2015年5月31日日曜日

今週も金沢21世紀美術館へ。始まったばかりのコレクション展1「あなたが物語と出会う場所」と「われらの時代:ポスト工業化社会の美術」へ。束芋「TOZEN」が気に入りました。

このところの金沢は,比較的安定した天気が続いています。本日は午前中に自宅に持ち帰った仕事をした後,午後からは金沢21世紀美術館など行ってきました。

近年は,仕事全体のクラウド化が進んでいるので,ほぼ,いつでもどこでも仕事ができてしまいまいます。仕事のオンとオフのケジメをつけた方が良いのかな,と前は思っていたのですが,無理に区分するよりは,出来る時に仕事をやっておく方が後から楽なので,最近ではいつでもどこでも隙間を見つけては仕事をしています。

というわけで,午前中に仕事をある程度片付け,気分を楽にした後,15:00すぎぐらいから自転車で21美に行ってきました。

日曜日の21美はいつも大賑わいなのですが,15:00過ぎになると,混雑が解消されてきます。日曜の午後~夕方の空気は,「明日も仕事だ」と考えると気が重くなるのですが,美術館に行くには悪くありません。館内に漂う,ちょっと疲れたような空気が気に入っています。

本日はプールの中も賑わっていました。
5月26日からコレクション展1「あなたが物語と出会う場所」が始まったので,そちらの方をまず観てきました。

https://www.kanazawa21.jp/data_list.php?g=17&d=1728

ドラえもん,スヌーピーなど,子供向けのプラスティック製の人形を部屋中に並べてオブジェを作った作品,金沢七不思議(かなり主観的な七不思議でしたが)をモチーフに作った見世物小屋的作品であるとか,なかなか変化に富んだ内容になっていました。

その後,先週に続いて「われらの時代:ポスト工業化社会の美術」へ。
https://www.kanazawa21.jp/data_list.php?g=17&d=1724

先週スプツニ子!「The Moonwalk Machine」を観ていたのですが,今週も軽快な音楽に誘われて再度見てしまいました。その後,展示室13に移り,束芋の「TOZEN」という映像作品を見てきました。こちらは対照的に静かなアニメーションの作品でした。

石膏でできた立体を鉛筆でデッサンした感じの映像が続くのですが,途中,海のイメージになって,大きな魚(クジラ?)がヌっと出てきたり,妙に見入ってしまうような映像が続きます。夏の暑い日にでも見たら丁度良いかもしれません。

その他,無料ゾーンには鏡やビデオカメラを使ったトリックアートのような作品があったり,天体観測とアートを組み合わせたような作品があったり,いつもにも増して変化に富んでいました。

正直なところ,5月上旬まで行っていた「3.11以降の建築」という展覧会は,あまり美術館っぽい展示ではなく(博物館的だったと思います),楽しめなかったのですが,今回の2つの展示は,なかなか面白いのではないかと思います。

その後,タレルの部屋へ。良いバランスで雲が入っていました。


この場所は,考え事をするには良いですね。空を眺めたり,人を眺めたりしながら,ある文章の構想を練ってしばらく過ごしました。この「あそび」のような空間は,多くの人にとっても,貴重なのではないかと思います。

しいのき緑地から見上げた今日の空


2015年5月24日日曜日

21世紀美術館でスプツニ子の作品を観た後,しんたてコーヒー大作戦へ。大賑わいでした。

ここ1カ月ほど,土日もあまりゆったりと休めなかったのですが(気分的な問題ですが),本日は久しぶりに何もなかったので,自転車で金沢市内を自転車で一回りしてきました。

まず,金沢21世紀美術館へ。雲もアーティスティックです。


展示場の半分はまだ「準備中」だったので,4月末に始まった「われらの時代:ポスト工業化社会の美術」をざっと見てきました。

https://www.kanazawa21.jp/data_list.php?g=17&d=1724


開館10周年企画ということで,「われらの時代(21世紀以降の日本)に活躍しているアーティストの作品集」というストレート企画でした。各展示室ごとにアーティストが割り当てられているのですが,21美の本丸のような真ん中の展示室で流れていたスプツニ子の映像作品「ムーンウォーク☆マシン、セレナの一歩」という作品に妙に惹かれました。

次の通りすでにYouTubeで公開されているのですが(写真撮影も可になっていました),21美で流すというところが面白いところですね。映像に登場していた月面のジオラマ(?)なども展示されていました。
https://www.youtube.com/watch?v=6P1uFNdKdQA

図書室には,こんな本も展示してありました。
部屋中がジャングルになっているような展示室があったり,相変わらず不思議な空間になっていました。

以下,お馴染みのスポット。晴れていると写真うつりも良いですね。




その後,新竪町商店街に向かい,しんたてコーヒー大作戦というイベントに行ってきました。
https://ja-jp.facebook.com/shintatecoffeedaisakusen


実は,新竪町に行くのは久しぶりだったのですが...こんなに賑わっていると思いませんでした。恐らく,タテマチ商店街よりも人通りが多かったと思います。


この商店街も,いつの間にか,ローカルな商店街の中にちょっとこだわりのある店が点在する,なかなか面白い商店街に変わっていました。

金沢市内にはいくつか商店街があるのですが,各商店街で実施している野外イベントはそれぞれに個性的で,面白いと思います。順番にめぐるだけで楽しめそうです。その雰囲気を写真で紹介しましょう。







せっかくなので,鎌倉からわざわざ出店していた,cafe vivement dimanche (ヴィヴモン・ディモンシュ) という店の深煎りコーヒーを飲んでみました。昨晩のブラタモリが鎌倉だったことが,潜在意識に残っていたからかもしれません。


コーヒーを飲んだ後,再度商店街をぶらぶらしたのですが(ブラコーヒーといったところ),その間,ずっと深い味わいが残るコーヒーでした。とても飲みやすい温度になっており,素晴らしいと思いました。店の人に,店の名前の由来を聞いて来たら,フランス映画「日曜日が待ち遠しい!」から取ったとのことです。

見たことのない作品ですが,フランソワ・トリュフォーの最後の作品ということで,機会があれば見てみたいと思います。
http://www.amazon.co.jp/dp/B0006B9ZT0

こういう,思わぬ出会いがあるのが町歩きの楽しみですね。

昼食は「金沢カレーを食べたい!」と思い,新竪町とは全く別方向でしたがゴールドカレーへ。
http://www.gold-curry-honten.com/


これまで食べたことのなかった,ミルフィーユカツカレーにしてみたのですが...やはり,普通のカツカレーの方がやはり良かったかな。本日唯一の後悔です。

2015年5月10日日曜日

新緑の中 自転車で金沢市内をめぐり,最後はチョン・キョンファの若き日のCDを購入

連休中は暑いぐらいの気候でしたが,本日の金沢は快晴だったのに気温が20度程度ということで,自転車に乗るのにぴったりの気候でした。

午前中まず,しいのき迎賓館裏へ。Wine Kanazawa2015というなかなか楽しげなイベントをやっていましたが...本日は昼間から酔っぱらうわけには行かなかったので,通り過ぎるだけにしました。

昨年以降,金沢市中心部では,オクトーバーフェスト,日本酒のイベントなど色々とアルコールを外で飲むイベントをやっていますが,この辺は中心部に広い緑地があることのメリットですね。

旧中央公園(新しい名前は...思い出せない)の新緑です。

金沢城の石垣も美しかったですね。

その後,香林坊大和の隣の建物でやっていた北陸音盤祭へ。毎回,割引券付きのダイレクトメールが届くので,それに釣られて毎回出かけています。

できるだけCDを増やさないように気をつけているのですが,こういう「宝探し」のようなのは楽しいですね。今更,チャイコフスキーとシベリウスのヴァイオリン協奏曲のCDを買う予定ではなかったのですが,若き日のチョン・キョンファとアンドレ・プレヴィン指揮ロンドン交響楽団による組み合わせの演奏は,実は聞いたことが無かったので,ついついこの1枚だけ購入してしまいました。


どうも最近,1970~1980年代のCDに惹かれてしまいます。

2015年5月9日土曜日

本日は大安 久しぶりの結婚式出席 大船にのった感じで楽しんでゆったり楽しんできました。

本日は市内某所で行われた結婚式と披露宴に出席してきました。

久しぶりに礼服を着た気がします。近年,職場関係で葬儀に出席する機会は非常に少なくなりました。結婚式の方はさらに少ないですねぇ。そもそも親戚にも職場にも若い人がそれほど多くなく,しかも,以前のように大々的に行うこと自体少なくなってきているからだと思います。

今回はキリスト教のスタイルの結婚式でした。このスタイルの挙式に参加するのも久しぶりです。参加してみて,神父さんがまさにマスター・オブ・セレモニー役で,新郎新婦が神との契約書にサインをする式典だということがよく分かりました。それと音楽イベントなんだと思いました。ちなみにこの日の演奏担当は,フルート2本,歌手1名,キーボードという編成でした。

引き続き披露宴が行われました。とても良い会で,スピーチを任されなかったこともあり,ゆったりと大船に乗ったような感じで純粋に宴会を楽しむことができました。

披露宴といえば,花嫁さんが何回もお色直しをし,友人のスピーチやカラオケや出し物が続く...という,やや泥臭い印象があったのですが,今回の場合,全体の流れがすっきりしており,最小限のスピーチに抑えられていたのが良かったと感じました。日本の結婚式らしく,「○家と○家の結婚式」というスタイルでしたが,最後に両親への感謝をしっかり見せる部分にクライマックスがあり,メリハリがありました。

印象に残ったのは,新郎新婦を撮影した動画やスライドショーを多用していた点です。色々な場つなぎ用にうまく使っていました。これが友人のスピーチの代わりのようでした。現代アートの世界でも動画が非常に多くなっていますが,若い世代には動画で見せるのは「当たり前」なのかもしれません。

最後には,数時間前に終わったばかりの結婚式の時の映像がエンドロールとして流され,「仕事が速い!」と思いました。我々が飲み食いしている間に編集作業をしていた人がいたんだなぁ...などと考えながら見ていました。

帰りに引き出物をもらし,タクシーチケットで帰宅。こういう至れり尽くせりのシステムに「しっかり乗る」というのも良いもんだなぁと感じました。

配られた紅白まんじゅう。ケーキよりもこちらが好きです。