かがやき」で金沢に戻ることにしたのですが,やはり結構疲れてしまいました。人が多いのと結構歩かざるを得ないので仕方がないですね。



金沢駅の備品も「かがやき」色。