2015年6月27日土曜日

スプツニ子!「はみ出す力」を読んでみました。新しい時代の朝ドラ・ヒロインの物語として楽しんでしまいました。

最近,金沢21世紀美術館に行くたび,軽快なリズムに惹かれて,ついふらふらとスプツニ子!「ムーンウォーク☆マシン、セレナの一歩」の展示室に入ってしまい,このミュージックビデオを見ています。どうも中毒性があるような気がします。
https://www.youtube.com/watch?v=6P1uFNdKdQA

このスプツニ子!さんが書いた「はみ出す力」という,やや自己啓発本っぽいタイトルの本をついつい買ってしまい(Book Offですが...),一気に読んでしまいまいた。とても面白い内容でした。

まず,本の版型がタイトルどおり企画外で,微妙に「はみ出し気味」なのが,さすがです。

内容はスプツニ子!さんの今に至るまでの数々のエピソードと思いをストレートに描いたものです。両親とも数学者ということもあり,アカデミックで自由な雰囲気の中で成長。その一方,日本の学校ではなじめず,プログラミングという武器を持ちながらアートの世界へと入って行きます。

ニュートンの「巨人の肩の上に立つ」という言葉に通じる,「人類みんなで作る学問の山がもっと高くなるようにこ少しでも貢献する」というご両親の教えもいいですね。この精神がスプツニ子!さんのベースにあるのだと思います。

スプツニ子!さん自身は,絵を描いたり,彫刻を作ったり...という狭い意味でのアートの勉強をしてきたわけではなく,ある時期,自分のアイデアを素に,実際の作業は得意な人に任せる方が効率的にアートを作ることができることに気づきます。こういうことが可能なのも,インターネットが普及した現代社会ならではだと思います。

スプツニ子!さんは,現在,MITメディアラボの助教という地位にありますが,非常にグローバルに”出世(?)”できたのも,「目立っていれば,ネットを使えば誰かが拾ってくれる」という楽天的で挑戦的な精神があったからだと思います。

というようなわけで,グローバルにたくましく生きる女性の半生(?)を描いた本となっています。結構,NHK朝ドラの世界に近いかも,と思ったりしました。ただし...NHK朝ドラで扱うには,作品名が刺激的過ぎるのが難点ですね。この本を「新しい時代の朝ドラのヒロインみたいだ」と思いながら読むのが楽しいのではないかと思いました。その他,新しい時代の教育書,またはビジネス書として読むこともできそうです。

21美では,スプツニ子!さんのインタビューの動画も展示されていたので,今度はこちらの方も聞いてみようかなと思います。

2015年6月21日日曜日

ひがし茶屋街~浅野川大橋~尾張町~最後に金沢表参道のコラボンへ

金沢も梅雨入りし,今日は一日不安定な天候でした。が,昼頃は意外に晴れていたので,「横安江町(金澤表参道というのは,いまだにピンと来ません)に行ってみるか?一箱古本市をやっているはず」と思い立ち,自転車で出かけてきました。

...その前に,東山付近はどれくらい観光客がいるのだろうか?と気になり,ひがし茶屋街に行ってみました。やはり賑わっていました。


気づいたのは,観光客だけでなく,燕も沢山飛んでいることです。色々な店の軒下に巣があり,多くの燕が飛び回っていました。

それと以前に比べると,店の数が増え,ネットワーク状に街が広がって来ているように感じました。というわけで,観光客の増加とともに,今後さらに進化しそうな感じです。

続いて浅野川大橋を通って,尾張町方面へ。浅野川から見る河畔の風景は京都の風景に似ていると言われることがありますが...個人的には,金沢の方がコンパクトな分,綺麗な気がします。

尾張町の裏通りに入り,ポスターの写真に吊られ,泉鏡花記念館に入って来ました。

こじんまりとした文学館ですが,時々,こういう場所に入ると,「本を読みたい」という気分にさせてくれますね。

佃の佃煮の店の前にも鏡花の好きだったウサギのマークがありました。この通りは,下新町・鏡花通りと呼んでいる(自称?)ようです。

横安江町に行く前に,おなじみの金沢カレーの店,ゴールドカレーへ。昼食用にGカツカレーのSを食べました。

隣に座っていた若いお兄さんは,カレーとカツを全部食べ,ごはんをかなり残していたのですが...個人的には「?」でした。残すならサイズの小さなものを選べばよいのに「許せん」と心の中で思ったのですが,全部食べると格好悪いという風習でもあるのでしょうか?

その後,横安江町商店街へ。さすがに天候のせいか,出店している店の数は少な目でした。というわけで,今回は眺めるだけで,何も買いませんでした。

商店街の真ん中にある東別院に入ってみました。大きなイチョウの木がシンボルになっているようです。

その後,一度,入ってみたかったコラボンという雑貨屋+喫茶店に入ってみました。知人が,この店で飲める「ニ三(にざみ)コーヒーはおいしい」と言っていたのをずっと覚えていたからで,今回,思い切って入ってみました。

古い商店を改装したような店内に,小学校の下駄箱のような棚が並んでおり,なかなか良い雰囲気でした。


予定どおりニ三コーヒーを注文してみると,次のような感じで出てきました。

器にも凝っていました。北菓のハードビスケットが付いているのが,「おっ」という感じでした。コーヒーの方は深煎りということで,とても味わい深いものでした。酸味が少ないので,大変飲みやすいと思いました。変わった形の砂糖も付いていたので,「残すと悪いかな」と思い,砂糖入りの味もしっかり味わってみました。

店内に並んでいた本をパラパラと眺めていると,心地よい風が入口から入って来ました。こういう雰囲気も良いですね。実は,金沢市内にはコーヒーショップが沢山あるので,休日の度に色々出かけてみるのも面白そうです。




,こちらの方がまだ

2015年6月7日日曜日

初めて北陸新幹線に乗って東京へ。これまでの報道が多すぎたせいか,既に「あって当たり前」の感覚。

この週末,金沢では金沢市祭の「金沢百万石まつり」が行われました。北陸新幹線開通後初めての「まつり」ということで,観てみたかったのですが,所用で東京に1泊2日で出かけることになりました。ついでに子供に会えたのは良かったのですが,百万石まつりがどういう雰囲気だったのか,行ってみたかった気もします。

さて,「初北陸新幹線」ということで,大した写真ではありませんが,写真でレポートしましょう。

スタートはJR金沢駅。ドームには「金沢百万石まつり」のタペストリー。

改札。ついに自動改札です。金沢で自動改札というのは初めてです。

乗ったのは「かがやき」

待合室は石川の伝統工芸品コーナー。ちょっと丸窓が小さすぎるかな?

待合室からは石川県立音楽堂も見えます。WiFi完備


新幹線関連のお菓子も山積み。

子どもへのお土産に,「カントリーマアム あんころ餅味(石川限定)」をとっさに購入

「かがやき」に乗車。もちろん,グランクラス...ではなく,普通座席です。

窓からホームを見たところ。ホームにも微妙に金沢らしさをちりばめています。

座席は,それほど広くない感じ。というか,普通の新幹線ですね。シートに観光などのPR誌が入っているのは新幹線らしいところです。

7:47 スーッとスタート。やはり揺れません。これまでの「(旧)はくたか」だと,列車内で文字をきれいに書くのは無理だったのですが,新幹線ならば大丈夫ですね。

全駅の写真を撮ってやろうと思っていたのですが...いきなり新高岡を撮り損なったので中止。新高岡はイオンモール高岡のすぐそばでした。下の写真は富山県のどこか。曇り気味で壮大な山並みは見えませんでした。

富山駅。金沢駅で買ったコーヒーが冷めない距離になってしまいました。


長野駅。実は長野駅を見るのは...25年ぶりぐらいのことです。1時間で行けることになったことに感慨があります。

新聞を読みながら過ごしていたのですが,軽井沢は...いつの間にか通過していました。

高崎駅

大宮駅。ホームには各種新幹線が取りそろっていました。


上野駅

10:20予定どおり東京駅に到着。

記念に先頭まで行って「顔」を撮影。

さらに記念にグランクラスのマークだけ撮影。

従来よりは料金は高くなりましたが,これから仕事関係で年に数回は使うことになりそうです。それと一度ぐらいはグランクラスにも乗ってみたいものです。