2015年12月31日木曜日

年越しそばを食べて,紅白歌合戦を見ています。穏やかな大晦日ですね。

今年も無事終わりそうです。

例年通り,年越しそばを食べた後,紅白歌合戦を見ています。今年もソバは,スーパーで買ってきた天ぷらを乗せた,天ぷらソバです。昆布巻とカブラ寿司と数の子のカケラがフライング気味に出て来たので,日本酒と一緒に食べています。


普通に過ごせていることを感謝したいと思います。良いお年をお迎えください。

2015年12月29日火曜日

冬休みを利用して東京~鎌倉へ。ただし...鎌倉近代美術館をはじめ,何かに取り憑かれたように行った場所すべてが休館。道にも迷うし,おみくじも凶

12月28日は本来は出勤日だったのですが,東京方面に居る我が家の子供に会ううまい口実が出来たので,しっかり休みを取り(9連休になります),北陸新幹線で出かけてきました。今回は完全にプライベートな旅行だったのですが,家の事情もあり,帰りは高速バスの車中泊となりました。

すっかりおなじみになった「かがやき」。今回で乗るのは6回目(往復目)です。
毎回,朝に乗っているのですが,今回がいちばん美しい景色を楽しむことができました。富山県付近はうっすら雪景色でした。
高速で走っていたせいか,ちょっと時空が歪んだような写真になりました。
パンタグラフの影を撮影。
この日はパソコンは持って行かず,本をずっと読んでいました。予想外に空席だらけだったので,非常に快適な読書空間でした。
この日は大宮駅付近から富士山もよく見えました。いつもと違うカメラで撮影したこともあり,ちゃんと写っていました。

さて今回ですが,用事は夕方からということで,かなり時間があります。どこに行こうかいろいろ考えたのですが,数日前の新日曜美術館で鎌倉近代美術館が今年度で閉館するという特集を見た影響で(「一度行ってみたい」という気分にさせる番組構成でした),鎌倉に行くことにしました。

実はちょうど一年前にも鎌倉に行っています。その時,大仏や寺はかなりまわったので,今回は美術館一本に絞ることにしました。まず駅です。
いろんな駅に行くたびに,電車が出るときの音楽に注目しているのですが,前回とは違う「ふつうの曲」になっていました。昨年着た時は「暗~い曲(=童謡「鎌倉」)」がなっていて,結構インパクトがあったので残念です。調べてみると,次のような事情があったようです。個人的には変更は残念です。
http://www.townnews.co.jp/0602/i/2015/07/10/291269.html

鶴岡八幡宮方面に向かって,小町通りの商店街へ。さすが観光地です。大変賑わっていました。
しばらくすると,金沢でもおなじみの甘~いにおいが漂ってきました。例の「メロンパンアイス」です。金沢が発祥地ですが,鎌倉にも進出しているようです。
まだ11時過ぎでしたが,昼食を食べることにしました。昨年もシラス丼を食べたので,今回はシラス鮭丼にしました。
「シラスの上品な塩味とどろっとした卵が絶妙に絡み合っている。この店は中華料理店だけあって,スープも独特だ。しかも杏仁豆腐までついている」という感じで,”孤独にグルメ”しながら味わいました。

その後,鶴岡八幡宮へ。
その隣に目当ての鎌倉近代美術館があるはず。平家池のほとりに白く四角い,モダニズムという感じの建物がありました。
展覧会の看板です。
入口はちょっと分かりにくく,裏口のようなところから入っていきます。
何となく人が少ないなと思いつつ,よくよく見ると...


本日休館! 正確には「本日から休館」でした。何という運の悪さ。というか,調べてから来るべきでした。

というわけで,日曜美術館のナビゲーターの井浦新さんになった(?)つもりで,建物の回りを撮影。





この階段を上って,建物の中から池を眺めて見たかったです。


ポスターにもなっている「シュールレアレズプム」っぽい作品も観てみたいものです。

せっかくなので鶴岡八幡宮へ。
階段を上るのが大変そうだったので(軟弱ですみません),「鳩みくじ」という名前に惹かれ,おみくじだけ引いて戻ることにしました。

ただし,この軟弱な精神が悪かったのか,「凶」でした。
撮影するとさらにバチが当たりそうですが,あれこれ相当努力しないと物事は改善しそうにない感じです。

おまけに鳩の根付けがついていたので,子供に上げようかとも思ったのですが...「凶」だったので,やはり自分で運命を引き受けるしかないでしょうか。


イチョウ形の絵馬は境内のイチョウの木にちなんでのものでしょうか。
鶴岡八幡宮の初詣のポスターが貼ってありましたが,大賑わいになるでしょう。

せっかくなので,近くにあるはずの「川喜田映画記念館とか鏑木清方記念美術館に行ってみるか」と思い,まず映画記念館の方に行ってみたのですが...ここも休館でした。

おみくじが「凶」だったので,仕方がないところです。

ただし,この辺の街並みですが,「さすが鎌倉」というムードたっぷりでした。撮影した写真をセピア調にしてみたのですが,先日亡くなられた原節子さんあたりが,出てきそうな(化けて出てくるわけではありません)雰囲気がありました。

「かなり残念」という気持ちを残しつつも,湘南新宿ラインで東京方面に戻りました。

ここから先の予定も全く決めていなかったのですが,取りあえず渋谷駅で降りました。渋谷駅は大々的に工事中。
何となくヒカリエの方にフラフラと歩いていきました。


「たしか岡本太郎の美術館か何かがあったはず...」とこれまた曖昧な記憶を元に,取りあえず青山の方向に歩いて行きました。こうやって歩いてみると,ブラタモリではありませんが,東京の「高低差」を味わうことができます。渋谷という名前どおり,駅は谷底のようなところにある感じです。

そのうちに「岡本太郎っぽいオブジェ」が出て来たので,「近い?」と思ったのですが,どうも違うようでした。

さらに行くと青山ブックセンターという有名な書店の近くになったので,東京の地図を立ち読みすることにしました。
予想どおりこの辺にあることが分かったので,場所を頭に入れました(実は最近スマホを止めたので,どこでもネットで検索というのができないのです)。

この青山ブックセンター(略称ABC)ですが,お客さんが多過ぎず,しかもワンフロアで広すぎないので,なかなか快適な場所でした。記念に「ABCおすすめ」の文庫本を1冊購入しました。

さて,岡本太郎記念館ですが...方角だけ頭に入れておけば,そのうちに案内が出てくるだろうと読んでいたのですが...案内が全然出てきません。結構途方に暮れていたのですが,何とか地図を発見し,到着できました。
ただし...ここも年末年始の休館中。今回の教訓は,「場所と日程は事前調査!」ですね。当たり前ですが...。

疲れたのでその辺にあったスターバックスで一休みし,再度渋谷駅に戻りました。
途中見かけた青山学院大学は,近年は駅伝でも有名ですね。大々的に宣伝をしていました。

この辺のビルディングの形ですが,結構変わった形のものが多く見ていて飽きませんでした。
渋谷×KitKatが提携した,「勉強になるフラッグ」がずっと並んでいました。

さて,その後,中央線沿線で本来の用務を済ませた後,新宿から高速バスで金沢に戻ることにしました。夜の新宿駅です。
新南口というところから乗車するということで,あれこれ探したのですが,こちらもまたなかなか難しい場所にありました。新宿というよりは代々木に近い場所にあったようです。

途中,楽し気な場所を通り抜け,
2人の人に道を尋ねて,ようやく乗り場に到着しました。
高速バスは,さすが帰省シーズンということで満席でした。翌朝,無事JR金沢駅に到着。

今回のツァーを通じて,「スマホがあると便利なのかも」と思いましたが,逆に「少々不便でも,人に尋ねればなんとかなる」とも言えると思いました。私の場合,現在は無線LANさえ使えれば,日常的にほとんど使わなくても済むような状況なので,毎月高額な料金を払うのももったいないと感じます。

いずれにしてもスマホも地図もなしで適当に歩くというのも,なかなかスリリングで面白いものだと思いました。

2015年12月26日土曜日

プリントゴッコは滅んでもシンプルな道具は残る

今年の12月は21日に大仕事があったこともあり,年賀状作成は何もできていなかったのですが,本日から冬休みに入ったこともあり,一気に完成させました。ただし,例年以上に「年賀欠礼」の人が多く(我ながらそういう年代になってきた,ということを実感),作成枚数がかなり減ったこともあり,それほど大変ではありませんでした。

私の場合,次のような手順で作っています。
1)ワードで毎年使っている基本部分を修正(年号を帰るだけ)
2)メッセージ付きイラストを作成し,水彩絵具と色鉛筆で色付け
3)これをスキャナーで読み込み,1と合体
4)プリントアウト
5)宛名書き
6)送付者ごとに「ひとこと」を手書きで加える

2)のイラストは1年間の出来事などをイラストで描いたりしていたのですが,段々とネタが無くなって来たので,母親に猿の絵を描いてもらいました。なかなか味わい深い「みざる,いわざる,きかざる」になりました。

私の場合,宛名書きが大好きなので(50~100枚程度なのでできるのですが),本日は,珍しくジャズのCDなどを聞きながら,快適に年末の作業を終えました。

この作業の中で,5)6)で役立つのが,かつて年賀状作成の定番商品だった「プリントゴコッコ」についていた道具です(名前は何というのでしょうか?)。次のような感じで作業をしています。

プリントゴッコ本体は1980年代後半から1990年代前半頃に数年間だけ使っていました。その後,パソコンを使うようになり,本体自体は捨ててしまったのですが,この道具だけは生き残り,毎年使っています。

万年筆であて名書きをする場合,乾燥させるのに少し時間がかかるので(わずかな時間ですが),書き終えるたびにこの道具に立てて行っています。

これはすべての商品に言えることだと思いますが,電気を使わないシンプルなモノほど寿命が長いですね。その他,文鎮なども永久不滅です。

取りあえず,年末の作業が一つ完了したので,安堵しているところです。明日,晴れてくれれば車の掃除などしたいのですが...それほど甘くはないですね。

2015年12月12日土曜日

心地よい好天の中,午前中は庭仕事。午後からは自転車で21美とうつのみや書店へ。庭仕事も自転車もアートもストレス解消に良いですね。

12月になると金沢では快晴の日が少なくなります。本日の午前中は快晴だったので,久しぶりに庭仕事をしました。これまで庭の手入れは,母がほとんどしていたのですが,体力が落ちて来たこともあり,「今日しかない」と思い立ち,庭中に溜っていた濡れた枯葉を集め,伸び放題だった枝を切り,雑草を抜き,ゴミ袋に集めました。

全部はできなかったのですが,見るからにすっきりとしました。庭仕事も面白いなと感じました。庭というのは,大げさに言うと,自然に対向して作る人工物の一種だと思います。そういう意味で,モノ作りやアートの一種なのではないかと感じます。

ストレス解消法として,「自然に触れる」「体を動かす」といったことがありますが,庭仕事もその一種ですね。家族とのコミュニ
ケーションも図れるので,これからも時間的余裕があれば...というよりは,余裕のないストレスフルな時にこそ,庭仕事をやってみたいと思います。

その後,午後からは自転車で金沢市内へ。自転車に乗るのもストレス解消には良いですね。

まず,金沢21世紀美術館へ。21美は夏の芝生も良いですが,冬の枯れた感じも,アンドリュー・ワイエスの絵に出てきそうな感じでなかなか良いですね。


まずは,新しいコレクション展をざっと眺めました(当然のことながら,お客さんがよく入っていました)。

次のイベントも面白そうでしたが...満席とのことでした。

この時期,夕方はすぐに暗くなってきます。

その後,新店舗に移転することになった,うつのみや書店の柿木畠店へ。文房具コーナーで移転セールを行っているということで,出かけてみました。

ただし,それほど目新しいものを売っているわけでもありません。それでも20%引きになっていたので,フリクションの替え芯とかノートなど,消耗品的なものを購入しました。

うつのみやは,1月に香林坊109の仮店舗に移り,その後,どこか(どこでしょう?)に移転するとのことです。柿木畠の広見のランドマークのような建物だったので,その後に何になるのが気になるところです。

その後,再度21世紀美術館へ。先ほどとほぼ同じ場所ですが,もう夜ですね。

タレルの部屋でボーッとした後,帰宅。

このところ,仕事のストレスが多く,しかも,健康診断の結果が「...」ということで(もしかしたらストレスと関係があるのかも),何とかしなければという状況です。というわけで,土日ぐらいはアートの別世界に行きたくなります。村上春樹の小説を読んでいると,パラレル・ワールドが出てきますが,それぞれのアーティストの作る展示室ごとの何だかよく分からない別世界を巡るのが21美の面白さなのかなと感じているところです。

PS. 明日までの展覧会「誰が世界を翻訳するのか」のポスターなのですが....どこか金沢市役所と似た感じですね。ちょっと暗いですが,写真で比較してみました。