2014年5月31日土曜日

5月の週末の夜の美術館。閉館間際の金沢21世紀美術館写真集

毎週,金曜日になると1週間の疲れが溜まってきて,気分転換をしたくなります。昨晩は,たまたま夕方から香林坊方面に用事があったので,その帰りに金沢21世紀美術館に寄って来ました。金曜日と土曜日は夜8:00まで開館しているのですが,気分転換にはちょうど良いですね。

まずは「タレルの部屋」です。定点観測のように,この美術館に行くたびに立ち寄っては,写真を撮っているので,結構コレクションが増えてきました。そのうちに「私のタレルの部屋写真集」を公開したいと思います。
理由はよく分かりませんが,夕陽が沈んだ直後あたりのタレルの部屋の空はとても青くなります。「金沢の青」と言えば,成巽閣の群青の間というのが有名ですが(といいつつ,実は行ったことはないのですが。恩田陸の小説『ユージニア』に出てきますね),それと併せて見学するルートにできないですかねぇ。


今度は正面(どこが正面か分からない建物ですが...)に行って,展覧会を見た後,レアンドロのプール付近の写真を撮ってみました。次のように写っていました。

 
理由はよく分からないのですが,星が光っているような感じに写っていました。建物のライトアップと照明が巧い具合にガラスに写り込んだようです。

続いて美術館を設計した妹島さんと西沢さんによる作品です。展示室の外に置かれています。現在行われているコレクション展もこういった感じのガラスを使った”反射”をテーマにした作品が多かったですね。


レアンドロ展の中にはまり込んだような感じで,「中村好文 家においでよ」という展示もやっていました。こういう手ごろな大きさの家があると,ついつい入ってみたくなります。


 市役所側から外に出ると,この時期恒例の「金沢百万石まつり」の「ちょうちんピラミッド」が見えてきました。

「ピアノでも燃やしているのか? (by山下洋輔)」という感じに見えます。美術館のガラスに写っているのを見る方が奥ゆかしくて良いかもしれません。


 というようなわけで,この美術館にくるとついつい写真を撮ってしまいたくなります。

2014年5月24日土曜日

快晴の中,金沢港に停泊中のロゴス・ホープ号へ。当然のことながら洋書だらけでした。

ここ数日の金沢は5月下旬にしては涼しい日が続いていましたが,本日は快晴の気持ちよい天候になりました。やや汗ばむぐらいでした。数日前から金沢港に”世界最大の船上書店”ロゴス・ホープ号が停泊しているという新聞記事を読んで,家族と一緒に出掛けてきました。

やはり同じことを考えている人が多いようで(それと滞在するのがあと数日ということもあり),かなり沢山のお客さんが来ていました。

まず船ですが,JR金沢駅から50m道路を海に突き当たるまで走った辺りに停泊していました。「この船か 」「やけに大きいな」とやや不審に思いながら近づいてみました。



行ってみると やはり船違いで,これは「コスタ・ヴィクトリア号」というクルーズ船でした。ロゴス・ホープ号はその隣に停泊していました。



船に入るにはかなりチェックが厳しく,身分証明書を提示し,氏名,住所などを書きました。また,船内に入る時に入場料として100円を取られました。


入ってみるとフロアの半分ぐらいが書店となっていました。”世界最大”といっても,恐らく,他に比較するものが少ないので”最大”という程度でしょうか。ペーパーバックや絵本などを中心にぎっしりと本が並んでいました。

 
品揃えの中で目立っていたのが聖書コーナーでした。色々な装幀の聖書が揃っていました。聖書用のカバーもいろいろありました。基本的にこのロゴス・ホープ号を運営しているのはキリスト教関連の団体のようで,特に聖書が充実していたようです(そもそもBibleとBookの語源は同じかも)。

せっかくなのでメモ帳とCDを1枚買いました。価格の方はユニットというシールが貼ってあり,100ユニットで300円でした。メモ帳の方は100ユニット,CDの方は200ユニットということで,半分乗船記念のような感じで購入しました。


メモ帳の方は,結構しっかりした装幀で,輪ゴム付きだったので,使い込むと結構良い感じになりそうです。CDの方は,宗教音楽のハイライト集3枚組でヘンデルのメサイア,モーツァルトの戴冠式ミサなどが入っていました。この書店のCDの品揃えは大したことはなく,編集もののCDしかない感じでしたが,600円で3枚組ということでかなりのお得盤でした。演奏者はジャケットには書いてなかったのですが,中を見てみると,ヘルムート・リリング指揮の演奏が中心ということで,なかなか良い感じでした(まだちゃんと聞いていないのですが)。

その後,船の隣にあった,金沢港の「みなと会館」の屋上から海を眺めてみました。この場所に来たのは久しぶりだったのですが,のんびりと過ごすには,なかなか良い場所だと思いました。


書店自体は,普通の人のニーズにはなかなか合いにくいと思います。「ちょっとした海外旅行気分」が味わえるのが新鮮といった感じでしょうか。

2014年5月11日日曜日

大乗寺でツツジ鑑賞&散策後,白山麓でソバ。その後は21美のレアンドロ・エルリッヒ展へ

今年の連休もラ・フォル・ジュルネに熱狂していたこともあり,この土日は自宅でじっとしていようと思ったのですが,絶好の行楽日和ということで,家族と一緒にツツジ見物をしてきました。

行ってきたのは大乗寺丘陵公園です。この時期の定番として,地元の新聞やニュースで報道していたからですが,実はこの公園でツツジを見るのは今回が初めてです。満開は少し過ぎていたようですが,色々な色の花が鮮やかに咲いており,なかなか見応えがありました。




せっかくなので上の方まで登ってみました。


日本海も見えました(多分)。





昼食は,「ソバでも食べるか」ということで,白山麓まで行って,ソバを食べてきました。





向う側が「田舎もり」(季節の天ぷら付き),手前が「一揆そば(草餅入り)」


その後,まだ元気があったので,一旦家に戻った後,今度は自転車で金沢市街を回りました。まずは,金沢市立玉川図書館へ。


いつの間にか玉川公園との境目がなくてっていました。今日の気候なら,野外で本を読んでも気持ちよさそうです。

 用水沿いに香林坊方面へ。


最後に5月3日から金沢21世紀美術館で始まった,レアンドロ・エルリッヒ展へ。この美術館では,これまでも色々と面白い展覧会を行ってきましたが,今回の展覧会は特に分かりやすい内容になっていました。展示物をカメラで撮影してもOKということで次のような写真を撮ってみました。写真で見ると,かなり不思議な雰囲気に写っていますね。



クラシック音楽が流れる部屋で,「エア室内楽」ができる面白い展示もありました。こちらは今度じっくりと,「やってみよう」と思います。

というわけで,ゆっくりと過ごすことができた,休日の午後でした。