2011年8月30日火曜日

京都からもどりました。本日は、京都御所を見学したのですが、それにしても暑い一日でした。

今日の午後、仕事が終わった後、京都御所の見学をしてきました。1時間コースということで、予約してもらってあったものです。

御所を見学するのは初めてのことでしたが、大変広々としていました。「野球場○個分」といった説明をして頂いたのですが、日陰がほとんど無かったこともあり、終わった時にはボーっとなってしまいました。


それでも、たまにこういう非日常的な空間に入ることは貴重です。 京都ならではですね。

その後、午後4時代のサンダーバードで金沢に戻る予定だったのですが....京都周辺で人身事故があったとのことで、1時間近く、発車が遅れてしまいました。

京都御所を巡っている辺りから、やや脱水症気味でしたが、駅のホームで1時間ほど待つというのもなかなか辛いものがありました。金沢に到着したときには、ふらふらという感じでした。

明日から普通の仕事ですが、明日は何とか頑張って出勤しようと思います。

2011年8月28日日曜日

京都に来ています。三条~四条付近をウロついてきました。

今日の午後から2泊3日の予定で京都に来ています。仕事で来ているのですが、1日早く到着したので、今日は、夕方から京都の繁華街をブラブラとしてきました。

考えてみると京都市内に宿泊するのは、本当に久しぶりのことです。京都→大阪、京都→奈良という観光は何回かしたことがあるのですが(昨年は日帰り旅行もしました)、京都に2泊もするのは初めてかもしれません。

まずは、取りあえず夕食を食べに、三条河原町方面に行ってみることにしました。そうしたところ...

いきなり本能寺が出てきてびっくりしました。「確かこの辺りに、坂本龍馬と中岡慎太郎が暗殺された近江屋もあったはず..」ということで、四条方面に向かって歩いて行くと...ありました。
ただし、この史跡ですが、ご覧のとおり、現在ではサークルKの目の前にあり、あまりありがたみがありません。それでも、「龍馬伝」を放送していた昨年の今頃ならば、写真を撮っている人も多かったと思いますが、今日は(私以外の)誰からも、振り向きもされずに寂しそうにしていました。

その後、新京極の商店内を通り抜けてきたのですが、本当に沢山の店があり、見ているだけで観光客気分になりました。ただし、結局ここでは何も買わず、近くにあったLOFTで少し買い物をしました(最近、文房具に凝っており、金沢に店舗がないLOFTなどの大型店を見つけると、どの都市でもついつい入ってしまうのです)。

宿の方は京都御所の近くにあります。 ちょっと入ってみて撮ったのが次の写真です。


この先どこへ行くのか分からないのですが、中学生3人組が自転車で通り抜けているところでした。よくよく見ると砂利に「けもの道」みたいなものができています。赤瀬川原平さんが、路上観察の本の中で「御所の細道」と言っていたのが これか、と思い撮影しました。この「けもの道」がどこまで続いているのか、調べてみたいものです。

今年の夏は石川県の外に全然出ていなかったので、明日の仕事の後も少しは観光(=路上観察)をしてみたいと思います。





2011年8月19日金曜日

本日から再度夏休み。午前中に雑事をあれこれ片づけ,どう過ごすかこれから考える予定。

お盆周辺3日間は,一斉の夏休みだったのですが,それ以外に3日夏休みを取ることができるので,他の人との兼ね合いも考え,今年はこの時期に,「もう一つの夏休み」を取ることにしました。

とはいえ,今年は特に予定もないので,基本的には金沢でじっとしているつもり。昨晩の強雨のせいか,今日は比較的過ごしやすい気温になっているので,家でじっとしているのには好都合です。

休暇をどうやって過ごすか,今から考えるつもりですが,その前に午前中はあれこれと雑事を片づけてきました。(1)メール便発送@コンビニ(160円),(2)デジカメ・プリント@スーパー(270円),(3)古着の売却(400円),(4)古本の売却(160円),(5)古本の購入(700円),(6)中古パソコンの下取り(200円)...という感じです。その後,スーパーで買い物もしたので,「片づいたなぁ」という実感があります。今年の夏は,家中の古着の整理をやっていたのですが,これでひとまず完了です。

この金額を見て,改めて思うのですが,どれもこれも金額が少なく,何となく「おままごと」の買い物をしてきた感じです。それ以外にもTポイントを使ったり,店のクーポン券を使ったりということもしたので,本当に少額取引ばかりです。ただし,平日の午前中にいろいろな店をウロウロするのは,悪くありません。いつもと違う行動なので,妙に新鮮な気分になりました。それと「平和だなぁ」と実感できます。

午後からですが,今度は,パソコン関係の雑事を済ませようと思います。その後は,とりあえず,ゆっくりと考え事でもしようかと思います。

2011年8月15日月曜日

今日は七尾方面に小旅行。絵日記を描いていました。

この夏休みはずっと金沢に居るのですが,少しぐらい出かけてみるか,ということで七尾まで出かけてきました。七尾美術館でやっている長谷川等伯展を観た後,その辺をぐるっと回って帰ってきただけですが,少しは旅行らしい気分を味わえました。せっかくなので,”絵日記”を描いてみました。 


まず,白尾ICから徳田大津まで能登有料道路を走りました。この有料道路の料金所は「関所」のような配置なので,料金所付近だけ渋滞するという問題があります。この日も料金所付近だけ混み合っていました。

まず,七尾美術館に行き,長谷川等伯展を見てきました。今回が初めての展示かと思っていたのですが,地元出身の画家ということで,実は毎年のように等伯展を行っているようです。

子供にとっては,かなり渋い展覧会なので,少しでも興味を持ってもらえるように,絵1枚ごとにクイズに答え,全問回答した人に粗品プレゼントという企画をやっていました。我が家でも,このクイズを子供にやらせようとしたのですが...全く興味を示してくれませんでしたので,成り行き上,私がクイズを解きながら見ることになっていました。これが意外に面白かったですね。漫然と見るよりは,じっくりと鑑賞してしまいました。ただし,回答するために,絵よりも解説ばかり見てしまい,イマイチ絵の方はよく覚えていません。

その後,七尾港のフィッシャーマンズ・ワーフ付近で昼食を食べることにしました。ただし,流石にお盆休みということもあり,どの店もかなりの順番待ちでした。近所にうどん・そばの店があったことを思い出し,再度外に出て,その店で昼食を食べることにしました。そのメニューにあったのが,「カツドン」ならぬ「カツうどん」でした。珍しいメニューなので,どんなものか注文してしまいました。私は,グルメではないのですが,なかなか美味しいうどんだと思いました。

食事の後,フィッシャーマンズワーフに戻り,お土産物を見て回りました。私は能登名物「もみいか」という酒の肴のようなものを買っていったのですが,これはなかなか好評でした。

ドライブと言えば音楽ですが,行き帰りの車の中では,嵐の新譜といきものがかりのベストを聞きました。私には,嵐の曲は,どれも同じように聞こえてしまうので,いきものがかりの方がドライブ気分にはよく合う気がしました。

今年の夏は,家族全員揃うような時間が取れないのですが, 何とか夏休み気分を味わうことができたかな,という一日でした。



中学校の同窓会。変わったのか?変わらないのか?どちらかと言えば変わらない気がする。

今日は午後から中学校の同窓会に出席してきました。学校全体の同窓会のはずだったのですが,出かけてみると,それほど大勢の人は出席しておらず,私の同期の人たちばかりという印象でした。私も最初は出かけないつもりだったのですが,数日前に「○○君も来るので是非」という電話が幹事から掛かってきたので,「それでは」と急遽出かけることにしました。

実は,同窓会というもの自体,あまり好きではありません。何をしゃべれば良いのだろう?ということが気になります。行っても知人がいないとどうしようもないかな,という心配もあります。

ただし,今回参加してみて,懐かしい人の顔を見るだけで十分と思いました。会うのは30年ぶりという 人。以前より太った人。やせた人。変わらない人。やせた後太った人(変わらない人とほぼ同義語ですが)...と様々でしたが,しばらく一緒に話をしていると,やはり変わらないなぁと思いました。私についても「変わらない」と言われました。自分自身,中学生の頃から何も変わっていないと思っていたので,妙に安心したりしました。

ただし,色々話をしていると,当時そんなことを思われていたのか?と新鮮に感じることも出てきます。例えば, 「○君(私)の家にあった,人生ゲームが面白かった」などと言われたのですが,「へぇ」という感じでした。「○君の家には,FMfanがいっぱいあった」「○君は,なぜか△君と仲が良かった」とか,当時に自分について,それぞれに違う観点から捉えられているのが面白く感じました。

あと,女性の参加者の方ですが...実はよく分かりませんでした。やはり化粧の力は大きいのでしょうか?

私は,当時とは全く違う場所に住んでいるのですが,ずっと同じ場所で生活している人も多いことも分かりました。全体に見ると,卒業後比較的平穏な人生を送ってきた人が集まっていたような印象でした。そして,段々と話が,子供がどうした,健康がどうした...という話題に収斂していきました。 そういうものが同窓会なのもしれませんね。

2011年8月12日金曜日

映画「マーラー:君に捧げるアダージョ」をシネモンドで観てきました(1週間以上前ですが)。

今日から夏休みです。が,今年は子供が多忙なので,どこへも出かけず,金沢でじっとしている予定です。いろいろと勉強をしないといけないことも多いので,読書を中心に過ごそうと思っています。

1週間以上になりますが,金沢の香林坊に唯一残った映画館シネモンドで久しぶりに映画を観てきました。香林坊109が出来て25年以上にもなりますが,1990年代前半頃までは,シネモンド(109シネマと言っていましたね)で映画を観て,山蓄でCD,地下の北国書林で本を探す,というようなことをよくやっていました。今から思うと贅沢な時間でした。今では,山畜も書林もなくなってしまいましたが,マーラーの伝記的な映画が上映されるということで,久しぶりにシネモンドに出かけてきました。

この作品は,マーラー生誕150年・没後100年記念の作品で,マーラーの若い妻・アルマの浮気に悩むマーラーの内面を,交響曲第10番「アダージョ」などの音楽を交えて描いたものです。フロイトに相談に悩みを打ち明けるというのが映画の枠で,回想シーンと現在とが頻繁に交錯します。いろいろな要素が混在し,気分がガラリと変わるという点で,この作品自体にマーラーの交響曲を思わせるところがあるのが面白いところです。

ストーリーの核,というかマーラー夫妻の葛藤の原因になっていたのが,結婚後,アルマの作曲家としての才能をマーラーが封じこんでしまったことです。アルマ自身,夫の作曲の才能を認めてはいるけれども,自分自身ももっと自由に生きたいという欲求が次第に強くなっていきます。かなりドロドロとした濃いドラマなのですが(現実もそうだったのだと思います),画面全体に世紀末ウィーンの上流階級の雰囲気が漂っており(建築家のグロピウス,指揮者のブルーノ・ワルター,ウィーン・フィルのコンサートマスターのロゼーなど有名人も大勢登場),観ていて文学的な気分にさせてくれます。
それ以外にも夏の避暑地風の美しい自然もふんだんに登場するので,観ていて,心地良さすら感じました。この映像の美しさは,パーシー・アドロン監督(映画「バグダッド・カフェ」の監督)の持ち味なのでしょう。

俳優も非常にリアルな雰囲気を出しています。特にマーラー夫妻は,写真に残っているイメージどおりです。貴族的な感じと繊細さと頑固さが混ざったようなマーラー,表情豊かで人を引き付ける魅力に満ちたアルマともにハマリ役だと思います。

この作品を観ると,特にアルマの人生に興味が出てきます。アルマの書いた回想録のような本を持っていたはず(ずっと読んでいなかったのですが...)なので,これを機会に読んでみようかと思っています。映画のイメージと重ね合わせると,きっと読みやすいのではないかと思っています。

マーラーを描いた映画を観るのは,ケン・ラッセル監督の「マーラー」以来2回目のことです。ただし,この内容については,はっきり覚えていません(確かこれも109シネマで観たはずです。映画のいちばん最後に指揮者のベルナルト・ハイティンクの顔が出てきてびっくり(というかガッカリ)したことは覚えています。あまり面白くなかったのかもしれません。)。今回の作品は,ケン・ラッセルのものよりは,面白く観れた気がしました。

というようなわけで,マーラーのお好きな方にはお勧めの作品です。私の場合,久しぶりに香林坊で映画を観て,その後,古本(シネモンドの一つ下の階で営業していました)を眺めることもできたのも嬉しかったですね。20年ほど前の気分に浸ることができ,懐かしく感じました。