2014年9月28日日曜日

町屋ツァーに参加。その後,市内めぐり。21美では不思議なダンスをやっていました。

金沢市内で町屋の中を公開するイベントを行っているということで,散歩を兼ねて参加してきました。場所は笠市町の郵便局の近くの,以前漁網を作っていた紙谷漁網店というところです。次の写真のような暖簾が出ており,コーヒーのサービスの販売などもしていました。


この笠市町ですが,実はどこにあるのか分かりませんでした。横安江町付近だろうということだけを頼りに出かけたのですが,やはり迷ってしまいました。金沢の裏通りはどこも,直線的ではないので,迷いやすいのですが,どこか「ディープ金沢」といった趣きのある場所でした。単に私が行ったことないだけで,地元の人には普段の街並みなのだと思いますが,タクシー運転手から「笠市郵便局はどこ?」と尋ねられたぐらいなので,やはり「未知の金沢」なのかもしれません。

この建物ですが,外からみると地味なのですが,中に入ってみると,いわゆるウナギの寝床のように奥行がありました。


この日は蔵の中まで公開していました。蔵の中では金沢美大の学生が色々な網をアーティスティックな感じでディスプレイしていました。


外見は地味だけども,文字通り奥の深い世界で,「金沢町屋」の世界もなかなか楽しそう。ちょっと住んでみたいかな,という気もしました(音楽堂からも近いし)。

梯子のような階段を上って2階に行ってみると,座敷,客間などがあり,この時はお香のワークショップのをしていました。


それほど大きな敷地ではないけれども,中庭もあり,日本的なムードもたっぷりでした。


その後,金沢市内を自転車でめぐりました。柿木畠では,1冊100円程度の寄付をして,持っていくというという古本市を行っていました。さわやかな気候なので,野外の古本市も気持ちの良いものです。




金沢市内では,金沢市長選挙+αの複数候補者がバッティングしていました。選挙が重なるので,ポスターも沢山掲示されていました。


その後,コーヒーショップへ。実は最近,ウルトラモバイルサイズの小型ノートパソコンを購入したので,WiFiで接続できるか試してみたのですが,この店ではうまくいきました。5万円以下だったので,キーボードはかなり安っぽいのですが,これからは,金沢市内のコーヒーショップなどを放浪しながら文章を作成というスタイルも良いかなと考えています。

最後は21世紀美術館へ。着物を着た二人組が,楽しげに写真を撮影中


オブジェを通して外を写すと,アートっぽくなります。


切り株に見立てたオブジェ。水滴が落ちると,年輪になります。


タレルの部屋も秋晴れ。

野外で不思議なダンス(?)をやっていました。芝生の上で,釣られて子供も一緒になって踊っていたのが,なかなか前衛的でした。


金沢21世紀美術館は10月で開館10周年ということで,近くの商店街にも「10周年」を示すポスターやフラッグが沢山出ていました。


金沢で発行している無料情報誌のLINKも21世紀美術館を中心とした,アート特集。秋元館長のインタビュー記事もあり,楽しい特集になっています。






2014年9月21日日曜日

両国国技館で大相撲を楽しんで来ました。

9月17日に東京に出かけてきたついでに,両国国技館に行って現在やっている大相撲九月場所を見てきました。

まずJR両国駅です。そのすぐ隣が両国国技館です。


建物の前には各部屋や主要力士の幟が出ていました。これを見るだけで気分が盛り上がりますね。人気力士ということで,遠藤の幟がいちばん目立つところに出ていました。


チケットはあらかじめWebで買ってあったのですが,入場入口は大変賑わっていました。


チケットのモギリですが,何と元麒麟児の北陣親方が座っていました。私ぐらいの世代には大変懐かしい力士です。大相撲は数年前に不祥事が発覚して以降,ファンサービスに本気で力を入れていることを実感しました。北陣親方はとても丁寧に応対をしていました。私の直前は,中高年女性3人組だったのですが,「遠藤にダッコしてもらってね」といろいろアドバイスをしていました。



これが,その「お姫様ダッコをしてくれる遠藤」です。


国技館に入ると,今度はモンゴル横綱3人衆の等身大像が待っていました。


今場所は新横関豪栄道も人気を集めていますね。



さて,いよいよ中に入りました。生まれて初めて,大相撲を生で見るので結構ワクワクしました。私の席は,いちばん安い席ということで,大変「見晴らしの良い」席でした。一応正面席でしたが,上から2列目でした。


すぐそばに放送用の席がありました(NHKのテレビ放送ではないと思います)。元高見盛の振分親方が座っていました。相変わらず人気でした。


十両の取組が終わり,幕内力士の土俵入りが始まりました。この雰囲気もまた,大相撲ならではです。遠藤だけでなく,多くの力士に大きな拍手が起こっており,大相撲人気が回復しつつあることがよく分かりました。


満員御礼の垂れ幕はこの時点では出ていませんでしたが,今にも出そうな感じでした。



横綱土俵入り。これは白鵬です。


満員御礼の垂れ幕が下りました。ただし,2階席は完全に埋まっていませんでした。1階席はほぼ埋まっていたので,1階席で判断しているのかもしれません。


生ビールの売り子さんです。この日,国技館に来るまでにあちこり歩き回り,非常にノドが渇いていたので,思わず注文してしまいました。外国人のお客さんも非常に多かったですね。団体旅行のコースに入っているのかもしれません。


さて肝心の相撲の方ですが,勝負がどうこうというよりは,華やかだけれどもどこかユルい雰囲気にすっかり魅了されました。相撲は日本の国技と言われていますが,この雰囲気はずっと残して欲しいなと思いました。

お酒が入っている人も多いせいか,本当にあちこちから掛け声がかかっていました。私の席の隣に座っていた若い女性がいきなり,「勢」とか「高安」とかビシっと掛け声を掛けていたのには驚きました。もしかしたら,歌舞伎でいうところの「大向こう」のような座席だったのかもしれません。

それと会場に響く,色々な「音」が良いですね。マワシをポンポンと叩く音(千代鳳の音がいちばん良かったです。これだけでファンになりそう),呼び出しや行事の声が人によってかなり違う,立ち合いのぶつかる音(勢vs豊響の音がいちばん良かった)など,それだけでブラボーという感じでした。

というわけで,ついつい色々写真を撮ったのですが,後からみると,さすがに距離が遠く(カメラの性能のせいもあり),どれもこれも同じような写真でした。

次の写真は,遠藤対琴奨菊のいちばんです。遠藤が出ると,永谷園をはじめ,懸賞が沢山出るのですが,この日も沢山出ていました。



次は最後の仕切りに入る直前です。この琴奨菊の「エビぞり」を楽しみにしていました。琴奨菊だけでなく,強い力士は最後の仕切り前に「お決まりの動作」をします。例えば,日馬富士の腕立て伏せのような仕切り,白鵬のダッシュするような動作...こういったものを生で見るのも良いですね。


日馬富士対嘉風戦では,物言いが付きました。


結局,日馬富士がマゲをつかんだということで,反則負けになってしまいました。滅多にみられないものを見られたという感じです(もっとも日馬富士の反則負けは2回目ですが。)。ちなみに,この相撲で日馬富士は目のあたりを負傷し,翌日から休場になってしまいました。

その他の横綱2人は勝ち,最後に弓取式があって終了しました。弓取式をじっくり見るのは初めてでしたが,大変弓の回し方が速く,「お見事」という鮮やかさでした。バトントワリングもできそうな感じのキレの良さがありました。


帰る前に1階席まで降りて,土俵を眺めてみました。



この辺は相撲茶屋だと思います。マス席のお客さんは,大きな袋でお土産をもらっていました。


先日引退した琴欧州の引退相撲がもうすぐ行われるようです。



相撲甚句でお見送り。





国技館の横に行ってみると,今取組を終えたばかりの力士(大関以上は別の出入口があるようです)が次々出てきました。

嘉風関です。この関取はこのままJR両国駅から電車に乗っていました(途中まで一緒でした)。




よくわかりませんが,高安関です。掛け声の感じだと,横綱大関,遠藤に次ぐ人気があるようです。サインを求められていました。





ブルガリア出身の碧山関です。やはり大きいですね。名前どおり青い着物でした。




家族へのお土産に,日本相撲協会公認の応援用タオルというのを買ってみました。本当は遠藤が欲しかったのですが,尋ねてみたら「売り切れ」ということで,「確か遠藤の次に豪栄道も好きだったはず」と思い出し,豪栄道の名前の入ったタオルを買いました。







やっぱり両国国技館で生で味わう大相撲は良いものです。機会があれば,今度は家族と行ってみたいなものだ,と思いました。

2014年9月14日日曜日

本日も金沢市内のイベントめぐり。よこっちょ・ポッケマート→カレー選手権→エキコン→金沢ジャズストリートその他。イベント日和でした。

秋の連休,本日も金沢市内で,演奏したり,飲んだり,食べたり...野外で色々とイベントをやっていました。午前中まず,宅急便を送り,散髪に行き,JRの切符を買い,部屋の掃除をして,やるべきことを片付けた後,午前11時ぐらいから,昨日に続き,自転車で出かけてきました。今日も自転車に乗るには最適の気候でした。

まず出かけたのが,「よこっちょ・ポッケまーと」です。横安江町商店街で時々行っている,クラフト雑貨などの手作りマーケットが並ぶイベントです。


この通りは東別院山門を中心に広がっています。まさに門前町の市という感じです。


私は武蔵側から入り,駅前通りまで行ってみました。振り返るとこんな感じです。名鉄エムザが奥に見えます。


少しのどが渇いたので,「大人のジンジャーエール」というのを飲んでみました。「大人の」というだけあって,なかなかピリッとしていました。店の人の話によると,体温が上がって免疫力が付くとのことでした。冷え過ぎたものよりも確かに元気が出そうです。その他,医王草餅(2パック500円)というのをお土産に買いました。



武蔵側入口付近のコーヒー&雑貨店にちょっと立ち寄ってみました。なかなか良い感じの店でした。


近八書房付近では,古本市(別の古本屋さんでしたが)もやっていました。
 

ここで見つけたのが岩波文庫に入っている『死都ブリュージュ』という小説です。コルンゴルトの歌劇『死の都』(井上道義さんが好きな作品ですね)の原作ということで,一度読んでみたかったのですが,絶版になっており,なかなか見つけることができなかったのですが,ここで出会ったのも仏様の導きか―ということで買ってしまいました。



その後,JR金沢駅方面へ。もてなしドーム地下では,「北陸新幹線カウントダウン ご当地カレー&スィーツ選手権」というのをやっていました。ここにも大勢人が集まっていました。




あまり長い順番待ちをするのも面倒だったので,「3連覇殿堂入り」という宣伝に引かれ,比較的列が短かったシャルマという店のカレーを食べることにしました。


いわゆる金沢カレーではなく,本格的なインドのカレーという感じでした。500円ということで,量はやや少なめでした。


スィーツの方は今回はパスしました。それにしてもカレーの匂いの中で,スィーツを食べるというのは「熱狂のグルメ」という感じですね。

このような形で投票できるようになっていました。どこが優勝したのでしょうか?このイベントは明日までやっています。


続いてJR金沢駅へ。いつの間にか,駅名表示が立派になっていました。


市内では大々的に「ジャズ」を演奏しているのですが,それに対抗するかのように「エキコン金沢」で金沢大学吹奏楽部による演奏が始まるところでした。※ 勝手に演奏写真を公開しましたが,問題がありましたらお知らせください。
 




ただしフル編成ではなく,今回は6名以下のアンサンブルばかりでした。

外からは別ジャズバンドの演奏がちょっと漏れ聞こえてきましたが,それに負けずに気持ちの良い演奏を聞かせてくれました。

その後,金沢駅内の「アント」を一巡り。気になっていた日本酒自販機コーナーへ。「冷おろし」の言葉に負けて1杯100円で飲んでみました。美味かったのですが...やはり一口というのは物足りませんね。それとやはり立ったままというのは落ち着きません。


その他,ひゃくまんさんグッズ,新幹線をデザインした日本酒など,あれこれ楽しげなものを売っていました。



さて,もてなしドームの方に戻ると,こちらでは「金沢ジャズストリート」関連のイベントを行っていました。調べてみると鶴来高校ニュークレインオーケストラのみなさんでした。


確か,金沢都ホテル地下の旧ロキシーでカナザワ映画祭をやっていたはず...ということで,様子を見てきました。


この都ホテルの地下は,近年は場末感たっぷりで,しかも複雑に入り組んだところにあります。ロキシー自体はまだ結構きれいなので,これからもこの場所を使って欲しいですね。この雰囲気はこの映画祭の感じに結構合っていると思います。今回は映画は見ずに,映画館の前で行っていた古本市を眺めるだけにしてきました。こうやってみると,ポスターを貼りまくっていますね。


続いて尾山神社へ。ここでも「金沢ジャズストリート」の演奏が行われるのですが,夕方からの公演ということで,準備中でした。



さらに今日もまた,いしかわ四高記念公園へ。「金沢ジャズストリート」のビッグバンド演奏のステージを少し聞いてきました。この時は早稲田大学のビッグバンドが「A列車で行こう」を演奏していました。こういう名曲は,クラシック音楽のようなものですね。デューク・エリントン,そのままのような演奏でした。
 


 先ほど,カレーを食べたばかりでしたが,500円分ということでやや少なめだったので,以前から気になっていたランプレドット・パニーニを食べてみました。

多分,出ていたのは次の店だと思います。
http://tabelog.com/ishikawa/A1701/A170101/17007815/

オリーブオイルがたっぷりかかった「もつ煮」がパンに挟まれている感じで,独特の風味がありました。もともと野外で食べる料理ということで,雰囲気にぴったりでした。

お隣の店はカレーパン。こちらはさすがに止めておきました。



この日は大変良い天気だったので,日陰で寝ころんで聞いている人が結構いました。「休日の午後」という感じで実に良いですね。


そういう中でパニーニを食べました。


続いて香林坊アトリオ前へ。ここでも野外で演奏しました。


ラ・フォル・ジュルネ金沢の「タペストリー」に当たるのがこれでしょうか?金沢市の中心の交差点に音楽が鳴り響くというのも爽快ですね。


香林坊109の横でも「ジャズ」を演奏していました。アトリオの音が少し聞こえていましたが,この辺は「もはやノー・プロブレム」という感じですね。




本日もスターバックスで一休みして,外に出てみると別の団体になっていました。星稜高校の定番応援曲「星稜コンバット」をジャズ風に演奏していたようです。

タテマチのイベントは終わっていたようです。ここにもフラッグは出ていました。


しいのき迎賓館裏に行ってみると,「ワイン金沢」というイベントをやっていました。このイベントの名前を聞くのは初めてですが,先週のオクトーバー・フェスト同様,大勢人が集まっていました。
https://sites.google.com/site/winekanazawa2014/





「芝生の上でワインを飲む」というのは,一度やってみたいものです。なかなか優雅な光景です。


さて,本日の最後も夕焼けです。昨日はその後,雨が急に降って来たのですが,今日は大丈夫だったようです。